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仮面ライダークウガRe:


変身

真魚は人斬りクウガの正体を知っているという者の後について廃工場について来ていた。
「あの、人斬りクウガの正体というのは『・・・目の前にいるさ。』えっ」
急に拳が飛んで来る。真魚はとっさに躱す。真魚は周りをマスカレイドやダスタードに囲まれているのに気付いた。
「M.C.D.Fの者が人斬りクウガに襲われる。これほどの皮肉はないな。」
「あなたは、一体・・・」
「分かってるだろ、俺こそが人斬りクウガだ。」
周囲を囲まれながら真魚は相手に問う。
「あなたの目的は何!」
「目的?そうだなぁ、名前を知らしめることかな。」
男はそう言いながらUSBメモリのような物を取り出し、起動させる。
『フレイム』
そう音声を上げると男はメモリを手首に当てる。すると男は姿を徐々に変えていき、赤い姿―フレイム・ドーパント―に姿を変える。
「やはり、あなたは偽物の人斬りクウガ・・・」
真魚はそう言いながら変身しようとベルトを取り出すも弾き飛ばされ逆に首をつかまれてしまう。
『ほぅ、よく俺が偽物だと分かったな。だが、貴様はそんな偽物にも敵わない。第一存在すら怪しい伝説だというのによくもまぁ皆信じ『存在ならするさ。』何!?』
そう声がすると背後から一人を男が近づいて来る。
「あなたっ!?」
その男は先ほど真魚とぶつかった男だった。
「変身」
そう言うと男の腹部に金の装飾が施された銀のベルトが現れたかと思うと、姿が変わっていく。完全に姿が変わり終えるとそこに立っていたのは金色のラインの走った赤い鎧に赤い複眼、クワガタを思わせる黄色い角、さらに右足に装着された金の装飾   ―仮面ライダークウガ―だった。
「行くぞ・・・」
そう言うとクウガは集団に向かっていく。マスカレイド、ダスタードはそんなクウガに飛び掛かっていくが殴り飛ばされ、蹴り飛ばされてしまう。
「すごい・・・」
真魚は思はず呟いた。数では明らかに上回っている集団を一人で圧倒している。そしてクウガは最後に残っていたダスタードを消滅させた。
『さすがは伝説に謳われた存在だ。だが・・・、素手で俺に勝てると思うな!!』
そうフレイム・ドーパントが言うと手に炎を発生させると剣へと形を変える。
『人斬りクウガは二人も要らん!この俺こそがその名に相応しい!」
敵の剣が届く前にクウガはベルトの右ホルダーから折り畳み式対装甲ナイフ「スラッシュダガー」を射出すると敵の剣を切り砕く。
『なっ、何ー!!』
動揺するフレイム・ドーパントにクウガは右足で回し蹴りを叩き込む。蹴り飛ばされたフレイム・ドーパントの体に刻印のような物が発生する。
『グアアアアアッ!!』
フレイム・ドーパントは断末魔をあげながら爆発する。爆発が収まると傍には気絶した男と砕かれたメモリが転がっている。
「あなたが、人斬りクウガ『その名前はもう捨てたよ』えっ?」
「その名前はあだ名みたいなものだったしね。俺の本当の名前は、雄介。保志雄介。」
男―保志雄介―はそう言うと真魚に微笑んだ。
「保志・・・雄介。」
真魚はそう呟いたのだった。
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