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endless memories [リメイク版]


第37話

新たな発見

各地を捜索していたアイクとレイから新たな発見があった。 それは古都ミラノからそう遠くはない位置に、中規模の街が あり情報屋がいるということだった。




フィル「もしかして、メロディに恋してる?」
カリウス「おっ?・・・ふん、恋とは違うな」


カリウスは笑顔を浮かべながら、空を見て話した。
彼とメロディの間には深い関係がある。それをレイやアイク、そしてフィルも
理解していた。特別な関係とまではいかなくても、親密で信頼しあっている仲だ、と。


カリウス「うん、恋とは違う。俺はメロディを信頼してるし、俺もメロディに信頼されている。
そうやって互いが認め合って、今の関係が築かれていると思うんだ」

フィル「信頼関係かぁ・・・あ、じゃぁ仮にメロディがカリウスを好きだったとしたら?」


フィルは自分でも意地悪な質問をしていると思っていた。でもカリウスは
それに動揺する訳でもなく、あくまで冷静だった。
そしてそれなりの解答をフィルに示す。


カリウス「それは嬉しいものだね。恋愛にせよ友人という立場にせよ、好きになってくれるのは
嬉しいものだよ」


カリウスにはその後のお付き合いって言葉が無いのかな。
今はしょうがないけど・・・もしこの戦いが終わって、平穏な日々を
取り戻せたら、きっと二人はグランバートのソウル城を再建して・・・そこに
勤務するんだろうなー。


その時皆に一斉送信で超高速通信が入った。
彼等は皆衛星電波無線機を所持している。所謂携帯電話の疑似端末というやつだ。

フィル「あ、連絡だ」
カリウス「アイクからか。どうぞー」


アイク「えーこちらアイク。全員聞こえてるかー?レイはまぁ良いんだけど」
カリウス「大丈夫」
メロディ「良いよー話して」
フィル「どうぞ」

アイク「今俺たちは古都ミラノから北東に数十キロ進んだ、ヒルラって街にいるんだ。
この街は中規模でわりと栄えている。凄腕の情報屋もいるようだ。今は留守みたいだが、
二・三日で帰ってくるそうだ。出来るなら、三人には古都を出発してもらって、こっちに
来てもらいたい。どうだ?」

フィル「・・・だって、どうしようか」

フィルは一旦無線機を口から遠ざけてカリウスに言葉を放った。カリウスも
同じようにして、フィルに話す。

カリウス「新たな情報が得られるのなら、行ってみたい。街も見てみたいし」
メロディ「戦争の爪痕とか、残ってないの?」
アイク「無い。この地方には戦火が行き渡っていないだろうな」
メロディ「だってカリウス。私たちも行かない?」
カリウス「そうしよう。アイク、今日は無理だが明日には出発できるようにする。
恐らく明日の夕方近くに合流できると思うから、宿を確保しておいてくれ」

アイク「あぁ、任せろ」
レイ「僕は街の周囲を見てくる」


新たな発見がありそうな予感がしてきた。
通信が切れた後、カリウスとフィルは一緒に家に戻っていった。
この家を売り払う訳ではないが、暫くは使わなくなるだろうということで、
必要最低限の荷物だけまとめ、明日の準備を整えた。


カリウス「さ、もう休むんだ」

今は夜中。既に日付は変わっている。
フィルが布団に入った後、カリウスは屋根の上へ行く。


「・・・綺麗だ」


彼の視界に無数の星々が見える。
光の強い星から弱い星まで様々。


カリウスは冷蔵庫から持ってきた缶ジュースを開け、飲む。
温暖な気候とはいえ夜中は流石に冷えている。だが今日は風は弱い。
いつもよりは暖かいのかもしれない。
カリウスは一度目を閉じ、過去にあったことを映像として蘇らせる。瞬時に記憶する能力が
彼に生み出されようとしていた。
何かを決意したかのように、何かを鋭く見つめるように、目を開ける。


カリウス「・・・祖国のために・・・」



オーク大陸某所
同じように家のベランダで缶ジュースを飲みながら星を見ている男がいた。
左手には剣を持っている。


「・・・祖国のために・・・」



グラードル「・・・」
ドロイゼン「・・・」

ガトー「・・・」



・・・祖国のために・・・。



つづく


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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

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