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endless memories [リメイク版]


第32話

不気味な空

一つの光は全軍に甚大な被害をもたらした。 彼等は撤退しようとするガトーたちを見つけるために その場から動き出す。強大な力を兼ね備えて。




ガトーたち多国籍軍は遂に核弾頭を使用した。
各国の予想していた時間よりも遙かに早く、そして位置的にも
予測しづらい場所で核弾頭を使用した。
これにより、ダウブルク平原全体に巨大なエネルギー波が襲い掛かり、
各部隊被害は甚大なものとなった。

一方彼等を乗せた車もエネルギー波に巻き込まれ、遠くまで
飛ばされていった。
幸い車体のへこみはあるものの、まだ形は残っていた。


レイ「んっ・・・んぐっ・・・」
フィル「・・・」
レイ「くっ・・・皆、大丈夫・・・か?」

先に目覚めたのはフィルとレイだった。
レイはすぐに瓦礫を取り除いて安否を確認する。
もうすぐ夜明けだというのに、先程とは違ってかなり静かで不気味な空が
広がっていた。

微妙に空の色が赤く変化していたのだ。


フィル「れ・・・レイ・・・」

レイは意識のあったフィルを取り敢えず車外へ連れ出し、救出する。
この時はレイ自身も怪我を負っていたが、気にしていなかった。レイは自分の
ハンカチを、フィルの頭部から出ている出血部にあてる。

レイ「持てる?」
フィル「うん・・・ごめん」


レイはその場に立ち上がる。
自分の口の中が血でいっぱいなことに気がついたのはこの時だった。
レイはその場に血を吐き捨てる。咳が出そうだったがぐっと堪えていた。


アイク「レイ・・・起きてるのか・・・!」
レイ「しっかりするんだアイク」
アイク「はは、分かってるって・・・くたばるにはまだ早いってか」


昔の俺ならとっくに諦めていただろうに・・・。


アイクは何とか自力で車外へ出る。
彼も外を見て不気味な光景だと思っていた。
空のこともあるが、辺りに死体があるというのも考えるべきことであった。
レイはそのまま車内に取り残されているメロディとカリウスを、車外へ
連れ出す。
この二人も意識はあった。怪我をしているが、大事には至らなかった。


レイ「・・・随分派手にやってくれたんだな・・・」
アイク「あぁ・・・こいつは酷い」

不気味だぜ・・・この景色・・・。


カリウス「・・・取り敢えず、皆軽傷のようだね・・・」
メロディ「えぇ・・・なんとか・・・」
カリウス「・・・奴等は“切り札”を使ってしまった。多国籍軍に余剰兵力無き今、
全軍はガトーたちに総攻撃をするだろう・・・それも、時間が経てばの話だが・・・」

レイ「・・・んで、どうするつもり・・・?」
カリウス「俺はガトーを追う」
アイク「何・・・」
カリウス「俺たちは少しでも、彼奴の行動を封じるべきだと思うんだ」

アイク「・・・危険は大きいぞ?」


それはある意味アイクから発せられた「警告」だったのかもしれない。
無論本人はそのつもりは無かったのだが、カリウスにはそう感じられた。
それでもカリウスはガトーを追うことを決意する。


カリウス「・・・この戦いで多くの人命が失われた。その人たちのためにも・・・」

微妙にカリウスの髪が逆立つのを、レイは見ていた。
それはサンサルバシオンでネオスと戦った時と似ている様子であった。


レイ「行こう」
アイク「戦うのは俺たち三人で良い。メロディとフィルは後ろから支援してくれ」
メロディ「うん」
フィル「分かっているよ」



つづく


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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

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