畔挽き鋸 Azebiki Saw

畔挽き鋸
img_20161114-195752.jpg

用途:平面への切り込み、筋引き、小さな凹部の底切り、彫刻等

特徴:刃渡りがR状に膨らんでいます。

 
刃渡り長さ 鋸板の厚さ
30㍉ 0.35㍉+あさり
45㍉ 0.38㍉+あさり
60㍉ 0.4㍉+あさり
75㍉ 0.45㍉+あさり
90㍉ 0.5㍉+あさり


img_20161114-195832.jpg

(2017年1月11日追加記事)
昔から鋸の良し悪しを表す言葉があります。それは「首から曲がる粗悪品」というものです。
鋸の首部分の厚さが足りないとそこがへなへなと曲がり力が伝わりません。
特に畦挽き鋸は首の部分が長いので刃渡り75ミリ以上のものは1.8ミリ以上の厚さが必要です。
では、全体を1.9ミリ以上の材料で作った場合刃部の仕上がりの厚さは0.5ミリくらいですから、削る工程で大変な手間がかかります。それに材料費も3倍かかります。
それで私は1.2ミリの鋸刃になる高い材料と、1.8ミリの首部になる安い材料を溶接します。
しかし、この作業は時間と技術が必要ですから鋸の各メーカーは作るのをためらいがちです。
そして、1枚の薄い材料で首部を短くしたり巾を広くしたりしてなんとか畦挽き鋸に近いものを作りますが、薄いものはやはり無理があります。
また、できるだけ容易に作れるように刃通りを直線に近づけたものにしたがりますが、本来の小さく曲線を描いたような刃通りの畦挽きは切り進む力が強いです。
ただし、目立ての工程で曲線状になるほどだんだん手作業の割合が高くなっていきます。
なお、首の部分だけ折れないようにガスの炎でなまして硬度を落とします。
なますと曲がりはするものの折れません。
人間も同様首が折れればおしまいです。
img_20170111-133430.jpg
溶接前の加熱
img_20170111-133230.jpg
溶接後の加熱
img_20170111-133547.jpg
溶接直後
img_20170111-133642.jpg
溶接の終了した畦挽き
img_20170111-133734.jpg
焼き戻し後の首部のなまし
img_20170111-133859.jpg
なましの終了した畦挽き

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
新潟県長岡市在住の鋸職人・東賢一郎
3代目中屋長二郎

ブログ Blog

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

アーカイブ

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数