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endless memories [リメイク版]


start

一人の道化師によって、城の周辺が大爆発を起こした。 数多くの人たちが犠牲となり、そして全ての引き金を道化師が引いた。 果てしなく、終わりのない道へと・・・。



メロディ「カリウス・・・!」
カリウス「メロディ!此処から絶対に動くな!!」
メロディ「えっ・・・!?」


道化師「・・・さぁ・・・裁きの時だ・・・!」

愚民どもよ、覚悟しろ!!!!!


その瞬間大きな黒と赤の玉が光り出し、大爆発を起こす。衝撃波が城と城下町を
襲い、次に爆風が一気に押し寄せてきた。物凄い強風が吹き、そして衝撃波の力で
次々と建物が崩壊していく。火の手があがり、街や城は一気に燃えさかる。
だが次には治まっていて、城の真上から黒い空間が生まれる。空間は瞬く間に城の周辺まで
のび、そして雷を降らせた。

道化師「・・・フハハハ・・・!」


・・・。


カリウス「・・・うっ、くぅっ・・・ん?」

火災は一時的なものであった。
カリウスはその場に立ち上がり、周りを見渡す。傍には気を失っているメロディがいた。
城の外壁の損傷が激しく、中にまで広がっていた。

カリウス「メロディ・・・しっかりしろ!」
メロディ「・・・うっ・・・か、カリウス」

カリウスは自分が持っていたハンカチで、彼女の肩に当てた。
「此処で待っていて」とカリウスが言うと、メロディはそれに頷く。カリウスは5階から
4階に降りていく。降りている最中に、感覚が全く別になった。
5階の空間と4階の空間の差が衝撃波によって大きくことなってしまったのだ。

カリウス「・・・閣下!」

そこにデラーズ王と大臣が倒れているのをカリウスは確認する。
起こそうと声を掛けたり身体を揺らしたりするが、全く動じていない。
だが身体からは微かな暖かさもある。だが起きる気配は全く無かった。カリウスは敬礼し、
他のところを回り始める。

カリウス「・・・一体何が起こったんだ・・・」

城も城下町も完全に静まりかえっていた。既に0時を越えているが、
それでもいつもは何かの灯火が見え、人々が歩いていた。だが今は何も見えない。
倒れた人しか見えていなかった。彼は空を見る。黒い何かに覆われている。

カリウス「魔道の力か?」

カリウスは5階に戻っていく。軽度の負傷を負ったメロディであったが、
歩けないことはなかった。カリウスはメロディを連れ、取り敢えず城の外に出る。
二次災害の危険もあったからである。外を見渡しても倒れている人の姿が多い。
そして、あの道化師は姿を消してしまった。

メロディ「これじゃグランバートは・・・!」
カリウス「とにかく、俺たちだけで何とか出来るようなものではない。
・・・どうにかして、再興する手段を掴まないと・・・」

メロディ「でもカリウスはどうするの?」
カリウス「グランバート王国を再興するために、まずは協力者を得ようと思う。
協力者を得るためには・・・各地を回らなければならない」

メロディ「カリウスならそう言うと思ってたよ!」

メロディもその言葉を聞いて元気が出てきたような気がしていた。あくまでも錯覚に
過ぎないが。二人は城の方を振り返る。カリウスは敬礼し、その場を去っていく。


一つの杖により、一つの時間が生まれ、一つの空間が生まれ、一つの陰謀が解き放たれる。
それが今、彼等の目の前で起こってしまったのだった。
姿を消した道化師。そして彼は道化師から杖を取り戻さなければならなかった。
道化師に杖を持たせていると、また何かが起こるかもしれない。それが彼の考えであった。

朝になり、彼等も街へ向かっていた。街に行けば何か情報が手に入るからだ。
だがこの周辺の土地はまだグランバートの領域である。
城が直接統括していない土地まで来るから、危険がある。
彼等がその道を歩いている時、早速誰かに出会う。一人の男が道を通せんぼしていた。

カリウス「ん・・・?」
メロディ「?」

???「悪いがこの先は通さねぇ」
カリウス「何故邪魔をする。俺たちは街を目指しているんだ」
???「どうしても通りたきゃ、俺を倒すか、そこに金を置いていけ。・・・さぁどうする?」

その男は大きな斧を持っていた。
それも結構軽々と持っている。

カリウス「・・・どうする?」
メロディ「でもこの人かなり若いよ?それに・・・何か悪そうには見えないし」
???「あっ・・・!」
カリウス「んー・・・だが行く手を“邪魔”されると厄介だな」

その瞬間その男の決心がついた。
カリウスも仕方がない、と思い剣の近くに手をやる。

???「そうか・・・良い度胸だ!!」

その男は突然飛び上がり、カリウスに向かって攻撃してくる。
カリウスも瞬時に剣を抜き、振り下ろされる斧を受け止める。メロディはその場から
ちょっとだけ下がる。斧で攻撃してくる割には素早い。そう思ったカリウスは持久戦を避け、
短期決戦を仕掛けようと考えた。斧が首もとを通りかかった時、カリウスは一気に態勢を
低くして、カポエラで男の顔面を蹴る。男はそれに怯み若干後ろに下がる。
その隙を突いてカリウスが剣を振り、斧を弾き飛ばす。

???「何と・・・!?」
カリウス「勝負あった。通させてもらうよ」
メロディ「ふぅ・・・」

カリウスは一歩前に出る。だが何か思い止まった。この男なら何かを知っているかもしれない。
そう考え、その場に立ち止まった。

カリウス「・・・その様子だと大分キツそうだね」
???「お前凄いな・・・!あぁ凄い!何だか俺ぁ元気が出てきた!!」
カリウス「?」

その男はその場に立ち上がる。

???「いきなり襲ってすまなかった。とても申し訳ないと思うが・・・お前たち旅の者だろう!?」

実際カリウスたちは旅をしていることになるが、そういう実感が無かった。
だが今はそう答えておいた。

???「それなら・・・それなら俺も混ぜてほしいんだ!!」
メロディ「えっ?」
カリウス「・・・」

この男には・・・何かある。何か強い心が見える。

メロディ「私は良いと思うよっ。私たちも協力者を求めていたんだし」
カリウス「確かに。・・・まず名前を聞きたいな」
???「こ、これは失礼!俺は“アイク”って言うんだ!頼む!!」

カリウス「良いよ。一緒に行こうじゃないか」
アイク「本当か!?助かったぜ!感謝する!!」
カリウス「俺はカリウスと言う。よろしく」
メロディ「私メロディ!よろしくね!」


こうして彼等は一人の男「アイク」と出会った。
この出会いが、後々大きな壁への対抗策ともなったのである。

そして彼等は国境を越え、グランバートの隣国である【シェイル】へと入っていった・・・。


つづく
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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

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