あさり

2017年7月2日 18時05分31秒 (Sun)

昨年、玄関脇のモミの木を切りました。
植えてから16年経ち、直径約15センチになっていました。
これを伐採するために、あさりの少ない切巾の小さい尺一寸両刃を使ってみましたが、なかなか切れません。
おがくずが出にくいため、切り進んでいきません。
この時初めて「湿った生木は、あさりを多めに出さなければならない」ということを身をもって感じました。
実はこの記事を書くのは二度目ですが、これと同じことが昨日ありました。
記念セールの尺寸両刃を購入された見習いの大工さんからのメールです。
「4寸角の湿った杉材を使って鋸で切る練習をしていますが、あまりよく切れません。教えてください」
「記念セールの細型尺寸両刃は乾燥材を正確に切ることができるように、あさりは少ないです。そのような大きい濡れた角材は、あさり幅の大きい尺一寸両刃でなければ思うような仕事はできません」
とお答えしました。
切る材木の大きさと鋸の大きさ寸法の関係は微妙です。
そのために昔から7寸~尺2寸までの両刃鋸が長い間、生産されてきました。
でも最近では、実際の現場において、丸ノコやスライドソー、プレカットを使用していて、大きい両刃鋸の出番はありません。
「大工道具の中で一番鋸が負けた」
という所以です。

この記事にコメントする



メールアドレスは公開されません。サイト運営者からの連絡に使用されることがあります。

入力すると投稿者名がリンクとして公開されます。


表示されているひらがなを入力してください
認証コード

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
新潟県長岡市在住の鋸職人・東賢一郎
3代目中屋長二郎

ブログ Blog

日月火水木金土
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数