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endless memories [リメイク版]

Act.2 nucleus
第15話

過去の戦役

嘗ての若かった頃の記憶が今蘇り、 彼等の見せ場となったあの戦いが振り返られる。




軍曹「管制官。現状を報告せよ」


「奴等」の駐留基地。
ガトー率いる勢力の拠点とも言うべき場所。
そこで今奴等は、任務を終えたばかりのガトー少佐を
待っていた。


管制官「現状に変化はありません」

するとその瞬間にレーダーに反応が起こる。

管制官「あ、いや待って下さい!この空域に向かって飛行してくる未確認飛行物体を
確認しました。距離60キロメートル。速度およそ800キロ。高度2万7千フィート」

軍曹「識別信号を確認しろ」
管制官「はっ。・・・識別信号を確認。E7028。ガトー少佐の乗るロケットです!」
軍曹「よし。すぐに回収班を出撃させる」


兵士「少佐が帰ってくるぞ!積荷もだ!」
兵士「ホントか!」

上空からさらに小型に形成された飛行機が射出され、それを操り
ガトーは駐留基地に帰還した。彼とその部下たちは、ギルドの街で核弾頭を奪取するという、
軍隊にとっては偉業を成し遂げたのだった。
だがカリウスや大公軍の戦いで部隊は損害率5割にまでなった。それでも核弾頭を無事に
届けることが出来、兵士の士気は高まっていた。


隊長「少佐!お久しぶりです!」

この駐留部隊の分隊長を務める「ジンツァー」がガトーにそう言った。

ガトー「おぉジンツァーか、久しいぞ!」
ジンツァー「任務、ご苦労様です!」
ガトー「感謝する。これで吾々の計画も一歩先へ進んだことになるな」
ジンツァー「あとは行動に移すのみ、ですね。それにしても妙な人物に出会ったとか・・・」
ガトー「あぁ・・・奴等のことか。5名ほどの若い子供に遭遇した。戦争は経験していなさ
そうだったが・・・」

ジンツァーは疑問に思った。
何故子供がギガント公国に協力しているのか。
何者なのか、彼は調べてみたくなった。

ガトー「だが戦闘能力は相当高い。私ですら危ない場面があった。
あの連中の一部は・・・元々兵士だったのかもしれんな」

ジンツァー「敵に回すと厄介に思えますが」
ガトー「とは言っても味方に出来るはずもない。邪魔をするなら立ち向かうだけのことだ」


ジンツァーから案内を受け、ガトーは司令室に戻ってきた。
司令室の中にはこの基地内で「閣下」と呼ばれる男がいた。

ガトー「ガトー、ただいま戻りました」
???「ご苦労だったガトー。今回の武勲は比類なきものになるであろう」
ガトー「ありがとうございます」
???「近々核弾頭を使うことはないが、吾々の技術者に託して分析させることにする。
・・・これがあれば、戦火は一気に世界中に広がる」

あの・・・屈辱的な戦いのようにはさせない・・・。

◆
 

ガトー「くっ・・・しつこいハエめ!」
グラードル「少佐!一旦本部までお戻り下さい!作戦を練り直します!」
ガトー「っ・・・分かった!」

管制官「閣下!吾が軍の損害が著しくあります。このままでは中央突破され、敵が
本陣に近づきます!!」

???「・・・もはやこれまで、か。全軍に撤退命令を出せ!」
ガトー「しかし閣下!吾々はまだ戦えます!士気も高く物資も残っているでは
ありませんか!」

???「敵は確実に兵を押し切ってこちらへ向かってきている。それにこのまま戦いを続ければ、
陣は薙ぎ倒され消耗戦となってしまうのだ・・・ここは撤退して、兵力の再編成を行うのが
先決だろう」

ガトー「生き恥を晒せというのですか!?私は行きます!」
???「ならん!!」

閣下と呼ばれるその男はガトーを引き留めた。

???「生きてこそ掴むことの出来る栄光をこの手に掴むまで・・・その命、わしが預かる!
・・・良いな?」

ガトー「っ・・・!」

◆

 
???「・・・カティーナ戦役では屈辱的な思いをした。その時の無念を、その時に死んでいった
英霊たちのために、晴らす時が来たのだ。核弾頭を使って・・・」

ガトー「吾が身命に代えましても、必ずや計画を完遂させてみせます」
???「外部勢力には充分に気を付けるのだぞ。それから、陸戦部隊の総指揮は、
グラードルと、お前とでやってもらう。良いな?」

ガトー「分かりました」


ギガント公国から出航したばかりの彼等。
青い空の広がる下、海の上を通常速度で航行を続ける巡航艦。
展望デッキに椅子を置き、カリウスは海を見続けていた。

カリウス「・・・」

するとカリウスのもとにメロディがやってくる。
突然頭の上に何かが乗っかってきた、と思ったらそれはメロディの両手であった。

カリウス「ん・・・あぁ、どうしたの?」
メロディ「ううん、特に意味はないよ。カリウス此処にいるのかなーって、来てみただけ」
カリウス「正解。お見事ですっ」
メロディ「えへっ」

すると今度はカリウスが持っている船内無線機に連絡が入る。
カリウスがその無線に答える。

カリウス「俺だ」

無線の主はアイクだった。

アイク「船内の確認が終わったぞ。そっちはどうだ?」
カリウス「甲板部や主砲副砲高角砲には異常はない。というかよく分からないだけだけど」
アイク「まぁそうだろうな。初めから分かれと言う方が無理あるだろう。
巡航艦としては狭いものだが、生活スペースは申し分なく揃っている。問題は敵と
遭遇した時だ。分かっているだろう?」

カリウス「もちろんだとも」

アイクの無線から風の音が聞こえてきたので、アイクはそれを問う。

アイク「カリウス、おめぇ今どこにいるんだ?」
カリウス「展望デッキにいるよ」
アイク「ん、分かった。また何かあれば連絡するぜ」
カリウス「ありがとう」

アイクは通信を切る。

アイク「しかし彼奴、なんで展望デッキになんているんだ?艦橋にいれば良いだろうに」
フィル「おーいアイクぅ。メロディ見てない?」
アイク「いいや」
フィル「20分前から見かけなくなったんだよね。どこ行ったのかな?」

彼奴・・・まぁ良いか、たまには。


彼等はギレン元帥に教えられた、謎に包まれている島へと向かっていた。


つづく
 
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プロフィール

name
『かくれメタル』です。
性別:男
blood
A型
birth day
西暦1994年(平成6年)8月15日
address
北海道の何処か
occupation
今年(H25)で大学生です。
introduce
当ホームページでは小説を中心に書かせてもらっています。
更新はまちまちだけど、是非見ていって下さい。
よろしくお願いします(・へ・)

diary

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