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endless memories [リメイク版]


第18話

脅威

遂に彼等はその島へと辿り着き、中へと入っていく。 その中には恐らく道化師ネオスが作り出した敵であろう存在が 多くいて、彼等の進行の邪魔をしていた。



フィル「やっと、ついたね・・・!」
アイク「此処にあの馬鹿野郎がいるかもしれねぇんだ。やってやろうぜ!」

カリウス「・・・さぁ、進もう」


強い魔力をその時彼等は感じ取っていた。
そのことを口に出すことはまだしなかったが、恐らく此処にネオスがいる。
彼等はそう感じ取っていた。
島へ足を踏み入れる。一瞬で寒気が全身に走っていった。これも魔力によるものなのだろうか、と
カリウスは心の中で思っていた。


アイク「彼奴をこの周辺で見かけた、という情報を受け取ってから既に一週間以上が経つ。
・・・奴は本当に此処にいるんだろうか」

レイ「・・・感じる。このまがまがしい気は・・・彼奴だ」


レイは元々ライエナ修道院にいて、スレンダー院長を目の前で殺されたこともあり、
復讐というよりこれ以上ネオスの好き勝手にはさせないという思いが強かった。
戦う意志もかなり強い。


メロディ「私も今日は一生懸命戦う・・・」
フィル「後ろで支援してるよ」

カリウス「油断は禁物だからな・・・」


怪しい空気の中を彼等は歩いていく。
まだ夜明けまでは遠い。彼等はそう思っていた。



「・・・来たようだな」


私の作り出した英霊たちに、勝てるかな・・・?



弥「はっ・・・!」

弥は瞬時に気付いた。
メロディに鋭い刃のついた弓矢が飛んできたことをすぐに察知し、右手を伸ばして
弓矢を掴み取る。

レイ「弓兵か・・・!?」
アイク「いよいよ、俺たちの出番だな!」

カリウスは右手に持っていた弓矢を真っ二つにへし折る。
虚しくも地面に弓矢が落ちる。

カリウス「まずはメロディだ。周囲に、火の粉を撃ち放ってくれ」
メロディ「うん!・・・よぉし!!」


メロディから強い魔力が撃ち放たれる。それは火の粉に変化して周囲を炎に
包み込んだ。弓矢の攻撃はその時点で止まっていた。

レイ「来るぞ!」

レイとカリウスは刀を抜き、アイクは背中から戦斧を取り出して構える。
ネオスが作り出した英霊たちが刀を持って迫ってきて、そして攻撃をし始めた。

レイ「こいつらきっとネオスに操られてる!」
カリウス「かもね!」

アイク「こいつらはプロだ!今までの奴等とは違う!!」



・・・哀れ、志を持たぬ者を導いたか。悲しいことよ・・・。



敵を倒しながらどんどん奥へと進んでいく。
すると目の前に遺跡のような空間が広がる。彼等はその中へ入っていく。
遺跡の中にも沢山の英霊がいて、彼等はそれを突破しながら先へと進んでいく。
既に月明かりも当たらぬ場所まで来ている。


アイク「あっ・・・!」

レイ「見つけたぞ!ネオス!!」


ネオスは何かシールドのようなものに包まれていた。
今までずっと目を閉じていたのだろうが、彼等が到着したのを知り、目を開けた。
そしてシールドの中から出てくる。


ネオス「おやおや・・・もう此処まで来ましたか。もう少し時間があれば、私の身体も完全に
癒えたものを・・・それにしても、遠路遙々ご苦労さまでした」

レイ「黙れ。もう逃しはしないぞ・・・!」

ネオス「それはどうですかな。私が貴方たちを地獄へ葬れば、逃げることなど容易いことです」
カリウス「そう簡単に、負けはしないさ」


その瞬間メロディが氷の刃を投げつける。
刃はネオスの身体に命中する。

ネオス「ん・・・?」

ネオスは刃を抜く。奇妙な色の液体が刃についていた。
だがネオスは刃よりも別の、大きな気を感じ取っていた。それを発していたのが、
カリウスだった。


ネオス「・・・では受けて立ちましょう。どうせ、すぐに終わらせますけどね!」

ネオスはその場で強風を巻き起こした。その勢いがあまりにも強かったためか、
フィルとメロディは飛ばされ壁に打ち付けられる。
カリウスたちも飛ばされそうになるが、視線を変えない。
逆に今度はカリウスが走り出し、刀を抜いてネオスに向かって振る。

カリウス「たああぁぁぁ!!!!!」

ネオスはその攻撃を自分の杖で受け止め、そして衝撃波を走らせるように
カリウスを吹っ飛ばした。カリウスは空中で三回転し、地面に片膝を付けて着地する。

カリウス「・・・」


・・・?
私の気のせいなのか?


ネオス「すぐ、終わりにしましょう」

ネオスは杖から凍てつく波動を撃ち出した。
それは全員に命中し、彼等は全く身動き取れなくなってしまった。

ネオス「・・・だから言ったでしょう。すぐ終わるって」


ネオスは杖をアイクに向かって投げた。
アイクはハッキリとその光景が見えていた。避けようとしても動けない。

だがその時だった。
何とカリウスがその杖を掴んでいた。

ネオス「何・・・」

ネオスは再び手から杖を生み出す。どうやらアイクに撃ち放った杖はただの
杖でしかないようだ。

アイク「お、お前・・・動けるのか!?」
フィル「・・・!?」


カリウスに凍てつく波動が効いていなかったことを、ネオスは悟る。
もう一度凍てつく波動を杖から撃ち放つが、全く動じていない。アイクたちには更なる縛りに
よる痛みが襲ってきた。

カリウス「・・・言ったろう。そう簡単に、負けはしないって」

これでカリウスは、自分の力をネオスに見せることが出来た。
ネオスと会わない間に得てきた力を、自分で見せつけていた。ネオスも今のままでは
まずい、と察した。

ネオス「・・・ふんっ!!」


ネオスがそう言葉にならないような声を発した時、突然地面が大きく揺れ出した。
それによって、ようやく凍てつく波動が打ち砕かれる。
フィルは力が入らずその場に座ったままであった。

ネオス「残念ですが此処までのようですね」
カリウス「・・・!」

ネオス「では皆さんまたどこかでお会いしましょう。ごきげんよう・・・」


ネオスは瞬時にその場からワープしたように消え去る。
カリウスもそれでようやく力が解放されたような気がしていた。皆が
カリウスの元に駆け寄る。

レイ「か、カリウス・・・どうしてお前だけ・・・!」
カリウス「分からないけど・・・でも、いつもと違う気を感じ取っていた気がするんだ」

メロディ「というかまずは逃げよう!!」
アイク「あ、あぁしまった!行くぞ!」

カリウスはフィルの腰を掴んでその場に立たせる。まだ足がもたついているような
状態だが、走れないことはなかった。
五人は急いで崩れてくる遺跡の中から脱出する。

アイク「此処にもう用はない!さっさと船に戻ろう!!」

レイ「また来た!奴等だ!」
カリウス「くっ・・・」


・・・さぁ来い・・・怨恨のみの憎き同士よ・・・!


つづく


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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

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