ドイツ語入門講座
第一回
ドイツ語のアルファベット
ドイツ語でアー・ベー・ツェー!
ドイツ語に使われる文字は以下の通りです。

あれあれ?なんだか変な文字が並んでいますね?他のは見覚えがあるけど・・・。
まぁそう怖がらず見ていきましょう。
あれあれ?なんだか変な文字が並んでいますね?他のは見覚えがあるけど・・・。
まぁそう怖がらず見ていきましょう。

<母音>
ドイツ語の母音は7つあります。図の下はアルファベットの名前です。
| A | アー |
| E | エー |
| I | イー |
| O | オー |
| U | ウー |
| Ä | アー・ウムラウト |
| Ö | オー・ウムラウト |
| Ü | ウー・ウムラウト |
A、E、I、O、Uの発音の仕方はローマ字読みです。
Udo...ウドさん
しかし、残りのÄ、Ö、Üは日本語にはないので練習が必要です。
まずは発音を聞いてみましょう。
どういうふうに聞こえましたか?
文字の上についた二つの点はウムラウトと呼ばれ、「舌の位置をEを発音するときと同じに様にして発音する」ことを表します。つまり、ウムラウトがついているアルファベットを発音するときの口の形で「エ」を言うのです。
Äを言いたい場合、まず「アー」と言ってみてください。
できましたか?
ではその口の形を維持したまま「エー」と言ってください。アともエとも区別できない音を出せたら成功?です。
他のウムラウト母音も同じやり方でできます。
まとめます。
Ä ・・・「ア」の口の形で「エ」と言う
Ö ・・・「オ」の口の形で「エ」と言う
Ü ・・・「ウ」の口の形で「エ」と言う
<二重母音>
ドイツ語では母音が連続して並んだ時に読み方が変化するときがあります。例は人の名前です。
ドイツ語では母音が連続して並んだ時に読み方が変化するときがあります。例は人の名前です。
| アルファベット | 読み方 | 例 |
| EI | アイ | Heinlich ハインリッヒ |
| AU | アオ | Klaus クラオス |
| EU | オイ | Eugenie オイゲーニエ |
| ÄU | オイ | euと同じ |
| IE | イー | Siegfrid ジークフリード |
これだけです。
<子音>

ドイツ語の表記は30個のアルファベットといくつかの組み合わせで成り立っています。
子音のアルファベットは22個です。
でもそのうちローマ字と同じ読み方をするアルファベットは12個です。
ドイツ語の表記は30個のアルファベットといくつかの組み合わせで成り立っています。
子音のアルファベットは22個です。
でもそのうちローマ字と同じ読み方をするアルファベットは12個です。
| B | ベー |
| D | デー |
| F | エフ |
| G | ゲー |
| H | ハー |
| K | カー |
| L | エル |
| M | エム |
| N | エヌ |
| P | ぺー |
| T | テー |
| X | イクス |
それ以外の子音、10個は違った読み方をしなければなりません。
は後に解説します。| 文字 | 名前 | 読み方 | 例(読み方) 意味 |
| C | ツェー | 外来語のみに使う。ツかク。 | Mercedes-Benz (メルツェデスベンツ) メルセデスベンツ |
| J | ヨット | ヤ。 英語のY |
Yacht (ヤクト) ヨット |
| Q | クー/クヴェー | 常にuと一緒で クヴと読む |
Qulität (クヴァリタート) 質 |
| R | アる | ![]() |
Reich (らイヒ) 帝国 |
| S | セー | 母音の前でズ それ以外はス |
Saat (ザート) 種まき |
| V | ファウ | フ。 Fと同じ |
Vier (フィアー) 4 |
| W | ヴェー | ヴ | Wachs (ヴァックス) ワックス |
| Y | ゆプシロン | 語頭ではほぼJと同じ。語中ではÜ![]() |
Yeti (イェティ) イエティ |
| Z | ツェット | ツ。Cと同じ | Zeit (ツァイト) 時間 |
| ß | エスツェット | ス。 常に語中 |
heiß (ハイス) 熱い |
ロベルトではなくホベルトのように聴こえませんか?
このRはうがいをするときの喉のふるえの音です。うがいをしているつもりで音を出し、母音を添えてください。
この音はドイツ語圏の北側でよく聞かれます。
しかし、Rを強調して言う時にドイツ語話者の人はRを巻き舌で言います。
非常に稀ですが北欧の言葉からの借用語に含まれるYはÜと読まれます。
例:Yggdrasil(ゆグドラシル、古ノルド語から借用)
ユグドラシル(北欧神話で世界を支えているとされる大樹)
このRはうがいをするときの喉のふるえの音です。うがいをしているつもりで音を出し、母音を添えてください。
この音はドイツ語圏の北側でよく聞かれます。
しかし、Rを強調して言う時にドイツ語話者の人はRを巻き舌で言います。
非常に稀ですが北欧の言葉からの借用語に含まれるYはÜと読まれます。例:Yggdrasil(ゆグドラシル、古ノルド語から借用)
ユグドラシル(北欧神話で世界を支えているとされる大樹)
子音の組み合わせとルール
いくつかの子音と母音は組み合わせによって音が変わります。
SS
エスツェットと同じようにただの「ス」です。
Pass(パス)パスポート
IG
語尾の-igは~ッヒと発音されます。イッヒッヒ
Ludwig(ルートヴィッヒ)
語末のB、D、G
それぞれP、T、Kの音に変化します。
Alb(アルプ)妖精
Ferfinand(フェルディナント)
Gerorg(ゲオルク)
-NG
鼻にかかったンです。漫画の「ン」。
Wolfgang(ヴォルフガング)
CH
Hの音に似ていますがそれより強いです。
溜息をついたときの「ハ~っ」に近いです。できなくても落ち込まないように!
Joachim(ヨアヒム)
このCHは後ろに子音がつくとハと読まなくなりクのようになります。
Christof(クリストフ)
またCHSはXのようにクスと読みます。
PF
カタカナで書くと「プフ」ですが、この通りに読まないでください。
前歯を下唇に軽くのせてpfを連続で発音するとできます。
Pflanze(プフランツェ)植物
TH
英語であれば「this」や「month」のthですが、ドイツ語ではただのTです。
Katharina(カタリナ)
-TION
基本的に外来語のみです。ツィオーンと読みます。
H
Hが後ろに着いた母音は音が伸びます。
Ohr(オーア)耳、Uhr(ウーア)時計、Ehre(エーれ)尊厳、Ahnung(アーヌング)予感
-ER,-AR、-OR
地方差はありますが「アー」のように読まれます。
Walter(ヴァルター)
Dagmar(ダクマー)
Theodor(テオドア)
最後は簡単です。
SCHとTSCH
これはシュとチュと読みます。
Schwester(シュヴェスター)姉妹
Deutschland(ドイチュラント)ドイツ
以上のことを踏まえて、これはどう読むのでしょうか。
TSCHÜSS!
それではみなさんさようなら。
TSCHÜSS! (ばいばい!)
参考文献
大岩信太郎『辞書なしで学べるドイツ語最初歩』(三修社,2004)
小泉保『音声学入門』(大学書林,1996)
著者不明『クラウン独和辞典第三版』(三省堂,2003)
Angela Braun,Antje Seidel,Robert F.Wittkamp,Masato Izumi『Achso neu!』(同学社,2007)
音声サンプル『Nordic Names』http://www.nordicnames.de/inhaltsverxeichnis.html
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