endless memories [リメイク版]
第53話
使命
フィル以外の彼等が全員揃い、メディの家で話をしていた。 既にゼータに向かうことを決めているカリウス。ゼータやフィルの ことも含め、それを全て打ち明けた。 出撃の時である。
物凄い強い力だ・・・まさかメロディが此処まで力を持っているとは
思わなかった。
二人はアイクとレイと再会した。これも一ヶ月ぶりの再会で、
アイクとレイは合流したところで、メディの家に行くことを決めていたそうだ。
暫くの間二人はメロディとカリウスの修行の様子を見ていた。二人にしてみれば、
メロディとカリウスの力に凄く驚いていた。ここまで力強くなっているのか、と思わずには
いられなかったのだ。特にその傾向が見られるのが
メロディであった。魔道の力は前に会った時よりも格段に上昇している。
これなら一人で戦い抜けるだろう・・・油断はしない方が良いか。
これから向かおうというところは、今までよりも激しい戦場かもしれないのだからな・・・。
カリウスは三人と一緒にメディの家に向かっている最中、
一人でそんなことを考えてた。
カリウスもメロディの力を大いに認めている。メロディが繰り出す魔道の力は
ネオスに匹敵するものであろう、とも考えていた。だがネオスもサンサルバシオンの時
以来力をつけているであろう、そう思っていた。
そう考えると、これよりさらに数段上行くことが、ネオス打倒の道に繋がるのかもしれない。
ネオスの力量が今は把握できないのだ。
メディの家に辿り着く。
そしてリビングルームにある椅子にそれぞれ座り、話をし始める。
レイ「そうか・・・フィルがあのガトーと・・・」
アイク「確かな情報なのか?そいつは」
メロディ「確証はないんだ。でも今彼女は捕らわれている可能性が高い。
奴等に・・・もしそうだと考えると、何かかしらの関係があっても、おかしくはないでしょ」
アイク「確かにそうだ。良い状況とは言えんな」
俺はフィルを信じる。だが今フィルがどうなっているかは分からん・・・。
場合によっては、最悪の状況も考えなければならないのだ・・・。
恐らくカリウスはそのところを分かっているだろう。
アイク「それで、フィルやネオスが今ゼータにいるかもしれないってことか・・・」
カリウス「これも確証がある訳ではない。行って確認するしかないんだ」
もしゼータ地方に本当に残党部隊がいるのであれば、俺たちはそれを
排除しなければならない。今回は連邦軍が動いているとは限らないから、相当
厳しい戦いになるだろうな・・・。
レイ「準備が終わった後、行こう。ゼータへ」
アイク「だな。此処であぁだこうだ言ってるよりは、実際に行って確かめた方が
良いだろう」
メロディは自分がこの一ヶ月の間で手に入れた情報のほぼ全てを、彼等に
告げた。その中の全ての情報に信頼がおけるわけではない。だが手に入れた情報を
頼りにしていくしかないのだ。
その日の夜。既に23時を過ぎた頃、アイク、レイ、メロディの三人は既に
部屋に入って就寝準備をしていたが、カリウス一人外へ行き、
家から若干距離のある断崖絶壁地帯にいた。今日は綺麗な月に見降ろされる夜であった。
カリウス「・・・もっと、上手く状況を扱えれば・・・」
カリウスは自分の右手を見た。
傷の手当の残る右手。視線を海へ戻す。
カリウス「・・・限界を、超えたい・・・!」
カリウスはその場で一気に気を高める。
それはメディの家の中にいる、アイクたちにもすぐに分かった。
勢いを増し強くなっていくカリウスの気。
アイク「すっげぇ強い気だ・・・!」
レイ「こんな時間に修行?さすがカリウスだ・・・」
カリウス「うああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
無論その声が彼等のもとに届いているはずもなく、周りに誰も
人がいないので、その声は誰にも聞かれていない。だが声と共に増していく
オーラを感じ取れば、何をしているのか、大体想像がつくであろう。
カリウスの気が更に強くなる。そして一気に白色のオーラがカリウスの身体を
取り巻く。
カリウス「・・・誰かがやらなきゃならないんだ。その誰かに・・・俺はなりたい・・・!」
数日後。
全ての準備が終わった。
昼頃に、彼等はメディの家を出る。
メディ「本当に大丈夫かい?」
レイ「えぇ。抜かりなく準備はしましたから」
メディ「うん・・・無事を祈っているよ」
カリウス「メディおばさん・・・長い間お世話になりました。やれるだけのことは、
やってみます。また会えたら、その時は、よろしくお願いします・・・!」
メディ「もちろんだよ。待っているからね」
こうして彼等は、戦争を終結させるべく、ネオスとの決着をつけるべく、
遠く離れたソウル大陸「ゼータ」地方へと向かっていった。
誰かがやらなければならなかった。
誰かが止めなければならなかった。
戦う意味すら曖昧なものとなってしまった、この戦争を
終わらせるために。
その使命を背負うことになったのが、「彼等」だった。
つづく
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- the Last HEROES 【完】
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プロフィール
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- 『かくれメタル』です。
性別:男 - blood
- A型
- birth day
- 西暦1994年(平成6年)8月15日
- address
- 北海道の何処か
- occupation
- 今年(H25)で大学生です。
- introduce
- 当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)
