endless memories [リメイク版]
第28話
古都ミラノ
一行はガトー率いる部隊の集結地点を探るため、行き途中に 古都ミラノへと立ち寄る。歴史あるこの都に、昔のような活気は ない。そこで彼等は鍛冶職人に出会う。
フィル「・・・ラインハルト・・・」
奴等の作戦は既に結構されていると彼等は思っていた。
だが恐らく、最終局面になればギルドから奪取した核弾頭を使用する。
核弾頭がどれほどの威力なのか、ギガントの者たちも知らなかったのだから、
よりいっそう警戒しなければならない。
最悪被害を最小限にするために、兵を退くべきだろう。だが
各国の軍隊がその場に居合わせては、それも不可能と言っても良い。
逃げるという油断は攻撃をするという手段より、至難の業と言えるのだ。
彼等はガトー率いる部隊がどの地域に集結するのかを探るため、
行き途中にあった『古都ミラノ』へと立ち寄った。
この都の歴史既に数百年と経過するが、昔のような活気はもうこの都にはない。
これも全て戦争による被害を受けたくないから疎開した結果であろう。
だが今の段階では、疎開したところで何ら変わらない。
戦火はオーク大陸中に広がっているからだ。
フィル「此処が古都ミラノかぁ・・・」
カリウス「歴史書でよく出てきたが、此処が歴史の表舞台の中心地と考えると、
何だか複雑な気持ちになるな」
レイ「現代において語り継がれている有名な彫刻家や壁画を描いた者たちの半数は
古都ミラノ出身。もう半数のうち三分の二は古都ミラノに立ち寄ったことがある。それだけ
歴史のある都と言えるんだろうね」
アイク「俺は彫刻とか壁画とか・・・イマイチだからな」
カリウス「まぁ、無理に分かろうとしなくても良いさ。これも芸術の一つだと思えば良いよ」
アイク「なるほどな!そういう考え方もありだな」
メロディ「じゃぁ、私とフィルは宿屋探してくるね。三人は適当に回ってて」
アイク「おぅ」
レイ「了解」
そうしてメロディたちとカリウスたちとで別行動となる。
フィル「調子はどう?」
メロディ「うん、上々」
メロディは笑顔でそう言った。
フィルはメロディのことを心配していた。
何せこの間の怪我のこともあるからだ。
フィル「今は皆忙しいもんね・・・体調とか気を付けなきゃ」
メロディ「そうだねー・・・もちろん怪我にも気を付けなきゃいけないけど、
身の安全の確保は難しそうだよ」
その日の夜。
カリウス、アイク、レイの三人は古都の中にある伝統鍛冶屋を訪れた。
狭い空間の中にあらゆる武器が置かれている。
職人「いらっしゃい。旅の者だね」
アイク「あぁ、そうだ。いろいろ見に来たぜ」
職人「最近はこれでも品薄状態でな。あまり上質な物は望めんぞ」
カリウス「値段的には割に合うものだと思いますが?」
カリウスは刀の値札を見て職人にそう言った。
職人「三週間ほど前までは、もっと安かったんだ。それがあのガトーが動き出したせいで
サンサルバシオンが破壊され・・・物資供給が需要を下回ってしまった」
レイ「おじさん、ガトーを知っているのですか?」
職人「知っているよ。これでも情報は数々持ってるのでね。しかし・・・あんたたち
何故そんなことを聞くんだい?」
カリウス「吾々は、ガトーを追う者です」
職人は驚いた表情を彼等に見せた。
まさか自分の目の前にいる人が、ガトーと対立する少数の勢力の一つ
だとは思わなかったのだ。
職人「あんたたちが・・・ほぅそうか・・・どれあんた、刀を見せてごらん」
職人に言われ、カリウスは鞘ごと刀を職人に渡す。
職人の目が鋭くなった。そして何かを探求するように、随所触っていく。
感触でレベル的なものを判別することが出来るらしい。
職人「これは結構貴重な刀じゃ。補強すれば多くのものが斬れるようになる」
カリウス「是非、やってもらいたいものです」
職人「ガトーを追っているそうじゃな。・・・一つ、約束してはくれぬか」
カリウス「・・・」
職人「恐らく・・・今からでは核弾頭の発射は止められない。
でも・・・なるべく奴の動きを止めて、流血を阻止してくれ」
カリウス「・・・はい・・・!」
彼等は宿に戻った。
カリウスとアイクはその後宿の中にあるバーに立ち寄る。
彼等はまだ18歳。だがお酒は飲める身分である。年齢指定も18歳以上からなのだから。
カリウス「悪酔いしたくないからね。ウィスキーロックで」
アイク「俺も、同じの頼む」
カリウス「それにしても、此処でこうやってゆっくりしていられるのも、今のうちかも
しれないね。大きなやまばっかりだなー・・・」
アイク「お前と一緒にいて、大きなやまでない時は一度も無かったぞ」
カリウス「ハハハ、まぁそうだね」
ウィスキーを飲みながら、彼等は会話を進めた。
バーの中ではその雰囲気にあった曲が流され続けている。
アイク「おめぇはガトーの企んでいることが、最終的に何を目的にしてだと考える?」
カリウス「そうだね・・・一つは自分たちの国家を創り上げるために、邪魔となる
勢力を潰す。もう一つは復讐。そして・・・これが一番効果のあることだと思うけど、世間に
再び専政主義を呼び起こすんじゃないかな」
アイク「専政主義?奴等が主従の関係を望むのか?」
カリウス「望むかどうかは分からない。でも上下関係のハッキリして、それでも権力が
分散されている国家は何かと長命だ。でも民主共和政治にしてみれば、専政政治など
ただの独裁政治だと思うだろうよ」
アイク「奴等の目指すところが仮に専政主義国家だとすれば・・・俺たちがそれに
加味すれば、結構大変なことになりそうだな」
カリウス「アイクがその中に入っていったら、きっとトラブルメーカーって言われるよ」
アイク「フン!そうなってほしくはないな!」
・・・国家の再興?
邪魔となる勢力の抹殺?
本当に・・・これだけのために核弾頭を使うのか・・・?
つづく
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- the Last HEROES 【完】
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プロフィール
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- 『かくれメタル』です。
性別:男 - blood
- A型
- birth day
- 西暦1994年(平成6年)8月15日
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- 北海道の何処か
- occupation
- 今年(H25)で大学生です。
- introduce
- 当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)
