endless memories [リメイク版]
第26話
川辺の宿屋
ネオスとの交戦中メロディが負傷してしまい、暫く目を覚ます ことがなかった。彼等は一旦サンサルバシオンから離れ、 近くにあった「川辺の宿屋」というところで足を止めることに した。
レイ「やっぱり駄目か」
フィル「治療はしたけど、起きるまでにはちょっと掛かりそうだね・・・」
レイ「・・・カリウス、まだ戦っているのか・・・?」
彼奴は・・・あの時・・・。
◆
「・・・ゆ、許さん・・・よくも・・・よくもっ・・・くぅぅぅっ・・・!!」
「な・・・なんだ・・・?」
「・・・よくも・・・よくもッ・・・うくっ・・・ぐっ・・・!!」
「・・・!?」
「ま、魔道の力・・・か・・・!?」
「んくっ・・・うううううああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
「何っ・・・!?」
「・・・メロディを、どこでも良いから安全な場所に運んでやってくれ」
「い、いやしかし・・・」
「俺の理性が壊れないうちに・・・早く、運んでやってくれ!」
「・・・わ、分かった!」
◆
・・・あれは何だったんだろうか。
いつも以上にカリウスが強く見えて・・・。
それに・・・あの気は・・・。
ネオスとの交戦中メロディが負傷した。
ネオスの放った刃はメロディの脇腹に刺さり、メロディの意識を吹き飛ばした。
それに反応したカリウス。
結局カリウスの圧倒的な力でネオスは自ら去っていった。アイクもフィルもレイも、
その光景を見ていた。
そしてその時。
かすかな可能性に彼等は気付く。
川辺の宿屋に腰を下ろしてから早三日が経過する。
一日二回ほど医者がやってきて、メロディの様子を見てくれる。医者曰く
「良好な状態へ向かいつつある」とのことだった。三日目の時点で。
それでも彼等に不安は残る。
誰に責任があるわけでもない。
守れなかったと感じるのは無理もない。
それは皆が理解していた。
だがある日のこと。
ある日の、夜のこと・・・。
レイ「じゃぁ、僕はそろそろ休むよ」
カリウス「分かった。また明日」
レイ「うん。おやすみ」
メロディの傍に残っていたレイがその場から立ち去り、用意された自室へ
戻っていった。
その場には目を閉じたままのメロディとカリウスがいた。
カリウス「・・・早く、あの庭に戻りたいな」
あの庭に戻って・・・。
太陽の下で綺麗な庭を見ながら、
ベンチに座って、君と一緒に、
話がしたいな。
カリウス「・・・俺たちが特別な存在って訳ではないと思うんだ。ただ・・・あの出会いは、
よく覚えているよ。俺がまだ小さかった時の・・・」
カリウスはメロディの力なく倒れている手を握る。
カリウス「・・・何回も、言ってきてるけど・・・本当に、申し訳ないな。
こんなことに巻き込んでしまって。いくら自分で決めたこととはいえ・・・」
あのグランバートに・・・。
カリウス「んっ・・・?」
手を握っていたカリウス。
するとその手に微妙に力が入るのを感じた。
カリウスはすぐにメロディの表情を見る。表情が動いて変わっていた。
カリウス「・・・ようやく起きたか・・・」
まだ上手く声のでないメロディ。
でも目を開け、傍にカリウスがいることを知った。
自然と込み上げてくる一つの感情。メロディの心はそれでいっぱいになった。
メロディ「・・・ごめんね・・・ありがとう・・・」
人間の新たなセンスや知識が、深い悲しみや怒りなどの感情を見出した。
新しい発見と共に、それは深い縁と変わっている。
希望という名にかけてこの自然を見て生きたい、その思いはやがて
実現のものとなる。
此処に人間が生きているという、証の為に・・・。
メロディはすっかり気を取り戻し、また元気に振舞っていた。
それはそれで、彼等にとってプラスだったのかもしれない。
つづく
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プロフィール
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- 『かくれメタル』です。
性別:男 - blood
- A型
- birth day
- 西暦1994年(平成6年)8月15日
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- 北海道の何処か
- occupation
- 今年(H25)で大学生です。
- introduce
- 当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)
