研磨機

2015年9月2日 8時44分54秒 (Wed)


img_20150902-093331.jpg

img_20150902-093736.jpg

img_20150902-093816.jpg

img_20150902-093848.jpg



お盆から約半月削る作業を止めていました。
研磨機の修理で使えなかったからです。

使用している研磨機は、(株)日興機械製の精密平面研磨機です。
昭和42年に父が導入しました。
鋸業界では、初めての1台でした。
モーターと砥石が直結しているため、高い精度が出る構造になっています。
値段も高価。従来のものより倍近く、国産の高級車が買える価格でした。
その後、鋸業界だけでも国内に数百台行き渡りました。
父の代には、合計5台の研磨機が並びました。鋸業界の黄金時代でした。
替え刃式鋸と違って伝統の両刃鋸は、削らないと作れません。
研磨機は鋸業界に無くてはならないもので、製造している日興機械も黄金時代でした。
その会社はとても儲かって業績が良かったのですが、不況と新社屋を建てたことも原因で15年前に倒産してしまいました。

和風総本家の放送以来、ミニ鋸の製造のために研磨機を稼働することが多くなりました。
ミニ鋸も伝統の両刃鋸と変わらない製造工程です。
そのため購入後半世紀近く経つ機械を酷使することになりました。
父の代に5台あった研磨機は、従業員を解雇した年に3台手放しました。
残った2台の研磨機をフル稼働させてきました。
日に日に油圧ポンプの音が大きくなり、力も弱くなってきました。
だましだまし使っていましたが限界。
修理屋さんに頼んで新品の油圧ポンプに交換することにしました。
費用は、私の1か月分の収入ほどかかりました。
これからは静かな環境で能率よく仕事ができます。
いつか壊れるのではという心配はなくなりました。
傷んだ機械は延命できましたが
私の方が先に傷んでしまうかもしれません。


           (本人綴り )

     
                 

頭が壊れませんように・・・管理人

この記事にコメントする



メールアドレスは公開されません。サイト運営者からの連絡に使用されることがあります。

入力すると投稿者名がリンクとして公開されます。


表示されているひらがなを入力してください
認証コード

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
新潟県長岡市在住の鋸職人・東賢一郎
3代目中屋長二郎

ブログ Blog

日月火水木金土
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数