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仮面ライダークウガRe:


散る命

「!・・・・どういうことだよそれ!?」
現場に向かって飛ばしていたコスモとペルセウスとG6だったが、本部から入ってきた通信に思わず耳を疑いコスモが怒鳴りながら聞き返す。
『どうもこうもそういうことよ!こっちでも分かってるのは焼津を焼いていた巨体がJによく似た姿に変形したってこと!!』
本部でも相当な混乱の最中なのか、通信を繋げてきた美穂を声を荒げている。
「一体誰がそんなとんでもない物を作り上げたんだ・・・・?」
G6は唇をかみしめながらそんな疑問を呟いていた―――・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「これは・・・・・!?」
クウガは突如目の前で変形して姿を現したJに思わず声を漏らす。
直後、何かを感じ取ったクウガは一気に加速して滞空していた場所から離脱する。すると、その場を複数のビームとミサイルが駆け抜ける。
場を離れたクウガに対し追うようにミサイルが放たれると、クウガはそれらを手にしたライフルで撃ち落としていく。
ふと、クウガがJを見ると胸部に備えられた砲門が光を放っているに気付く。
(マズイ・・・・!!)
回避行動をとったクウガに対しJは胸部から薙ぎ払うようにビームが放たれる。間一髪クウガはその攻撃を躱すも、放たれたビームは周囲を薙ぎ払い巨大な炎を生み出す。
「なんて破壊力だ・・・!!」
そう漏らしたクウガ目がけてJは腕に備え付けられた小型の盾を飛ばす。盾は飛び回りながらクウガ目がけてビームを放つ。
クウガはその攻撃を躱し続けながらライフルからビームを続けるも、盾にもビームシールドが備わっているのかビームが弾かれていた。さらにクウガ目がけてエルシオがビームサーベルを振ってくる。
Jの大火力の砲撃にさらされ、エルシオからも攻撃を受けていたクウガは受け身の状態にならざるをえなかった。

「雄介さん!!」
突如別方向から盾目がけてビームが飛んで来る。クウガがその方向を見るとコスモ・ペルセウス・G6が飛来した。
「ビームを弾く・・・!?」
自身の放ったビームが弾かれるのを見て、コスモが驚きの声を上げる。
「ビームシールドを備えてるみたいなんだ」
「厄介なものを装備してるな・・・・」
クウガが言ったことに対し、G6が仮面の下の表情をゆがめながらそう呟く。
その4人に対しエルシオと残ったインベスが襲い掛かって来たのを見て、ペルセウスとG6が迎え討っていた。
「総司。俺達はあれを」
「はい!」
クウガに対しコスモがそう返事すると、2人は向かっていった。
Jはフライトユニット上部のビーム砲を放とうとする。しかし、既に弱点に気付いていたのかクウガはコスモにある指示を出す。
「総司!俺が囮になるから懐に潜り込め!!」
「分かりました!」
そう言うとクウガはJの前で複雑な動きをしながら高速で動き回る。Jはクウガ目がけてフライトユニット上部のビーム砲で砲撃しようとするも、動きについて行けないのか狙いが定まらない。
その隙にコスモはJの懐に潜り込み、引きぬいたビームサーベルでJの腹部を切り裂く。腹部の装甲が破壊され、内部が露わになった時コスモは驚愕する。
「深央・・・!?」
Jの内部に深央の姿を見かけたことに驚き、思わず動きを止めてしまったコスモに対しJが腕を伸ばす。間一髪クウガがコスモの腕を引っ張りその場を離脱する。
「どうしたんだ総司!?急に立ち止まって・・・・」
「あの中に・・・深央が・・・」
「!?・・・そうか・・・」
依然聞いた少女のことだと分かった雄介に対し総司が言う。
「俺・・・深央に話しかけて止めさせます」
「・・・・危険だよ・・・?」
「分かってます。でも・・・」
「・・・・分かった。でも気をつけろよ」
クウガはそう言うと、コスモとJから少し距離を取る。
「深央、俺だ。総司だ!」
コスモの呼びかけに答えるかのように深央の閉じられていた目が動いた。
「そう・・・じ・・・?」
「そう俺だよ!深央、早くそれから降りよう。大丈夫だから、ちゃんと俺達が守るから」
動きの止まったJを見て、クウガはこれならと安堵する。


「何故動きが止まっているんだ!?」
映像を見ていた宇宙仮面ライダー部のメンバーが声を荒げる。
「仕方ない。これを使うか・・・・」
そう言うと、もう1人のメンバーは手元にあったリモコンのスイッチを押していた―――。



「あああああああッ!!」
「深央!!どうしたんだ!?」
突如叫び声を上げ再び動き始めたJを見てコスモが慌てて聞く。しかし、その声は耳に入っていないのか動きは止まらない。
そして、Jの胸部の砲口が光りはじめる。コスモが気付いた時には既に臨界に達しコスモ目がけて放たれようとしていた。
(マズイ・・・!!)
やられる・・!コスモがそう直感した時―――

「!?」
Jの砲口にクウガはビーム刃を突き刺していた。そして腰に残っていたもう一本をさらに深々と突き刺す。
その直後、クウガはコスモの腕を引いてその場をすぐさま離脱する。
Jは体のあちこちからビームを噴出させながら後ろに倒れ込むと、爆発するのだった―――。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Jの残骸が散らばる中、変身の解除した総司は何かを探していた。そして瓦礫の中にそれを見つけた総司は慌てて近寄る。
「深央!!」
総司は駆け寄って深央を抱きかかえる。すると深央は弱々しい息をしながら総司に答える。
「そう・・・じ。また・・・・遊ぼ・・・」
「おい・・・何言ってるんだよ・・・?」
最後にそう言うと、深央は静かに目を閉じると手が地面に落ちていた。
「深央・・・?・・・・深央ォォッ!?」
総司の叫びは瓦礫の中に響き渡っていた――――。
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