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仮面ライダークウガRe:


消されし存在

M.C.D.Fのとある一室で会議が行われていた・・・。
「やはり、奴らか・・・」
「完全に壊滅したわけではなかったとはいえ、こういった行動をまた(・・)取るとはな」
上層部による新型マスクドライダーシステム強奪事件についての会議である。彼らは犯人が何者なのかを既に掴んでいた。
「では、保志三尉を呼び戻すということで・・・」
「ああ、決まりだな・・・」
上層部はそれに対抗するための方法を既に決定していた。
「下手に野放ししているよりも我々の手元に置いておく方が安全というもの」
「ある意味、強奪された物よりも奴を敵に回す方が危険であるしな。」
上層部の一人はこう呟くのだった・・・
「もう一度働いてもらうぞ、人斬りクウガ・・・」



「東京さーん!聞きましたか―!!」
埼玉県は東京都目がけて走ってくる。その際、東京都に廊下は走ったらダメだとやんわり注意される。
「埼玉さん、廊下は走ったらだめですよ?」
「でも東京、仕方ねぇーんじゃねぇの?」
埼玉県の言いたいことは既に東京都には分かっていた。
「ええ、人斬りクウガのことですよね」
「まさか、偽物だったなんて・・・」
「けどよー、大戦が終わってから2年も経ってるのに今更出てきてどーすんだそいつは?」
神奈川県の言いたいこと、というよりも全ての擬人化概念の言いたいことは分かっていた。
「ほんと、何が目的なんでしょうか・・・」



「NGMRーX15 クウガ・・・」
真魚はM.C.D.Fのデータベースにあるクウガのデータを見ていた。
「マイティフォーム、ドラゴンフォーム、ペガサスフォーム、タイタンフォームといった四形態へのフォームチェンジ能力加えて高起動形態のエールフォーム、格闘戦重視のソードフォーム、砲撃戦重視のランチャーフォームへの背面の武装換装能力を持つ・・・」
改めてデータをみて真魚は違和感を感じ取っていた。
「使用者が記されていない・・・」
そう、使用者が記録されていないのだ。他の4つの使用者は記録されているのにだ。
(何故、クウガだけ・・・?)
「あれ、どうしたんだ?真魚。」
真魚が疑問に思っていると背後から声をかけてくる者がいた。
「あっ、保志三尉・・・」
真魚の先輩で翔一と同期である保志美徳だった。
(そういえば、ここに記録されている人達は全員保志三尉や石田一尉と同期・・・。なら・・・)
真魚はあえて美徳に疑問に思っていたことを質問した。
「石田一尉と保志三尉は同期ですよね」
「ああ、それがどうし」
「何故、X15クウガの使用者だけが記録されていないんですか?」
その質問をした途端、美徳の表情が強張った。
「・・・・、それは」
沈黙の後、答えを出そうとした時急に放送が掛かった。
『緊急放送、緊急放送。反怪人共存世界同盟賛同派による籠城事件が発生。繰り返す、反怪人共存世界同盟賛同派による籠城事件が発生・・・』
「真魚・・・」
「・・・はい。」
嫌なタイミングで起きた籠城事件。しかし、躊躇している場合ではない。真魚と美徳は現場へと急行するのだった。
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