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仮面ライダークウガRe:


明かされる真実

かつて、数多作られた改造人間たち・・・・。

しかし、いかに強力な改造人間を造ろうとも、その性能を100%発揮できるとも限らなかった。

そして、仮面ライダー真やミュータミットの系列にあたる遺伝子操作型の改造人間の発展型が考案された。

それは受精卵の段階で遺伝子操作を行い、操作し終えた人工子宮で発育させていくというものだった。埋め込まれた遺伝子の能力を発現させる前者の改造人間と違い、特殊な能力を持たないものの、より多くの知識を、より多くの力を得ることができるように設定されていた。
経験を積むことで驚異的なスピードで成長し、また、その特性によりかつて存在した改造人間と同じものに改造しても、そのカタログスペックでは遥かに上回る。

だが、技術な問題や難易度の高さもあり、成功体は一体もいないとされていた。だが―――


「いたんだよ。唯一の成功体が。誰にも知られること無く生き延びていたんだ」
堀はそう言うと、目の前に立っていた者――雄介に指をさす。
「それが、お前だろ」

「お前の力があれば怪人どもを滅ぼすことが出来るはずだ。お前が如月先生を倒したことはこの際置いといてやる。だから俺達の元へ来い、そして俺達の手で正義の鉄槌を下すんだ!!」
「お前たちの元へ行くつもりなんて・・・毛頭ない!!」
堀の言った言葉をキッパリと断る雄介を見て、堀は懐からオレンジ色をしたロックシードとベルトを取り出す。

「だったら、俺が連れていってやる・・・変身!!」
『カチドキアームズ!!いざ出陣!エイエイオー!』
ベルトにつけたロックシードを刀状のパーツで切る。すると、頭上から大型の球体が下りてくる。そして、その球体が堀の体を覆った直後、展開し、アーマーを形成していた。

「それは・・・・・」
「これは異世界のライダーの1つで仮面ライダー鎧武と呼ばれるものの強化体、カチドキアームズというものだ。ショッカーの提供した情報のもとに共同で製作された、俺が手にした新たな力だ!」
堀――鎧武は嬉々として雄介にそう語る。当の雄介は鎧武の口から出たひとつの単語に表情を変える。

「ショッカーだと・・・!?」
「そうだ!俺達宇宙仮面ライダー部はショッカーと手を組んだんだ!!全ては人類の真の繁栄のために!!」
鎧武はそう言うと、手にしていた大型の銃――火縄大橙DJ銃から雄介に向けてエネルギー弾を放つ。

「っ・・・!!ショッカーがどういった連中なのか知らないわけじゃないだろ!?」
「時として毒を飲む覚悟が必要なんだよ!!」
咄嗟にライジングドラゴンフォームに姿を変えると、放たれたエネルギー弾の弾道からすぐさま離れる。クウガの言葉を自身の言葉で退けながら、マシンガンモードへ銃を変えると、さらに乱射する。
クウガは地面に転がっていた木の棒を拾い上げると、ロッドへと錬成すると回転させエネルギー弾から身を守る。
「ちっ!だったら・・・・!!」
鎧武はDJピッチで大砲モードに出力を変えると、DJテーブルでエネルギーをリロードする。その隙を見て、クウガは鎧武目がけて駆ける。
が、いち早く充填を終えた鎧武がクウガ目がけてエネルギー弾を放つ。放たれたエネルギー弾はクウガに着弾し、爆炎をあげる。

「雄介!!」
真魚が悲鳴に似た声を上げる中、鎧武は「どうだ!」と声を上げる。が――
「ウオォォォォ!!」
「なっ・・・!?」
爆炎の中からライジングタイタンフォームになったクウガが飛び出す。反応の遅れた鎧武はそのままクウガに殴り倒される。
倒れ込む鎧武に追い打ちをかけるようにライジングマイティフォームになるとともに鎧武目がけて駆ける。

「くっそぉー!!」
鎧武はDJ銃を投げ捨てると、背中の旗を引きぬき、それ振り回して攻撃してくる。が、クウガはその攻撃を受け流しながら鎧武の腕を掴み、巴投げのような形で鎧武を投げ飛ばす。
「が・・・・っは・・・!!」
地面に叩きつけられ、一瞬呼吸が止まり身もだえする鎧武に対し、クウガは身構える。
「俺は・・・・負けない!!」
そう言いながら、クウガ目がけて突き出された旗を右脇に挟み固定すると、左手の手刀でたたき折る。驚きの声を上げながら、振り回す残りの旗を回し蹴りでへし折ると共に、素早く右ストレートを鎧武の胴体に叩き込む。

