過程

2018年11月9日 21時51分41秒 (Fri)

何事も そこに行き着くまでの過程というものがあるものです。
ずいぶん前のことです。朝早く電話がなりました。
「鎌を研いでください。」5キロはなれた所にお住まいのおばあさんからです。さっそく車を飛ばして取りに伺いました。家に持って帰って研いで 3丁で研ぎ代金600円の請求書をもって また伺いました。ところが留守で居られません。仕方なく家に持って帰りました。しばらくして電話で居られることを確認して また行きました。「留守にして悪かったねえ。上がってお茶でも飲んでいけさ。」帰りがけに なすと きゅうりを頂いて家に着いたらお昼になっていました。「若い者のする仕事じゃねえな。年寄りとお茶なんか飲んでいたって、情けねえ。日なかで600えんとは。」と父が言いました。でも 鋸の注文がないので刃物研ぎを続けるしかありませんでした。
 あれから25年、今 嫁戻り鎌と名づけた鎌を作っています。テレビ放映のおかげで数百丁の注文になりましたが まだ40丁位しか発送できていません。ミニ鋸と鎌を一緒にご注文されたお客様には まだ相当、納品まで日にちがかかります。
 鎌に対する お客様の期待を紹介します。
「出て行った嫁が もどって来るほどの切れ味の鎌とは いったいどんなでしょう。楽しみにしてます。」
 自分でも いい名前を付けたと思いますが とても責任を感じます。あのときのおばあさん👵の茶のみ話からすぐに思い付いた名前なのです。「嫁戻り鎌」、実際の体験談をもとにしてあるので説得力のある商品名です。

コメント

松尾陽子登録ユーザー

注文の件
10/30にミニ鋸と鎌セットを注文致しました。ブログでかなり注文の数が多い事を知りました。気長にお待ち致します。時々ブログにて経過を載せて頂けると嬉しいです😃寒くなりますので、お身体大切にお仕事頑張って下さい🤗
投稿日:2018年11月20日 20:19

この記事にコメントする



メールアドレスは公開されません。サイト運営者からの連絡に使用されることがあります。

入力すると投稿者名がリンクとして公開されます。


表示されているひらがなを入力してください
認証コード

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
新潟県長岡市在住の鋸職人・東賢一郎
3代目中屋長二郎

ブログ Blog

日月火水木金土
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数