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endless memories [リメイク版]


第4話

接近

彼等はヴェラルーシェの街を目指していた。その途中で兵士に何度も 襲われたりもした。戦火の影響は、既にこの地にまで行き渡っていた。



ヴェラルーシェへの道の途中。彼等はエルジア兵士以外の兵士と遭遇し、
小規模な一戦を交えた。だがその時戦っていたカリウスとアイクは感じ取った。
確かに今まで戦ってきた兵士よりは一段以上強かった。だが、強い力を持っていながら
その者たちからは殺意というものを感じなかった。それが二人にとって疑問点であった。
だがまたその者たちが現れるかもしれない。今度は殺されるかもしれない。そう言った思いを
持ちながら、彼等はヴェラルーシェに辿り着く。シェイル国内のヴェラルーシェという街は、
レイラの街よりも活気に満ちていて、人口密度も若干高い。前までは貿易の拠点のような
存在であったが、戦争が始まった当初から貿易という道が非常に狭くなってしまった。
彼等は宿を取り、ひとまず休むこととした。

フィル「はぁ・・・疲れた・・・」
アイク「カリウスー・・・まだ寝ないのか・・・?」
カリウス「先に寝てて良いよ」
アイク「おぉ分かった・・・じゃぁ寝てるぜ・・・」

メロディは既に寝ている。フィルもアイクもとても疲れているようで、すぐ眠りについた。
だが彼、カリウスだけは中々寝付けないような状況下にいた。
寝付けない夜の中、彼は考え事をしていた。

この間の兵士・・・本当に気になるな。確かに俺もアイクも、あの時あの兵士たちから
殺気を感じなかった。しかも俺は背中を斬られた。だがあの戦闘が終わった時には、その傷が
無くなっていた。

・・・あの兵士の中に『魔道』を扱うことの出来る者がいるのだろうか・・・。

夜明けの空。
結局カリウスはあまり寝ていない。眼を開けその数十秒後。何か強い気を感じ取った。

カリウス「ん・・・?」

何か来る・・・!

???「なんだってぇぇ!?」
カリウス「うわぁっ!」

それをまるで聞いていたかのように、アイクは飛び上がって起きる。
カリウスは突然すぎるその行動に結構驚いた。

カリウス「と、突然の目覚めだね」

フィルは声に出して笑うのを必死に堪えている。

アイク「この間の奴等か!?」
カリウス「分からない・・・もしかしたらエルジア兵士かもしれない。とにかく行ってみよう!」

その数分後にメロディはようやく起きる。その時既に銃声や爆発音が街を
包み込んでいた。メロディはカリウスとアイクがどこにいったのかをフィルに聞くと、
フィルは「戦いに行っているよ」と答えた。自分たちが戦いに参加出来ない以上、望まれている
のは二人の安全であった。
二人は結構速い速度で現場に向かっていった。既に十数名いる兵士は散らばっている。

アイク「・・・この間の奴等とは違う・・・?」
カリウス「何となくそんな気もする」

???「あれが噂の奴か!?」

兵士数名が二人を殺そうと一気に攻め込んでくる。
アイクとカリウスはそれらの攻撃をかわしつつ、敵を倒し続けていった。

アイク「此処から先へはやらせねぇぞ!」
兵士「くぅっ・・・ふんっ!」
アイク「何っ!?」

その兵士は小型ロケットランチャーをアイクに向かって発射する。
それに素早く気付いたアイクは大急ぎで左によける。ミサイルは地面に着弾して
大きく爆発する。それと同時に振動が襲う。

アイク「抜かれた!?」

???「もらったぁぁぁ!!!」

カリウスは咄嗟の判断で相手の兵士の拳銃を奪い狙撃する。
先程の振動と爆撃で地盤が緩み、その者が着地すると地盤が崩れ始めた。

???「やるな・・・!」

その者はとても刃の鋭い短剣をホルスターから取り出し、カリウスに投げつける。
この時はカリウスも反応が遅れてしまった。

兵士「大尉!このままでは被害が増えるばかりです!!」
大尉「くっ・・・やむを得ん後退だ!」

大尉と呼ばれる者とその兵士たちはかなり後方に撤退していく。
取り敢えずヴェラルーシェの街が崩壊することは避けられた。
やっと静かになり始めたところで、宿からフィルとメロディも出てくる。一方のカリウスは
剣を地面に刺し、身体を支えている。

フィル「ふぅ・・・治まったみたいだね」
アイク「あぁ今のところは。だがまた来るかもしれないな・・・」

メロディはアイクの無事を確認した後、カリウスのところに行く。

メロディ「カリウス大丈夫・・・」

メロディがそう声を掛けた瞬間に、カリウスは剣ごと倒れる。
腹部からは結構な量の出血があった。近くにはかなり先の尖った刃の短剣が落ちている。

メロディ「カリウス・・・!?」


確か・・・記憶を辿れば、あれは結構前の話だ。
もう10年近くは経つだろう。出会いなんてものはいい加減なもんだ。

いい加減・・・いい加減か・・・。


つづく
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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

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