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endless memories [リメイク版]


第24話

増幅する力

一行はサンサルバシオンへ辿り着いた。そこは既に廃墟と 化していて、人は誰もいなかった。大都市であった姿は、もう そこにはない。




各国が次々戦闘準備を進め、更に対立を深めていく中、カリウス一行は
メディおばさんの家から離れ、歩きでサンサルバシオンまで向かっていった。
それは非常に長い道のりで、途中何度も休憩を入れて、オーク大陸の中心まで
ずっと歩き続けた。

メディおばさんの家を離れてから一週間。
ようやく彼等の視線の先にサンサルバシオンが見えてくる。


だが都心部は壊滅的打撃を受けていた。
残っていたのは郊外に位置する一戸建て住宅などで、都心部にあったとされる
役所、デパートなど、高層ビルは跡形もなく残骸として存在していた。
ビルは建っていなくては意味がないのだ。


レイ「これは・・・!」
メロディ「これは酷い・・・」


見るからに「廃墟」であった。
恐らく誰が見てもそう思うであろう。
それだけ今回のこの戦闘がどれほど規模が大きかったのか、この姿が
皆に語りかけているようであった。


アイク「これもガトーたちが・・・?」
フィル「・・・信じられない・・・」


・・・。



どうやら、目の前に広がる光景に絶望しているようですね。

アイク「こ、この声は・・・!?」
メロディ「まさかそんな・・・!」

カリウス「・・・!」


突如彼等の後方で黒く何かが光る。そしてその光が解き放たれた時、
空間の中からネオスは現れた。

レイ「ネオス・・・!」
アイク「貴様!!」

レイとアイクはすぐに武器を手に取る。


カリウス「・・・!」


前より・・・気が、力が増幅されている・・・!


まるでカリウスはその気を手に取るように確かめ判断した。
まさしくその通りであった。この間カリウスと対峙した時よりも、力は増幅されていた。
自分でもそれは分かっていた。ネオスから発せられる気はより強くなっている。
ネオスは杖を地面に勢いよくつけ、そして言い放つ。


ネオス「ご覧なさい。これが人間の行っている『愚行』なのです」
アイク「くっ・・・!」
ネオス「私は人間がこの程度の者だとは思わなかった。まさか大都市一つを巻き込んで
勝ちたいと思う人間がいるとも思わなかった。・・・悲しいですねぇ、たった数人数十人の為に、
億単位もの人命が必要だっただなんて・・・悲しいですねぇ」

カリウス「・・・慈悲など求めてはいない」
ネオス「ん・・・?」
メロディ「カリウス・・・?」

カリウス「・・・たとえお前が傍観者であっても、今までお前が行ってきたことも愚行だ。
それを俺たちは野放しにしておく訳にはいかない。・・・力尽くでも、お前を倒す」

アイク「俺はオメェを絶対許さねぇ!!!」
レイ「スレンダー院長・・・そして他の人たちの分まで、僕たちが戦う!」
フィル「此処で終わりにしてみせる・・・!」

ネオス「では・・・」


私もたまには、力を入れるとしましょうか?



すると瞬時にネオスの身体からもう一人のネオスの身体が出てくる。
分身魔術のような方法を使ったのだ。


レイ「分身・・・!?」
アイク「来るぞ!応戦しろ!!」


こうしてサンサルバシオンの中で「死闘」は始まる。
いつの間にか関係を結ばれ、その関係は太く硬く、途切れることのない「因縁」の関係。

アイク「んっ!?」
レイ「くっ・・・前より全然強い・・・!」

メロディ「ん・・・はあぁっ!」


メロディが大きな火の玉を作り出し、それをネオスに向けて放つ。
だがネオスはその火の玉を吸収し、二倍の大きさに変換させてメロディに返した。
火の玉がメロディに当たりそうになると、カリウスがその火の玉を何と斬ってしまった。
その場に爆発と爆風が起こる。
カリウスの鋭い視線がネオスに向かった。

だが今日のネオスは動じてはいなかった。


ネオス「フハハハ・・・まだまだ甘い。私の力はそんなものではない」

ネオスは右手を近くにいたレイに向ける。
レイは瞬時に悟った。その手から何かが撃ち出されることを。
レイの予想は的中した。右手から黒い球体が高速で撃ち出されていく。レイは
姿勢を低くしてそれをかわした。だが・・・。


ネオス「はあああぁぁぁぁ!!!!!」


今度はネオスから発せられた強大な気で吹き飛ばされたレイ。
かなり遠くまで飛んでいき、瓦礫の上に着地する。

フィル「レイ・・・!」
アイク「うおおおぉぉぉ!!!」

アイクが飛び上がって戦斧を振り下ろす。ネオスは今度
その攻撃を杖で受け止め、杖の力でアイクも一気に吹き飛ばした。レイ以上に遠くに
飛ばされたアイク。着地して起き上がるまでちょっと時間が必要であった。

カリウス「・・・」


やはり・・・強い・・・!


カリウス「まだまだ・・・!」
ネオス「邪魔者は消えてもらうとするか」

ネオスはまた杖の力を使って、フィルまで遠くに飛ばした。
フィルが飛んでいくところをレイは見ていたので、急いで追って着地地点に合わせて
フィルを支えた。
アイクは再びカリウスたちのところへ走って戻っていく。ネオスはメロディも
風で飛ばそうとしたが、その攻撃よりも前に切り裂く攻撃が入り、ネオスを怯ませた。


カリウス「撃ち出せ!」
メロディ「うん!!」
ネオス「させませんよ。ふああああぁぁぁぁ!!!!!」

メロディが火の玉を撃ち出した瞬間ネオスがそう声をあげた。
するととんでもない力の混じった風が吹き荒れ、火の玉を破壊してしまった。

カリウス「しまった・・・!」
ネオス「くたばれ・・・」

メロディ「っ・・・!」


杖によって作られた刃がメロディに一つ、刺さった。
そのままメロディは風と共に飛ばされていく。


カリウス「・・・!?」

アイク「メロディ!?」
レイ「しまった・・・メロディ!」
フィル「・・・!」


カリウス「はっ・・・く、くぅっ・・・んくっ・・・」


ネオス「・・・フン、まだまだ詰めが甘い」



その時。

一瞬にして空気が入れ替わった。



つづく


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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

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