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endless memories [リメイク版]


第43話

The Valley of Kings

遂に彼等は王の谷の麓まで到着する。激しく連なるその渓谷地帯 には既に多くの軍隊が侵入を果たしていた。 彼等も車から降り、状況を掴んだ後入っていく。




カリウスがタイヤ交換をしていた位置から王の谷までは、まだ
数百キロもあった。それにその先の道も悪く、進行状況は極端に遅れた。
それから一日が経過し、タイムリミットは48時間を切った。



―落着まで、あと38時間―



ガトー「遂に此処までやってきたか・・・砲撃用意!!」


連邦軍近衛兵団指揮所。
王の谷へ出征してきた陸戦部隊の指揮をするポイントである。
大部隊が侵攻することになるので、作戦も入念にチェックされている。

兵士「『クワトロ』大尉!既に多国籍軍と交戦状態に入っております!」
クワトロ「分かっている。奴等はトーチカを使って迎撃をしているだろう?」
兵士「はい!火力はそこそこのようで、次々王の谷深くへ侵攻しております!」
クワトロ「トーチカは障害になる。空軍は使えないから陸から砲撃し、トーチカを破壊。
トーチカが完全に破壊された後、全軍を持って王の谷へ侵攻する」

兵士「はっ!」


クワトロは現在連邦軍の近衛兵団長を務めている。
自分の持っている分隊は僅かに100名ほどだが、俊足で力のある部隊として
連邦軍内部では有名である。
クワトロも実戦指揮は相当の腕前で、的確に相手の弱点を突き部隊を侵攻させることが
出来る、第一級の指揮官である。無論彼も直々に戦闘に参加する。


クワトロ「・・・これだけでは済まないな。上の者に掛け合って、大本営の部隊も
こちらに回せないかと要求してみてくれ」

兵士「はっ!」


さて・・・問題は残りの時間でどこまで深く行くことが出来るかだが・・・。



グラードル「少佐!トーチカの包囲網が破られます!!」
ガトー「何っ!?」

クワトロ「今だ。突撃せよ!!」


連邦軍大本営。

准将「ヴァンス中将!行けます!!」
ヴァンス「流石だクワトロ大尉。よし、大本営もこのまま侵攻を続ける!」


ガトー「間断無い攻撃で敵を消耗させろ。消耗戦になる直前で一気に片を付ける!!」

ジンツァー「とぉぉりゃぁぁっ!!!」
兵士「んぐっ!!」
兵士「うわぁぁぁ!!!」

ジンツァー「此処ならまだ・・・!」


その瞬間ジンツァーは背後に気配を感じ取った。
それは兵士の気配ではなく、もっと大きい指揮官級の気配に思えた。
ジンツァーが後ろを振り向くと、そこにはクワトロがいた。
すぐにジンツァーはクワトロに攻撃を仕掛けるが、見事に全てかわされ顔面に
強烈な蹴りを入れられる。

ジンツァー「お前は・・・!」
クワトロ「私は、連邦軍近衛兵団長クワトロ大尉だ。覚悟しろ!」

今度はクワトロが刀を使って攻撃をし始める。
明らかにジンツァーの方が押されていた。付近からは兵士の声や刃同士がぶつかり合った
音が聞こえてくる。

ジンツァー「てぇぇいっ!!!」
クワトロ「ふんっ!」

ジンツァーは素早く刀を振ったが体勢を低くしたクワトロにかわされてしまい、
クワトロに思いっきり斬りつけられてしまった。
声も出さずその場に倒れていく。

クワトロ「・・・結構強かった」
兵士「大尉!」
クワトロ「分かっている。先へ進むぞ!」


その先も連邦軍による攻撃作戦は続いた。
だが王の谷は思った以上に深く広く、侵攻にはかなりの時間が掛かっていた。
そうしている間にタイムリミットは遂に24時間を切った。
それでもまだ最深部に辿り着かない連邦軍。

クワトロ「何?サザンビークが?」
兵士「はい。王の谷の防空システムを無力化させた、と・・・」
クワトロ「ということはミサイルは・・・」
兵士「いいえ、ミサイルは未だに地球に向かったままです。どうやらミサイルを
軌道修正するための施設がどこかにあるようです」

クワトロ「なるほど・・・だが空軍は使えるな。大本営に繋いでくれ」


クワトロ「クワトロです。サザンビークからの情報、入っておりますでしょうか?」
ヴァンス「こちらでも確認している。この状況、貴官ならどう活用する?」
クワトロ「数十時間攻め続けてきましたが、恐らくミサイル発射台の近くにミサイル軌道修正の
ための施設があると思われます。まずはその位置を把握するために空軍を出撃させようと
考えました。施設自体爆破してしまいますと、結局のところミサイルは地球へ着弾して
しまいますので、あくまで位置を把握するためということで、空軍の出撃命令を
出すべきと考えます」

ヴァンス「同感だ。すぐ本国に手配させよう。貴官は引き続き侵攻部隊の指揮を頼む」
クワトロ「はっ」

ヴァンスが連絡を切ると、既に准将が回線を繋いで本国への連絡をしていた。
そして受話器をヴァンスに渡す。

ヴァンス「クワトロはよくやる。本当に良い兵士だ。・・・私はヴァンス中将だ。
司令官に繋いでくれ」



―着弾まで、あと2時間30分―


彼等がようやく王の谷へ着いた。








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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

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