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一人の男




こちらは作者が初めて書いた短編です。

不朽の名作で彼が歌った「ハンナムジャ」にインスパイアされたものです。

以下…、その歌の意訳です。(あくまでも作者の主観による意訳です)



~一人の男~






随分と時が過ぎたね…

こんな言葉さえ色褪せてしまうほど


目を見ただけで君の気持ちがわかるよ

友達のように…影のように…


いつも一緒にいたね

君が辛いときも、哀しいときも

寂しそうなときも…

彼と別れて苦しんでいるときも

僕が涙を拭ってあげた



ある男がいた

君をとても愛している…

ある男がいた

愛の告白もできずにいる…

手を伸ばせば届く距離に

自分よりも大切な君がいる

そして…僕がいる



千回は飲み込んで

一万回は抑えつけた

本当は言いたくて堪らないのに…

今すぐ君を抱きしめたいのに……



ある女がいた

こんな僕に気付かない

愛されていながら

その愛に気付きもしない

僕と同じくらい馬鹿で…哀しげな君…

この瞬間も涙が溢れそうだけど

幸せだよ

君の傍にいられたら…それだけで……

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