endless memories [リメイク版]
第40話
真の目的
グラッドと言う情報屋に会ったアイクは、星の屑作戦の 全貌を改めて聞かされた。同時刻、某所で国家全体を揺るがす 大きな行動が起こっていた。
グラッド「・・・では、話しましょう」
ヒルラの街に辿り着いた彼等。
カリウスたちは宿にいるが、アイクは情報屋のグラッドに会っていた。
グラッドは街の中では凄腕の情報屋として知られていて、時々地方へ行って
情報仕入れを行っている。
今日アイクが此処へ来た理由は、道化師とガトーたちの行方を知るためであった。
グラッド「星の屑作戦の全貌についてです。この間ダウブルクで、ガトー率いる
多国籍軍はギルドから奪取した核弾頭を使った。これにより各国の軍隊で5割または
それ以上の被害が出ました。これだけでも星の屑は完成したと言っても良かったのですが、
最近になってまた多国籍軍の動向が怪しくなってきたんです」
アイク「それはどう・・・怪しくなってるんだ?」
グラッド「地方へ行き色々と探ってきました。確証もない噂話が大多数でしたが、
その中に興味深い話がありました。“星の屑作戦はまだ終わっておらず、核よりも激しく
攻撃をするのではないか”という内容です。これだけでは何のことだかさっぱり
分かりません。ですが最近多国籍軍の動向に合わせ、ソロモン連邦共和国に奇妙な
動きがあります。彼等はガトーたちがギルドで核弾頭を奪取した直後から、宇宙空間へ
頻繁にシャトルを打ち上げています」
アイク「何・・・宇宙空間に・・・?」
グラッド「その目的は明らかではありません。ですが恐らく彼等には分かっているのでしょう。
昔、アステロイドベルトと呼ばれる小惑星群の一部がその軌道から外れ、月の周回軌道を
高速で通過し地球へ衝突しそうになったことがあります。それに気付いた連邦軍管制下の
宇宙航空センターは、地球の大気圏ぎりぎりの地点に無数のミラーを設置して、それを
回避したと言います」
アイク「ミラー?どうやってそれで隕石を?」
グラッド「ミラーは長方形の形をしていて、四つの頂点には推進装置が取り付けてあります。
それを使って角度を調節し、焦点を合わせて物凄い威力の光エネルギーを放出するのです。
昔虫眼鏡と黒い画用紙を使って、太陽の光を使って画用紙を焦がしたこと、ないですか?」
アイク「あぁ、あれか!」
グラッド「それと同じ原理です。彼等はそれを《ソーラーシステム》と呼んでいます」
アイク「・・・ソーラーシステム・・・」
此処でアイクは初めてソーラーシステムの存在を知らされた。
後々この巨大兵器が世界中で名を轟かすことになる。今は伝説に近い形でしか
存在しないこの兵器の話も、使い方一つで大量殺戮兵器になるのだ。
グラッド「連邦は今でもシャトルを頻繁に打ち上げています。もしかしたら、近々
ミラーの配置が行われるかも知れません」
アイク「だがどうして配置する必要がある?隕石がやってくるとは限らんだろ」
グラッド「そこで、多国籍軍の話に戻します。彼等は『王の谷』と呼ばれる場所に
本拠地を置いています。これは連邦軍の兵士から取り寄せた情報なのですが、王の谷の
防空システムは恐らく世界一で、迂闊に空軍は近付けず、渓谷地帯の地形からして
陸戦部隊も近付けません。なので、今まで攻撃に至らなかった。
・・・ですが、王の谷はかつてミサイル発射基地として機能していました」
アイク「何・・・じゃぁまさか・・・!!」
グラッド「・・・そうです。彼等は近日中に別の強力な兵器を積んだミサイルを
発射する可能性があります」
アイク「何とそういうことか・・・それでソーラーシステムが・・・!」
グラッド「せめて宇宙空間で爆破させてやろうという魂胆です。もう恐らくミサイルの
発射は止められません。であれば、吾々はあとソーラーシステムに望みを繋げるしか
なくなってしまいます」
アイク「くそっ・・・もう少し早く気付いていれば・・・!!」
グラッド「申し訳ありません。貴方たちの存在を知っていながら、報告するのが
遅くなりまして・・・」
アイク「いいや、それは構わねぇ。お互い訳があってのことだ。
また何か情報を手に入れたら知らせてくれ!頼む!俺たちはこっから一番近い宿に
泊まってるから!」
グラッド「分かりました!お任せ下さい!」
アイクは走って情報屋の自宅を離れていく。
グラッドはパソコンの電源を付けた。
グラッド「・・・更に厄介な事態になりそうですね・・・」
つづく
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- 戦乱の覇者
- the Last HEROES 【完】
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プロフィール
- name
- 『かくれメタル』です。
性別:男 - blood
- A型
- birth day
- 西暦1994年(平成6年)8月15日
- address
- 北海道の何処か
- occupation
- 今年(H25)で大学生です。
- introduce
- 当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)
