溶接 

2015年2月9日 20時37分40秒 (Mon)

溶接を手掛けるようになって3年目。
ようやく、納得の行く仕事が出来るようになってきました。
最初は、100枚溶接すると、そのうち50枚が不良品。
昔は、コミ付け屋という下請け業者が何軒もありました。
両刃鋸の首の部分は、細いのでその分厚くしなければ、もとが弱くなって
品物になりません。
板よりも厚い鋼を溶接するわけです。

もし、溶接をしない方法を選ぶ場合は、厚い鋸の板を首になる部分以外を熱して薄い板にします。
この工程を鍛造といいます。騒音がして、高熱の作業でおまけに鋼の板がひずみます。
それで私は、溶接を手掛けることにしたのです。

溶接は、1500度の稲妻を発生させて、二種類の金属を熱で溶かしてくっつける作業です。
板の厚さに合わせた電流の強さの調節の他に
右手は水平方向のに動かし
左手は溶接棒を上下に動かし
熱で溶けた状態の表面の様子を見ながら
何があっても板の端まで、その動きを続けなければなりません。
手に蚊が止まっても、絶対に手を休めてはいけません。


今では、不良品は100枚中2枚に減りました。

溶接は、鋸の基本となる材料を作る作業なので
この作業が完璧でないと、次の工程にすすめません。

いい加減な溶接だと、仕上がっても売り物になりません。
2500円の材料費が(資源)ごみになってしまいます。

溶接の失敗で
宇宙ロケットの打ち上げに失敗した例もあります。

それほど溶接の技術は、重要なのです。
前に聞いたことがありますが、
上を向きながら溶接するのが、とても難しいのだそうです。
とにかく何でも技を究めていくには
失敗を何度も繰り返し繰り返し
諦めずに続けることです。

ちなみに溶接のことはさっぱりわからなかったので
5軒ほど溶接関連の会社や職人さんを訪ねて、教えを請いました。
そして、その後は、一人で失敗を重ねながら溶接のこつがわかるようになってきました。

         (聞き書き)



追記

ブログをお読みくださいまして、いつもありがとうございます。
聞き書きの時は、
本当に聞き書きで
隣で喋るのを入力しています。

徐々にその作業速度がアップして
今日の記事は30分以内に口述から入力し終えました。

何事も続けることだなあと思います。
認知症の予防にもなっています。

そして、ブログを読み返すことが
介護の疲れを癒してくれているようです。
読んで下さる方の存在も励みになっております。

今後ともよろしくお願いいたします。



 

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