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endless memories [リメイク版]


第27話

砲火の中へ

彼等は川辺の宿屋を離れ、次に「ガトー」が出現しそうな ポイントを目指して歩き始めた。その途中、いくつもの分隊が激突する 姿を彼等は目撃する。




翌朝。
メロディは夜中既にカリウスの目の前で目を覚ました。
状態も良好らしい。
メロディは今自分に意識があることを、他の人にも告げた。


別室。
暫くメロディを診ていた医者とカリウスたちが話している。


カリウス「それで、どれくらいかかるんです?」
医者「貴方たち今後どのような活動をしていくかによって、負担は異なりますが
完治するまでには後一ヶ月はかかるでしょう」

アイク「俺たちはそんなに時間をかけてはいられねぇんだ。その・・・どうにか、
負担を軽くさせる方法はねぇのか?」

医者「傷に負担を与えないようにすることです。それから・・・薬も出来るだけ
とった方が良いでしょう。処方薬は用意してあります」

フィル「助かります」


医者は親切に丁寧に説明してくれて、彼等も理解することが出来た。
メロディと医者との判断の末、その日の午後から宿屋を離れて戦闘区域へ
行くことになった。
フィルがメロディをかばう形で。


カリウス「大丈夫か?」
メロディ「うん、行けるよ」
カリウス「無理だと思ったときはペースを遅らせて良いからね」
メロディ「ありがとう」

再び彼等は大地の中を歩きはじめる。
その日は涼しくも太陽の日差しが激しい日だった。
風が吹く大地。

三時間ほど歩いても、誰も見かけることがなかった。
いくつかの集落を通過していったが、既にそこには人はいなかった。
集落を通る度に彼等は休憩し、また足を動かして先へと進んでいった。


メロディ「皆・・・いなくなっちゃったのかな」
アイク「たぶん避難したんだろう。あれを見ろ」

彼等の視線の先に、戦闘機が墜落したような跡がみられる。

レイ「・・・酷いものだな・・・」
カリウス「此処まで戦火が激しいものだと・・・ちょっと、ね」


今でも上空から轟音が聞こえてくる。
恐らく出撃していった空戦部隊であろう。


アイク「レイ。此処はサンサルバシオンからどれくらいの距離がある?」
レイ「ざっと30kmくらいかな」
アイク「・・・ガトーは一体どこに陣を構えているのか・・・」


その時だった。
突然周囲に大きな気配を感じた彼等。
すぐに自分たちの武器を抜き、周囲に気を配る。


メロディ「この感じ・・・!」
レイ「あぁ・・・間違いない・・・!」


さらにその時、高速で移動していく数個の影が見えた。
彼等はそれが「敵」だということを既に認識していた。本当は見なかったことにも
したいのだが。

レイ「は、速い・・・!」
アイク「気を付けろ!・・・こいつらは・・・!」

アイクの目の前に飛んできた「弓矢」をアイクは手で掴み取り、
片手で真っ二つに折った。

アイク「結構出来る奴等だ!」

アイクは動きだけで相手の強さを把握した。
そこまでの能力が定まっているとは言えないが、すぐに察知することはできる。
数人の兵士が一気に飛び上がって出てきた。それに反応するアイク、カリウス、レイ。
それぞれ弾きあったり鍔迫り合いを起こしたが、すぐにその場を切り抜け
兵士たちを倒していく。


カリウス「・・・!」

その時のカリウスは、ネオスと戦った時のような気は感じられなかった。

兵士「てええぇぃぃ!!!」
アイク「んぐっ!くぅぅっ・・・たっ!!」
レイ「くっ・・・」
カリウス「はぁっ!!」


ほぅ・・・少佐が言っていた連中とは、貴様らのことか。


フィル「・・・!?」
メロディ「あれは・・・?」


数人の兵士の間から出てきた一人の男。
いかにもどこかの軍隊の兵士という格好をしている。


カリウス「・・・お前は」
???「・・・私はガトー少佐に仕える者。《ラインハルト》という」

フィル「・・・ラインハルト・・・」


また素早い動きで兵士たちが動いていく。
今度はカリウス一人に攻撃が集中する。アイクとレイは応戦しようと前へ進むが
それをラインハルトに止められ、ラインハルトとの交戦になる。
カリウスはすぐに兵士たちを倒す。その時刀に目をやった。刃こぼれを起こしている。
先ほどから切れ味が悪いと感じていたのは、それが理由だったのだ。


ラインハルト「噂には聞いていたが・・・まさか子供でここまで出来るとはな」
アイク「くぅっ・・・」

十数人いたラインハルトの部下は既に三人にまで減らされている。
その辺りにはカリウスたちによって倒された彼の部下の死体が転がっている。


ラインハルト「貴様らごとき存在に・・・『吾々の計画』は止められない」
レイ「・・・核弾頭・・・」


ラインハルト「・・・次会う時を、楽しみにしているぞ・・・」


不気味な笑みを彼等に送り、部下と一緒に撤退していくラインハルト。
その時彼等は全身に危機を感じた。
普通の傭兵には見えない、ラインハルトに。


アイク「ラインハルト、か・・・また強敵に会っちまったな・・・」
カリウス「・・・皆どこかへ集結しつつある・・・」
アイク「何?」

カリウス「・・・奴等の作戦決行までの有余はもう、残されていないのかもしれない・・・」



つづく
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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

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