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endless memories [リメイク版]


第16話

反応

謎に包まれている島へと航行を続ける彼等のレーダーが、怪しい 影をキャッチした。戦端は開かれるのか。そして、ガトーたちが 次に狙う場所とは・・・。




過去のカティーナ戦役で無念の撤退を余儀なくされ、その後結局部隊編成が出来ずに
消耗戦となったあの時、ガトーも司令官も屈辱的な思いを受けた。
グラードルと呼ばれる第一級の指揮官もそうである。
その無念を晴らすために、死んでいった英霊たちに自分たちがここまで上り詰めたのだと
いうことを示すために、核弾頭を奪取し世界中を戦争の「渦」に巻き込もうとしているガトー。
陸戦部隊の指揮をグラードルが行うという決定が下され、さらに士気は高まっていた。

ガトー「グラードル!懐かしいぞ!」
グラードル「少佐!ご無事で何よりです!」
ガトー「またあの時のように、指揮を頼むぞ」
グラードル「お互い、頑張りましょう!」

ガトーが作戦実行のため暫く基地から離れていたので、久々の再会となる。グラードルは
第一級の指揮官であり、ガトーと親しみのある仲でもある。
戦友以外の面もあり、一緒に酒を酌み交わすこともある。


軍曹「ガトー少佐。既に部隊の準備は整えてあります」
ガトー「分かった。私も出撃準備に取りかかろう」

目指すは・・・オーク大陸エルジア王国


「サンサルバシオン・・・!」



彼等の乗る巡航艦の船内。
環境にはフィルとアイクがいる。フィルは艦橋から見える景色を見て、アイクは
対空対艦レーダーをずっと見続けてきた。

その時だった。


アイク「ん・・・フィル、これ見てくれ」
フィル「うん。・・・これって?」
アイク「漁船か?すぐに識別信号を確認しよう」

アイクは装置を動かして識別信号を自動分析させた。
その結果が10秒足らずで出た。

フィル「え・・・!」
アイク「っ・・・!」

エルジア海軍の巡航艦だ・・・!


その報はすぐに艦内に響き渡った。

アイク「エルジア海軍巡航艦を確認!繰り返すエルジア海軍巡航艦を確認!」

展望デッキでその報を聞いたカリウスとメロディは驚いた。

メロディ「えっ!?」
カリウス「現れたか・・・メロディ、双眼鏡を!」
メロディ「はいっ!」

メロディは投げて双眼鏡を渡す。カリウスは右手でそれをキャッチして、すぐに周囲の
海域を目視で調べる。

フィル「敵艦進路変更!こっちに向かってくるよ!」
アイク「右舷3時の方向、距離およそ10キロメートル!」

そう言われカリウスは3時の方向へ双眼鏡を向ける。
巡航艦が双眼鏡でハッキリと捉えられるところにまで接近していた。

カリウス「あれか・・・!」
メロディ「戦闘意志はあるのかな?」
カリウス「今のところは分からないな・・・」

アイク「カリウス、どうする!」

無線から大きな声が聞こえてきた。
こんな時もカリウスは冷静に対処しようと必死だった。

カリウス「相手に交戦意志が無いのなら素通りするが、今はまだ分からない」

その瞬間また艦内放送でフィルの声が流される。

フィル「敵艦からの通信だよ!内容は・・・“停船せよ。しからざれば攻撃する”」
カリウス「つまり、俺たちが止まらないと奴等は撃ってくるな・・・」
アイク「どうする。止まる訳にもいかないだろう」
カリウス「もちろんだ。主砲発射用意!・・・俺たちも艦橋に行くぞ!」
メロディ「うん!」

走って艦橋に入っていく二人。
既に距離は目視出来るところまで来ていて、主砲の射程内に入っていた。

フィル「二隻もいる・・・!?」
レイ「攻撃を受ける可能性は高いな・・・先生すべきじゃないか?」
カリウス「・・・確かにその通りだ。よし、もっとも近い巡航艦に照準を固定」

アイクがその言葉に反応して包囲を修正しつつ照準を合わせる。
準備が整った合図を、カリウスに送る。

カリウス「撃て!!」

カリウスのその一言で、アイクは引き金を引く。
そして主砲が発射される。一気に艦内に衝撃が走り、その影響でフィルが転倒する。
他の皆も何かに掴まっていたりするなど、安全を考えていた。
主砲が巡航艦に命中し、火の手が上がる。

アイク「やばい相手なんか撃ってきたぞ!」
フィル「接近してきてる・・・!」

カリウスは瞬時に悟り、そして言葉に出した。

カリウス「魚雷だ・・・フィルすぐに舵を取って左舷方向に逃げろ!」
フィル「う、うん!」
レイ「魚雷の数、2!」

二つの魚雷が高速で彼等の乗る巡航艦に迫ってくる。フィルは指示された通り、
すぐに左舷方向に舵を取り、魚雷から逃れようとする。アイクの「衝撃に備えろ!」の声で
皆は何かかしらの物に掴まる。
魚雷は命中せず通過していった。それだけでも一安心だった。

カリウス「応戦するぞ!アイク、この艦にはどんな武装があるんだ?」
アイク「主砲副砲高角砲の他には対艦用ミサイルもあるぞ」
カリウス「よし・・・ミサイル発射!」

対艦用ミサイルなら、撃ち落とされない限り命中するだろう、というのはカリウスの
予想であった。
ミサイルが射出され物凄い勢いで敵艦に向かっていく。また衝撃が走る。

レイ「良いぞ行け行け・・・!」
アイク「敵が機銃を撃ち始めた!」
カリウス「もってくれよ・・・!」

加速していくミサイル四発がそれぞれ巡航艦に命中する。
その瞬間大きな爆発と音が一帯を鳴らした。火を噴きながら敵艦二隻は沈んでいく。

メロディ「やった!切り抜けた!!」
レイ「ふぅ・・・良かった。取り敢えずこれで一安心だね」
カリウス「だが今の分だと、これからもこんな形で遭遇することになりそうだな・・・充分に
気を付けるとしようか」

アイク「そうだな。弾薬にも限りってもんがあるしな」


この海に出てから最初の危機。
それを何とかして切り抜けた彼等は、引き続き謎の島目掛けて航行を続ける。

だんだんと、怪しい雰囲気が伝わり始めてきた。


つづく


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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

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