endless memories [リメイク版]
出会い
新たにアイクをメンバーに加え、短期間の間にグランバート王国の 領土を抜け、隣国であるシェイルの領土に入っていった彼等。そこでまた 新たな出会いが生まれる。
グランバート王国で起きた惨劇で、カリウスとメロディは生き残った。
何故彼等だけが生き残れたのか。それは5階に広がる空間が理由であった。
あの空間は杖を守るために張り巡らされているものであり、普通のレベルの魔力は
受け付けないようになっていた。その中に彼等二人は入っていたので、難を逃れる
ことが出来たのである。しかし他の大臣やデラーズ、親衛隊長は動かずの人間と化して
しまった。そこで彼等は杖の奪還と共にグランバート王国の再興を目指すこととした。
だがまずは杖と道化師の居場所を突き止めなければならないのと、協力者を見つけなければ
ならないという難点があった。そこで早速「アイク」という男に出会い、旅のメンバーに
入れることとなった。
そして彼等はグランバートを抜け、隣国であるシェイルへと入っていく。
最初の街「レイラ」が近付く。
アイク「それにしてもこの一帯は広いな・・・あ、そうだ。グランバートってとこも中々
広いとこなんだろう?」
カリウス「そうだね」
メロディ「でも城の周辺以外はホント広大な土地があるだけだよ」
アイク「へぇーそうなのか・・・!」
会話をしながら彼等はレイラの街を目指していた。
メロディの話によると、レイラの街は中規模な街で、様々な施設が並んでいるという。
そこで宿を取ろうと三人は決めていた。街に近付いた時、突然彼等に妙な感覚が走る。
アイク「カリウス・・・今の感覚・・・」
カリウス「あぁ。近い」
・・・だが、あの時感じた感覚ではない・・・。
遠くから感じた方向に目を向けてみると、男三人とその中に女一人が見えた。
だが彼等のいる位置からではよく見えなかったので、もう少し近付いた。
すると、この辺りでは見かけないワッペンを付けた三人であることが分かった。
その女を問い詰めるようにして囲んでいる。
男「なぁなぁ。俺たちと遊ぼうぜ?こっちぁ暇なんだよぅ」
女「う・・・うぐっ・・・」
アイク「見えるかカリウス?」
カリウス「あぁ・・・放っておく訳にはいかないな」
男三人で抵抗する女を弄り始める。遠くから見れば完全に変態的な行為であった。
アイクとカリウスは早歩きでその者たちのところへ向かっていく。
その女が押さえつけられ、男が女に触れようとした瞬間彼等の言葉が走る。
女「(えっ・・・?)」
男「ん?なんだテメェは?」
男「どこの面かは知らねぇが、痛い目遭いたくなきゃさっさと消え失せな」
アイク「その女の子を離すんだ。・・・さもないと、お前たちが痛い目を見るぞ」
男「おっと?俺たちを知らねぇんだな。この辺りじゃ有名な団体だぜ?」
カリウス「有名だろうが何だろうが、俺たちには関係ない。・・・さぁどうする?」
その瞬間男達が男二人に襲い掛かってくる。
アイクは素手で、カリウスは剣でどんどん倒していく。カリウスは全員に峰打ちをしていく。
ほぼ10秒で決着がついた。
男「くっ・・・こいつらヤベェ!」
男「覚えてろよガキども・・・!」
男三人は俊足でその場から去っていく。
アイクは構えを解き、カリウスは剣を収める。そしてメロディも来る。
女「あ、ありがとうございます・・・!」
カリウス「怪我はない?」
女「大丈夫です」
カリウス「まず服を着なさい」
その女は赤面して急いで服を着る。メロディは笑顔だった。
アイク「しかし・・・何なんだ彼奴等は?」
カリウス「分からん。自分たちで有名と言っておいて、実力がないではないか」
女「その・・・ごめんなさい。迷惑かけてしまって・・・」
カリウス「安心しなよ。俺たちは気にしてないから」
メロディ「そうよ。あんな人たちのことなんか忘れてしまえば良いの!」
女「ありがとうございます。・・・あ!良ければ私の家に来てくれませんか?お話がしたいです」
私、フィルと言います。
そう言われ、三人はレイラの街に案内される。
フィルと呼ばれる少女の家はレイラの街にある噴水の傍にあった。
こぢんまりとしているような家だったが、どうやら一人暮らしをしているようだ。
それならこのスペースで十分かもしれない、と彼等は思った。
フィル「紅茶でもどうぞ」
アイク「おっ!来た来たシェイルの名物!」
カリウス「名物?」
フィル「あ、もしかしてお二人はグランバートから来たのですか?」
カリウス「うんそうだよ。向こうでは珈琲が主流だったからなー・・・ね、メロディ?」
メロディ「うん!いただきまぁす」
隣国シェイルとグランバートで文化の違いがあるのは、紅茶や珈琲という些細な部分で
現れている。シェイルは確かに紅茶が広がっていて、国中に愛されて年中飲まれ
続けている。店に売っているケーキや洋菓子と一緒に食べると良いらしい。
そうフィルは説明してくれた。
カリウス「あ、そうだ申し遅れた。俺はカリウスと言うんだ」
メロディ「私メロディ!」
アイク「俺ぁアイク。君は見たところ・・・ハイスクール生徒くらいの年齢に見えるが・・・」
フィル「ハイスクールには通っていませんが、この街で働いていました。16歳です」
ハイスクールというのは、最近の言われようでは「幼年学校」が多いが、
一般教育でいう「高校」のようなものである。学問を学ぶ施設は数多くあるが、最近主流と
なっているのは「士官学校」である。士官学校とは軍務に就くための教育を受ける施設で、
この士官学校の卒業認定試験に合格すると、ある程度の階級で軍人になれる。
自分が所属していた学科によって進路先が異なる。最近人気なのは空戦研究科や
戦士研究科といった、実戦タイプの学科である。逆に寂れつつあるのが、戦争の歴史を学ぶ
戦史研究科や、実戦指揮を執るための教育を受ける戦略研究科などである。
メロディ「16歳で働いているんだ。大変だねぇ」
フィル「ですが・・・その働き所ももう無くなってしまいました」
カリウス「え?」
フィル「先日の話です。街では既にある噂が飛び交っていたのですが、
私と一緒に働いていたもう一人の男性の方が、先日の夜中に殺されたのです。
その時間帯、街では道化師のような格好をしている奇妙な奴がいる、と噂されていて・・・」
アイク「それは・・・!」
カリウス「間違いない。奴だ・・・!」
フィル「?何かご存じなんですか?」
メロディ「私たちは、その道化師のような奴を探しているの」
彼等はフィルにグランバートがどうなったか、それを教えた。
それを聞いてフィルも納得した。
フィル「そうだったんですか・・・。あ、それでお願いがあるんです」
カリウス「ん?聞くよ」
フィル「良ければ・・・いや是非、私を貴方たちの旅に入れて欲しいのです・・・!」
つづく
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- the Last HEROES 【完】
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プロフィール
- name
- 『かくれメタル』です。
性別:男 - blood
- A型
- birth day
- 西暦1994年(平成6年)8月15日
- address
- 北海道の何処か
- occupation
- 今年(H25)で大学生です。
- introduce
- 当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)
