endless memories [リメイク版]
第45話
駆け抜ける嵐
ひとたび風が吹き抜ければ、草や木が靡かれる。ひとたび炎が巻き 起これば、草や木は燃え盛る。 嵐が目の前を駆け抜けていく。
「阻止限界点を・・・超えた・・・」
多国籍軍によって射出されたミサイル。
既に地球の引力に引っ張られており、このままいけば間違いなく
地球に落着するというところまで来ていた。
ミサイルは地球へ落とす前に軌道修正をする必要があった。ピンポイントで
落着させるための手段だ。
ミサイルを地球に落着させない手段の一つとして「阻止限界点」を通過する前に
軌道修正するというものがあった。
だが今はもう阻止限界点を超えてしまった。
残された希望はただ一つ。
クワトロ「くっ・・・頼みの綱はソーラーシステム、か・・・」
そう。
連邦軍所有の大型兵器「ソーラーシステム」であった。
既に宇宙空間にミラーを多数展開していて、その光景は地上からも
確認することが出来る。
太陽光とミラー角度を調節して、非常に強力な光エネルギーと熱エネルギーを
放出。それによってミサイルを宇宙空間で破壊してしまおうというものであった。
宇宙空間でミサイルを破壊すれば地球への害が大幅に無くなる。
だがその時点で恐らくソーラーシステムは破壊されるであろう。それを覚悟の上で
作戦立案をしたのだ。
ガトー「・・・あと210分、鏡などには・・・!!」
クワトロ「まだ決着はついていないぞ!まだどこへ落着するかは定まっていないのだ。
攻撃を続けろ!」
再び戦火は巻き起こる。
戦場に風が吹き荒れ炎が発生する。
戦場を駆けるように走りながら、敵を倒し続ける彼等。
メロディ「どんどん激しくなっていく・・・!!」
メロディもレイもアイクも感じていた。そしてカリウスも。
この場に広がる空気が段々強烈で強大なものに変わっていくのを。
多国籍軍最後の作戦であるこの戦い。命を懸け復興のために走り続ける戦士たち。
もっとも苛烈でもっとも熱い戦いが繰り広げられている。
レイ「くそっ・・・フィルは・・・んっ!?」
背後から突然一人の女性兵士が近づいていて、レイに
攻撃をしてきた。
レイはすぐに後ろを向きその攻撃を受け流そうとする。だが受け流す方向を
読まれていた。レイの左腕にナイフが刺さる。レイはすぐにその女性を蹴り飛ばし、
ナイフを抜いて構える。
レイ「・・・」
隙がない・・・。
その女。
名を「シュネイ」という。
シュネイ「その動き、身構え方・・・そうか、もともと騎士団にいたものだな」
レイ「何・・・?」
シュネイ「・・・いずれどこかで、会うことだろう。だが覚えていろ。今のお前のその力は、
まだ完全なものではないということを」
そうしてシュネイはその場を走って去っていく。
何故女性の兵士が此処にいるのか、そしてどこの軍隊の所属か、レイには
分からなかった。
レイ「ふぅ・・・痛むな。さて・・・」
銃弾がいくつも飛んでくる。
レイはその方向へ向かい、また兵士を倒し始める。
ガトー「弾道ミサイルを発射しろ!!宇宙空間にはソーラーシステム制御信号を
受信伝達する戦艦が数隻いる。それを狙え!!」
再び王の谷に轟音が鳴り響く。
そして地下からミサイルが数発発射される。
ソーラーシステム制御システム。
角度調整をしたり照射するタイミングを決められるこの施設。
アンダー大佐が指揮している。
アンダー「おぉぉぉ・・・み、ミサイルが肉眼で見えるぞ・・・もういい照射!!」
管制官「あ、あと1分は・・・」
アンダー「構わん!!やれ!!!」
遂にソーラーシステムのミラー角度がミサイルに焦点をあわせた。
既に太陽光からのエネルギーをキャッチしている。
ガトー「くぅっ・・・届くか・・・!?」
その瞬間王の谷とその周辺が真っ白に光り出す。
極度なエネルギーが大きな光を生み出し、地上にもそれが降り注いだ。
周りはもう真っ暗のはずなのに、この光によって前が見えなくなるほど明るくなった。
レイ「何!?」
アイク「これは・・・!」
カリウス「来たか・・・!?」
次の瞬間さらに強大なエネルギーと光が発せられ、そして
熱を持った強烈な光がミサイルにむけ照射される。ミサイルの外壁が破壊されていく。
アンダーはこれでミサイルが消滅すると考えていた。
恐らくこのままいけばその通りになっていたであろう。
管制官「大佐!コントロール艦が!!」
アンダー「何!?」
先程放ったミサイルが宇宙空間にある戦艦に直撃し、
戦艦は大爆発を起こす。
その瞬間エネルギーが遮断され、光は消えてなくなる。
夜の暗さの中に宇宙で赤い光が見える。
アンダー「んんっ・・・!!」
誰もがミサイルの破壊を望んでいた。
だがその望みは・・・。
アンダー「・・・い、生きてた・・・な、何をしている!?回避だ!緊急回避!!」
[打ち破られた]
連邦軍アンダー大佐は直ちにソーラーシステムのミラー展開解除を
命令する。だがミサイルの速度が弱まることはなく、外壁がボロボロになったミサイルは
そのままミラーを直撃。
多数のミラーがミサイルの通過によって破壊される。
ガトー「フハハハ・・・もはや、誰にも止められんな・・・」
後は・・・!
つづく
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- 戦乱の覇者
- the Last HEROES 【完】
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プロフィール
- name
- 『かくれメタル』です。
性別:男 - blood
- A型
- birth day
- 西暦1994年(平成6年)8月15日
- address
- 北海道の何処か
- occupation
- 今年(H25)で大学生です。
- introduce
- 当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)