「ぐおっ・・・・・!?」
分厚い装甲のおかげか、変身解除までには至らなかったものの、ダメージにより鎧武はうずくまる。
「終わりだ、堀ゲンタロウ・・・・。誘拐事件の容疑者として逮捕する」
そう言いながら近づいて来るクウガに対し、うずくまりながら鎧武は不敵に答える。
「残念ながら・・・まだ終わりじゃないんだな、これが」
『フルーツバスケット!』
「!」
いつの間にか手にしていた鍵状のロックシードを起動させる。すると、様々なフルーツの特徴を備えた鎧が出現し、クウガに襲い掛かってくる。
咄嗟に躱すクウガだったが、鎧武の周りをその鎧たちが対空しているの見て、眉をしかめる。
「見るといい、これが鎧武の最強の力だ!!」
『ロックオープン!極アームズ!!大・大・大・大・大将軍!』
鎧武が叫びながら手にしていた極ロックシードをカチドキロックシードに差し込み回す。すると、周りを滞空していた鎧たちが融合、さらにカチドキアームズのアーマーが弾け飛ぶ。
全ての動作を終えると、そこに立っていたのは先ほどまでの鎧武とは全く違う印象を持つ姿をしていた鎧武だった。

「その姿は・・・」
「極アームズ。鎧武の最強形態にして神の領域にまで足を踏み入れた究極の姿だ!」
『マンゴーパニッシャー!』
クウガに対し高らかにそう叫ぶ鎧武は、極ロックシードを回しマンゴーの形をかたどったハンマーを出現させる。そのまま出現させたハンマーを鎧武は振り回してくる。
しかし、マンゴーパニッシャーの重量が原因なのか、クウガの身のこなしに全くついていけていない。
(さっさと終わらせるか・・・)
内心そう思いながら、クウガが踏み込もうとした時――

『影松!』
「!」
鎧武が極キーを回した途端、クウガ目がけて槍が飛んで来る。
咄嗟にクウガはその槍を掴み、鎧武の方を見ると、その手には十文字槍が握られている。クウガを貫こうと突き出してきた槍を、掴んでいた槍を放り投げた後に掴むと、手刀でたたき折る。

「どうなってるんだ・・・?」
今度はトンカチのような武器を出現させた鎧武を見ながらクウガはふと呟く。
全くジャンルの違う武器が次々と現れているからだ。

「なかなか仕留められないな・・・・それなら・・・!」
『クルミボンバー!』
極キーを回し巨大なグローブを出現させると、手にしていたドンカチでクルミボンバーをクウガ目がけて叩き飛ばす。
飛んできたクルミボンバーを別の方向に蹴り飛ばした後、鎧武が新たに出現させた弓状の武器で真魚を狙っているのに気づく。
「!しまった!?」

「お前だけでも倒してやる・・・!!」
鎧武はそう言うと、真魚目がけてエネルギーの矢を放つ。そこへ、ライジングドラゴンフォームにチェンジしたクウガが間一髪で割り込み、自身を盾にする。
「雄介!?」
「グッ・・・・!!」
真魚に変わり直撃を受けたクウガは苦悶の声を上げる。さらに追い打ちをかけるように鎧武は両端の刃でクウガに斬りかかる。とっさに腕のアーマーでその一撃を防ぐが、刃がアーマーに食い込みそこから血が滴り落ちる。
クウガは鎧武の腹部を蹴り飛ばして鎧武から離れると、傷を負った腕を押さえながら身構える。
『バナスピアー!』
『極スカッシュ!』
ブレードを倒した後、手にした槍を地面に突き刺した後、出現したエネルギーがクウガを拘束する。
「くそッ!?」
鎧武は身動きの取れないクウガに対し、新たにドリノコを呼び出し、クウガ右肩に当てると、そのまま斜めに引き下ろす。
「アアアアッ・・・!!」
その後鎧武は地面に突き刺していたバナスピアーを構えるとそのままクウガの左肩を貫き、背後にあった樹に固定する。
「ぐあっ・・・・!!」
クウガの動きを止めた鎧武は、無双セイバーを呼び出すとそのまま真魚を方へと向かう。
「!待て!?」
鎧武の目的に気が付いたクウガは鎧武に叫ぶ。額のシングルポイントを点滅させているクウガを一瞥した後、鎧武は真魚の首を掴むと、そのまま無双セイバーの切っ先を向ける。

「これが・・・宇宙仮面ライダー部の勝利の瞬間だァァァァ!!」

そのまま切っ先で――真魚の胸を貫いていた――――



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