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endless memories [リメイク版]


第29話

出撃

古都ミラノで用事を済ませた彼等は、鍛冶職人から聞いた情報を 頼りに出撃していく。いよいよ、対峙する時が来た。




本当に・・・国家再興のためだけに核弾頭を使うのか・・・?


彼は疑問に思っていた。
そして核弾頭を使う目的が本当は別の方向に向いているのではないか、と
疑っていたのである。
油断できるような状態ではない。
カリウスの考えていたのは、核弾頭の他にも大きな作戦を展開しているのでは
ないかということであった。

ウィスキーグラスの中で氷が踊り弾ける。


カリウス「・・・考えすぎか」



三日後の夜。
その日は弱めの雨が降っていて、古都ミラノはいつも以上に
静まり返っていた。日用大工の音も聞こえてくることはない。
彼等は鍛冶職人から補強が終了したとの連絡を受けたので、鍛冶屋に訪れていた。

アイク「すまねぇないろいろ。助かるぜ」
カリウス「ありがとうございます」
職人「なに、気にすることはない。それより・・・あんたたちはガトーたちが
どこに集結するのか、聞いているのか?」

カリウス「いいえ、正直何も」


その場にはフィルとメロディも居合わせていた。


職人「まぁ仕方がないだろうな。旅路を歩くだけでは情報は集まらんものじゃ。
・・・では教えるとしよう。耳寄りな話じゃ」


鍛冶職人はあまり大きな声を出さずに、彼等に現在の状況を報告した。
ガトーたちの部隊が「多国籍軍」であること、そして多国籍軍はエルジア王国領
ダウブルク平原周辺に集結しつつある、ということを。

フィル「ダウブルク平原・・・!」
職人「あの周辺は平野部でな。建物など遮るものが少ない」
カリウス「そこに行けば・・・いるかもしれないということですか」
職人「あくまで情報じゃ。本当の話かどうか決まった訳ではない。でも、行ってみるのも
悪くはないと思うぞ」

カリウスはフィルにダウブルク平原の場所を教えてほしいと言った。
地図を見て確認したところ、古都ミラノから南東に数十キロ進んだところに
平原が広がっている。
彼等はそこへ向かうことを決意する。


職人「車を使って下さい」
レイ「しかし・・・よろしいのですか?商売に支障が出るかと・・・」
職人「構わんよ。それより・・・ガトーは奇襲作戦を用いる可能性があります。
動きがあるなら・・・今夜からです!」

アイク「よし、じゃぁ行くぞ!カリウス運転頼む!」
カリウス「任せて!」


彼等は車に乗って、最後に職人に別れを言う。
そしてカリウスを運転手にした車は発進していく。

職人「気を付けるんじゃぞ!!」
メロディ「ありがとうございます!」

職人「・・・あのような若い子が戦争か・・・世の中変わったものじゃな・・・」


車内。
道が悪いため結構揺れるが、それでもカリウスがしっかりコントロールして
前へと進んでいく。
辺りは外灯が無いので、車のライトと月明かりを頼りに地図を確認しながら
平原に向かうしかなかった。

レイ「ギガントの兵士も来るんだろうか?」
アイク「その可能性はあるな・・・なぁカリウス。何とかして連絡取れないだろうか。ギレンに」
カリウス「んー・・・」

カリウスは巡航艦にいた頃を思い出した。
あの時自分たちが持っていた識別信号を暗号化して発信すれば、
大公軍が気付いてくれるかもしれない。そう考えたカリウスはレイにそれを言った。

レイ「なるほど・・・やってみる!」

番号のメモをレイに渡して、レイはその場にあるラジオに周波数を入力し始める。

アイク「結構激しくどんぱちやりそうだな・・・」
カリウス「あぁ・・・」




ガトー「・・・さぁ、行くか・・・!」



つづく
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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

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