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endless memories [リメイク版]


第57話

漲る闘志

戦いの舞台は次第に小さくなっていき、その舞台の上に 彼等がいた。遂に彼等の前に、あの存在が現れる。 力と力がぶつかり合う。




ラインハルト「言葉が走った・・・!」
レイ「てえぇいっ!!」


レイ「何っ・・・?」


この感じ・・・。


レイ「あぁっ!!」
シュネイ「遅い!!」


この三人の戦いは激化していく。だがラインハルトとシュネイが
戦うところは見られない。二人はレイを目指していた。レイは必死に攻撃を
受け止めながら、反撃に転じようとしていた。だが二人のあまりの強さに
押されてばかりであった。

ラインハルト「貴様は判断を誤ったのだよ」
レイ「何だと・・・!?」
ラインハルト「人類の灯火を大地に広めてもやがては燃え尽きてしまう。
それと同じこと、この戦いの炎もいずれは収まる。だが・・・貴様はその炎の中で
身を焼かれることになるのだ!!」

レイ「そんなことには・・・んっ!?」


後ろからシュネイが狙撃する。数発撃ち続けたが、すぐにレイは
撃たれそうになっていることに気付き回避行動を取った。だがシュネイばかりを
気にしていては、ラインハルトにやられてしまう。二人の行動をよく読んで
戦わなければならなかったのだ。

レイ「くっ・・・!」

ラインハルト「貴様はもう死んで良い!!」
レイ「そんな簡単に死ねるかっ・・・」

シュネイ「所詮お前も下級戦士。勝利の立役者にはなれても、頂点には辿り着けない」
レイ「だから何だというのだ・・・!?」
シュネイ「籠の中の鳥は干渉される道具に過ぎないということだ」

更にシュネイがレイを狙撃する。今度は放たれた銃弾がレイの右肩を
通過していく。一瞬で右肩から血が流れ始める。

レイ「チッ・・・まだだっ・・・!!」


レイはその周辺で一番大きな建物の中に入っていく。
その建物にも兵士が幾人もいたが、レイはそれを突破していく。
暫く歩いていた時、ある一つの空間に出る。

レイ「何だ此処は・・・」
シュネイ「そこまでだレイ!!拳銃を捨てろ!!」


突然照明が点灯され、あまりのまぶしさに目をつぶってしまうレイ。
レイはその言葉を聞いて抵抗するのを止め、拳銃をその場に置く。万事休すだ。
そこにはラインハルトもいる。彼等より更に奥の方には、外と通じているであろう
階段が見える。まるで此処はオペレーション室であった。


シュネイ「・・・レイ、今ならまだお前に決定権がある。私と共に来ないか」

レイ「何だと・・・?」

シュネイ「腐りきった民に現実を直視させ、新たな支配体制を創る・・・そのためにも・・・」


レイ「・・・シュネイ。僕が戦うのは、この世を誤った方向へ持っていかせないためだ」
シュネイ「・・・残念だよ、レイ。・・・本当に残念だよ。お前が私のもとへ来ないのなら・・・
此処がお前の死に場所となる」

レイ「・・・」

ラインハルト「人間はあらゆるものを知りすぎた。地球という一つの環境に拘り、
その重力に惹かれたままの人類はいずれ滅ぶ。その前に、吾々が先頭に立って
人類そのものを粛正するのだ。・・・貴様のような“覚醒し損ねた出来損ない”こそが、
粛正される運命にあるのだ!」



それは違う!!!


シュネイ「何っ・・・?」
ラインハルト「・・・」


突然声が聞こえてきた。照明はその姿をハッキリと捉えていた。
何と出入り口付近でカリウスが立っていた。レイもそれには驚いていた。

レイ「・・・カリウス・・・!」

カリウス「暴力によって支配される国家は、民を統治するどころか内部で
分裂するだろう!人々に現実を直視させるのに国家という大きな権力を使う
ことなど、間違っている!!」

シュネイ「ふん、愚劣なことを言う」
ラインハルト「理に適っているようだが、そのちっぽけな考えの代償が、古い考えを
生み出して、人類そのものを破壊してしまうことに繋がるのだ」


シュネイ「吾々は人類社会を非難していても、人類その者が無くなれば良いとは
思っていない。この世を動かすのが“力”であることは明白だ。力無き者は倒れる。
強い者が頂点に辿り着くことが出来る。それがこの世の中のシステムだ」


その瞬間。
更に物音が聞こえる。レイとカリウスの視線から、階段の向こうにある
ドアが開くところが見えていた。
そしてある一人の存在が中へと入っていく。途轍もなく大きくまがまがしい気が
感じられた。

レイ「っ・・・!?」

カリウス「ネオス・・・!!」


ネオス「中々面白そうな話をしているようだな」
カリウス「ん・・・?」


・・・何だこの力は・・・!
前に会った時よりも、とんでもなくパワーが上がっている・・・!
何をしたって言うんだ・・・!?
それに・・・口調も声も性格も変わったような感じだ・・・!


ネオス「最早50年と続けられているこの戦い。その意味すら無くなってきている。
だが、その中で星の屑作戦が実行された。これは戦争時代にとって大きな誤算だった。
戦争のタネを巻く行為にしかならない」

ラインハルト「・・・」
シュネイ「・・・」

ネオス「私の前には無力だったようだな・・・此処で全てを終わりにするか、それとも続けるか」


ネオスは右手を何か鷲掴みにするかのように構える。
その瞬間バスケットボールの10倍近くに相当する光の球体が生み出された。
だがその時、奇妙な音が聞こえてきた。

レイ「・・・?」
カリウス「っ・・・伏せろ!!」


カリウスはレイを掴んで二人が入ってきた出入り口の方へ飛び込んでいく。
それを見たシュネイが瞬時に反応して二人に向け一発放つ。
一発放った瞬間に建物に砲弾が直撃し、その空間も一緒に爆発を起こす。

ラインハルト「くっ・・・ね、ネオス・・・!!」

いない・・・?


シュネイ「此処までやってくるとは・・・」


兵士「ギュネイ中尉!これ以上戦線が伸びると各個撃破される可能性があります!!」
ギュネイ「くっ・・・全軍撤退を命じろ!!」


カリウス「大丈夫か?」
レイ「あぁ・・・カリウスは?」
カリウス「気にするな」

レイは自分が持っていたタオルを右肩に当てる。止血するためだ。
そうして二人は立ち上がり、建物から脱出していく。

カリウス「俺はネオスのところへ行く・・・!」
レイ「分かった。気を付けて!!」


レイとカリウスが離れて一分ほど経った時だった。
再びシュネイがレイの前に現れた。


シュネイ「レイ!・・・もう一度だけ聞く。私のもとへ来る気はないか・・・」
レイ「シュネイ。今自分が何をしているのか、分かっていないのか。僕は戦争を
終わらせるために、無用な血を流させないために戦っている。お前とは立場が違うのだ!」

シュネイ「・・・仕方のない奴だ」



では此処で葬ってくれる・・・!



つづく



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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

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