真剣道とは
「居合道」とは日本刀を用いた武道である。
居合道の源流である抜刀術は、戦国時代から江戸時代前期にかけての剣客林崎甚助源重信公によって創始され、その後、多くの流派が生まれた。いずれの流派にも、さまざまな想定下で仮想敵を倒す業前が伝承されている。


林崎居合神社(山形県村山市)と林崎甚助源重信公
また、「抜刀道」も日本刀を用いる点では同じではあるが、戸山流の中村泰三郎先生により提唱された「試し斬り」に重点を置いた武道である。真剣日本刀を用いて刀法・形を学び、畳表を巻いた仮標に斬撃を加え、その基本機能である「斬」を実証するものである。

戸山流 中村泰三郎先生による試斬
我々は、これらの似て非なる二つの武道と我々独自の理念を融合させた「真剣道」をテーマに、日々の稽古に励んでいる。
「真剣道」とは、ドッタンバッタンの歌舞伎剣舞や、切れ味試しをして悦に入っているデカブツYouTuberのお遊びではない。世に横行する見世物スポーツ居合と正統な居合を厳しく峻別するために、無雙直傳英信流20代宗家河野稔百錬先生が唱えられたのが「真剣道」である。
我々が理念のひとつとして掲げている「流派の継承と古流復古」は、本物の居合道の継承と再現を目的としている。そのためには、まず己の生活習慣・日常生活での立ち居振る舞いから見直していく必要がある。現代日本人はもはや元来の日本人ではなく、外国人となんら変わりない。そんな人間が抜く居合は本物とは言えないのではないだろうか。
安全な食品と正しい呼吸で培われた健全な生命活動を行う肉体を礎に、日本人らしい大和心を柱とし、伝統的礼法で自律した人間が抜く居合こそが、我が国の有るべき姿の実現に有益な効果をもたらすと信じてやまない。それが信念の居合道である「真剣道」だと考えている。
そして我々の「真剣道」では、「練習」ではなく「稽古」をする。これは、古(いにしえ)に対する畏敬の念と情熱を表す言霊であり、自らを高めることのみに意識を集中させるものである。自らを高めることというのは、競技会で優勝したり、昇段したり、ましてやSNSで「いいね」をたくさんもらうことではない。
また、ジャンク団体における「れんしゅう」に対し一線を画する意味もある。

林崎居合神社境内の「真剣道」石碑

河野稔百錬先生の著書「大日本居合道図譜」
20代宗家 河野稔百錬先生

21代宗家 福井虎雄聖山先生
【継承流派/稽古内容】
○無雙直傳英信流(全剣連非加盟)
江戸時代初期に長谷川主税助英信によって開かれた武術の流派である。居合術だけでなく、棒術、和術なども伝える総合武術の流派であるが、現代では競技居合道の普及によって居合道の流派として広く知れわたり、一般には居合のみの流派と思われている。
言うまでもなく本会は正統正流(20代および21代)の伝系に属し、矜持を抱いて下記の形目録を基に稽古を行っている。なお、ジャンク居合道が疎かにしている業前も別け隔てなく「先人からの大切な教え」として受け止め、ひとつひとつの所作に込められた「先人の意図」に思いを巡らせながら、実直かつ黙々と稽古に励んでいる。また、情けないジャンク居合道の連盟に加盟していない事に誇りを持ち、他者との優劣を比較されない恵まれた環境の下で、低俗な雑音に惑わされることなく、己自身の無雙直傳英信流の稽古に集中することができる。以前、ジャンク居合道団体のバカ高段者が、居合道を「サムライのスポーツ」であるなどと宣ったことにより、程度が知れたため、以後、敬して遠ざけている。
今後、棒術、和術などにも研究の範囲を広げ、元来の無雙直傳英信流の再発見と自得による発展に情熱的に取り組む所存である。そして、ジャンク居合道の駆逐に全身全霊を捧げる覚悟である。
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正座の部 前/右/左/後/八重垣/受流/介錯/附込/月影/追風/抜打
立膝の部 横雲/虎一足/稲妻/浮雲/颪/岩浪/鱗返/浪返/滝落/真向
奥居合(居業の部) 霞/脛囲/戸詰/戸脇/四方切/棚下/両詰/虎走
奥居合(立業の部) 行連/連達/惣捲/惣留/信夫/行違/袖摺返/門入/壁添/受流/暇乞(1~3)
番外の部 速浪/雷電/迅雷/四方切(邪気祓い)
早抜の部 横雲/虎一足/稲妻/浮雲/颪/鱗返/岩浪/浪返/滝落/受流
英信流居合道形 出合/拳取/絶妙剣/独妙剣/鍔留/請流/真方
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○大日本抜刀流
昭和14年に大阪武徳会当局からの要請により無雙直傳英信流二十代 河野百錬先生によって考案された11本の形。野外道場における実戦的集団教練に主眼を置き、無雙直傳英信流を基礎として編成された。
本会では、二十代直門 齋藤正先生十段名人の伝系である基道館(大阪府:村上基助先生 創設)に継承されている「所作・口伝」に準じた稽古を行っている。
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基本の形 順刀(一・二)/追撃刀/斜刀/四方刀(一・二)/斬突刀
奥の形 前敵逆刀/多敵刀/後敵逆刀(替え業:後敵順刀)
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プロフィール

- 団体名
- 真剣道稽古会 鞘起舘
- 活動拠点
- 福島県郡山市
- @mutan.23
- 自己紹介
- 福島県を拠点に、踊りや曲芸そしてスポーツではない真の武道を目指し、「真剣道」の稽古を週二回程度行っております。
年に数回、加盟団体の大会や演武会に参加し、日頃の稽古の自己確認の場としております。
※本会は反社会的勢力ならびにジャンク居合道団体、我が国の発展を阻害する団体及び個人との関わりは一切ございません。純粋に武道を追究する道場ですので安心して稽古に励めます。 - 一言
- 本会は反ANBFの団体です。
武はスポーツでもビジネスでもエンターテインメントでもないことを肝に命ずるべし。 - 座右の銘
- 臥薪嘗胆
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