楽天市場
[無料でホームページを作成] [通報・削除依頼]

endless memories [リメイク版]

Act.1  灯火の鐘
第1話

旅立ち

彼等4人が出会い、そして彼等4人で旅を始める。あの禍々しい気を 発す道化師を追い、グランバートの秘宝の杖を取り返すために。 彼等は立ち上がる。戦乱の時代の中へと・・・。



時は遡ること50年前。
地球上三番目の大陸として発見された、アスカンタ大陸をキッカケに、
世界は終わりなき戦いに突入していく。
当時の誰がそれを予想したであろうか。50年も戦争が続くことを。
そしてこれからも、戦乱の時代が続いていくのかもしれない。歯止めがついても、またどこかで
戦火が交えられるかもしれない。今は誰にも予想することなど出来なかった。

そして今でも、各国の軍隊が戦い続けている。
グランバート王国の事実上の滅亡は、若干の風に乗り噂となり始めていた。
しかし、その確立と手段が明らかになっていないので、完全に信じるわけにもいかなかった。

「敵艦隊発見!数・・・およそ30隻以上!」
「随分と数を集めてきたな・・・艦長!方位を180から250に転進させろ」

エルジア艦隊。
戦艦や駆逐艦、イージス艦を中心に組織された大規模な艦隊。
それにプラスして空母が数隻配備されているかなり前からエルジア艦隊は、その
圧倒的な強さから「無敵艦隊」と呼ばれていた。
無敵艦隊の異名に恥じず、過去数回の大混戦を圧倒的な力を持って乗り越えてきた。
それに対するサザンビーク空軍。
主に旧式の戦闘機が中心ではあるが、運動性能や速度が抜群で、この空軍は
数年も前から世界中で有名となっていた。空が目立たない中でサザンビーク空軍は
飛び続け、「空の支配者」という異名を世界に轟かせた。
そして今、この無敵艦隊と空の支配者がぶつかり合っている。

一方彼等も重たい事態の中に入り込んでいた。
レイラの街から出て、一週間が経過したところの話である。
ソウル大陸には基地もないエルジアの正規兵と遭遇してしまったのである。
カリウスたちは武装しているので、敵国の兵士と間違われてしまったのである。

兵士「お前たち何者だ!?」
アイク「俺たちぁ旅をしているだけだ」
兵士「では何故武装している!?」
アイク「俺たちが武装しないで旅をしていても、お宅らは俺たちを拘束するか殺すだろう」
兵士「何っ・・・」

カリウス「そのワッペン、エルジア軍正規兵部隊のものだな」
兵長「(見抜かれている・・・)やれ!!」

兵長のその一言で、7人の兵士が一気に殺しに掛かってくる。
カリウスとアイクはすぐに武器を抜き、攻撃してくる兵士たちの攻撃を押さえていた。

カリウス「二人とも下がれ!」

カリウスがそう指示すると、メロディとフィルは下がっていく。
兵士も7人同時に攻撃をすることは出来ない。剣を振るので、周囲のことも考えなければ
ならない、という点もあったからである。

フィル「大丈夫かな・・・!?」

フィルが小声でそう言う。
それにメロディが答える。

メロディ「大丈夫。彼等を殺してしまっても、二人は生きることを考えるから」

メロディはその時若干悲観的になった。もし自分たちが戦乱の時代に生まれていなければ、
このように「誰かを殺す」ことはなかったのかもしれない。いくら生きるためとはいえ、
人が人を殺すのには限度があり、本来やるべきことではない。
それが今普通に世界中で起こり続けている現状である。言うならば、今メロディとフィルの
目の前で起きている、ささやかな戦闘は、まるで世界中で起きている戦争を縮図したような
形で繰り広げられていた。戦争とは人同士、国家同士で争われるもの。
人類の歴史において、必ず幾度となく起こり、そしてこれからも起こり続けるもの。だが
これからの未来は、今誰も予測することが出来ない。奴でさえも。
カリウスとアイクは兵士7人を全滅させた。アイクはともかくカリウスはグランバート城の警備
という任務を前々からやっていたので、剣術には自信があった。
結果的に最後は魔道によって、自分の任務が解かれてしまったようになってしまったが、
同時にグランバート領を抜け、旅をするキッカケともなった。
魔道、まだ主流とはなっていない、未知なる力を秘めるもの。それが魔道。

カリウス「何とかなったよ」
アイク「まぁ俺たちにしてみれば、大した敵でもなかったけどな」
カリウス「まぁそんなところかな。とにかく先へ進もう。この近くに何か目立つような場所とか
あるのかな?」

するとフィルが先に答える。

フィル「この近くには『リーザス村』という村があるよ」
カリウス「リーザス村・・・んー聞いたこと無いな」
アイク「リーザス村にはそこまで目立つようなものはない。小規模の住宅街があって、
後は・・・そうだな、稲作が結構豊富だったかな」

アイクはこの辺りを旅したことがあるらしい。
だからある程度の知識は蓄えているつもりであった。だがこの世界は広い。
無論アイクの知らないところだってある。オーク大陸がその例である。

メロディ「此処から・・・うんそんなに遠くない。夜までには着くよ」
カリウス「したら、そこで宿を取ろう」

そして一行はリーザス村と呼ばれる村へと向かった。
アイクの話すように、リーザス村には大きく目立つようなものは何もない。
途中再びエルジア正規兵部隊と遭遇したが、数も少数だったので難なく突破できた。

カリウス「ん?あれか?」
フィル「うん。リーザス村だよ!」

丘のような場所から見下ろし、その姿がハッキリと映った。
一行はリーザス村に到着する。すると近くを歩いていたおばあさんが彼等に話しかける。

おばあさん「あらあら若い者ばっかりで。こんばんは。宿ならアレだよ・・・ん?」

その時カリウスが何かを悟った。だがそれは危険とかそういうものではなくて、
おばあさんが一瞬首を傾げた行動から悟ったものであった。

おばあさん「あんた・・・フィル?フィルだよね!?」
フィル「おばあさん、お久しぶりです」
アイク「(話が読めねぇな)」
フィル「あ、ごめん言っていなかったね。私、元々はこのリーザス村で
育ったんだ。だから、この村の人とはみーんなお友達!」

フィルはそこで初めて自分がこのリーザス村の出身であることを皆に明かした。
その時彼等は結構驚いた。では何故フィルはレイラの街で働いていたのだろうか。
そうアイクは考えていた。メロディも同じようなことを考えていたが、アイクとは見解が違い、
理由の推測も立っていた。もっともその推測が的確なものであることは、メロディには
知りようもなかったが。

フィル「懐かしいなぁこの村・・・」

思えば、今から三年前の話かぁ・・・。


つづく
6/66

プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

日月火水木金土
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031