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仮面ライダークウガ 2078最終章


第24話 戦士‐クウガ‐

アマダムの声に応えるかのように巨大インベスを含め、多数のインベスが姿を現す。
ライダーの力を奪われたメンバーを守るかのように東京が変身したスカイライダーもウィザードとディケイドのもとへ駆け寄る。

「これで残った仮面ライダーのクロス・オブ・ファイアは貴様たちだけだ!!貴様たちの力も渡してもらうぞ!!」
「誰が渡すか!!」

すぐさまウィザードはインフィニティースタイルに変身すると、プラズマドラゴンシャイニングで周囲にいる等身大のインベスたちを切り裂きながらそう言い返す。
ディケイドもコンプリートフォームになると、装甲響鬼を呼び出してともに発動した〝音撃刃 鬼神覚声″で巨大インベスを一刀両断する。
今度はスカイライダーが拳による打撃を打ち込もうとするが、アマダムは両腕からガントレッド状の物を飛ばして阻止する。
アマダムはビリーザロッドでウィザードとディケイドに斬りかかるが、その攻撃はインフィニティースタイルの防御力で弾かれる。そしてウィザードとディケイドはアックスカリバーとライドブッカーで一気に斬りかかる。
そのときアマダムの腕が突如ゴムのように伸びながら近くにいた弦太朗を掴むと、一気に自分のそばに引き寄せウィザードとディケイドの目の前に突き出す。

「!」
「どうだ?この状態で攻撃はできるのか?」
「卑怯だぞ!?正々堂々とタイマンを張ったらどうなんだ!!」
「人質の状態の者がよく言う・・・」

人質状態の弦太朗がアマダムを非難するが、アマダムは気に留める様子もない。そのまま弦太朗を空中に放り投げるとウィザードとディケイドに向かってエレクトロファイヤーを放つ。
スカイライダーは飛び上がってかわすと同時に空中に放り棄てられた弦太朗の足を掴んだが、ウィザードとディケイドは直撃を受けて体から指輪とカードが飛び出して通常形態に戻ってしまう。

「以前はお前たちを生かしていたがために、クロス・オブ・ファイアが戻るきっかけとなった。だから今回はお前たちを消させてもらうぞ!」
「生憎だが、まだ奪われていない俺がいるぞ・・・!!」
「既にスカイライダーのクロス・オブ・ファイアは手の内だ。お前1人で太刀打ちできるものか!!」
「クッ・・・・・!!」

スカイライダーは地面に降り立つと掴んでいた弦太朗の足を離しながら身構えながらそう言い放つ。
ちなみにアマダムにしろスカイライダーにしろ、手を離した際に弦太朗が頭を地面に激突させていることには完全スルーである。
リボルケインとライドルスティックを手に持ちながら迫るアマダムだったが、そのとき光とともにクウガが姿を現した。
地面に着地したクウガはアマダム目がけて三日月形の光弾を放ち、後退させた。

「あれは・・・保志か・・・!?」
「でもなんか違ってないか!?」
「既に仮面ライダークウガのクロス・オブ・ファイアは私の手の内だ。お前など敵ではない!!」
「あれはヒーハックガンとNSマグネットキャノン・・・!?」
「まさか同時に2つ同時にリミットブレイクできるのか!?」
「マイティフォームの状態じゃ、クウガには遠距離攻撃能力はない・・・!!」

そのままアマダムはライダー爆熱シュートとライダー超電磁ボンバーを同時に放とうとしたとき、クウガは腕をT字に組んでエネルギーを溜め始める。
アマダムが火炎放射と電磁エネルギー弾が混じったものを放ったが、クウガもL字に構えなおした右腕の関節に左手を乗せて放った光線に押し戻される。
押し戻された攻撃ごとクウガの光線を浴びたアマダムはそのままの勢いで後方へ吹っ飛ばされる。

「グッ・・・・!なるほど、どうやらただのクウガではないようだな。だが、全ての仮面ライダークロス・オブ・ファイアを手にした私の敵ではない!!」

立ち上がりながらそう言い放ったアマダムの体中を電気がはしり始めると、アマダムの体に変化が起き始める。
肩や腕、足に突起状のものが出現し顔面がより凶悪なものに変化し、体色もより黒く変化する。
身構えるクウガに向かってきたアマダムの攻撃をクウガは腕で受け止める。さらに連続して放たれた回し蹴りをクウガはバク転で躱すと軽く助走をつけてドロップキックをぶつける。
後方に下がったアマダムに対し、クウガは両手の間に作り出した赤い光弾を放つ。
直撃したアマダムは思わず後退するが、突如アマダムの肩部分の突起が分離してブーメランのような形に変形すると、クウガに襲い掛かる。
その攻撃を回避したクウガだったが、アマダムの体中の突起がブーメラン状に変形して次々とクウガに襲い掛かる。
なんとか回避しようとするクウガだったが、かわし切れずに攻撃を受けていってしまう。
するとブーメランの1つがさすまた状に変形すると、クウガの首に直撃すると地面に抑え込んで縫い付ける。さらに四肢もさすまた状に変形したブーメランによって抑え込んで地面に縫い付られてしまった。

「こうなってはもうどうにもできないな・・・!!」

地面に磔にされているクウガに対し、アマダムはそう告げながら再び手にリボルケインを用意しながら近づく。
そのとき、アマダム目がけてエネルギー弾と銀の弾丸が撃ち込まれる。
ライドブッカーとウィザーソードガンを構えるディケイドとウィザードに対し、デンガッシャーガンモードを構えるが、逆方向からスカイライダーがスカイスクリューキックを放つ。しかし、その攻撃は突如出現したドラグシールドで防がれる。

アマダムがウィザードたちに気を取られている隙にクウガは全身を赤く発光させて力を増幅させると、四肢を拘束していたさすまた状の物を力任せに吹っ飛ばす。
首を拘束していたものも引き抜きながら起き上がると、強化形態へとチェンジする。

「クウガの・・・姿が変わる・・・!?」
「まさか、ライジングアルティメットに!?」

ユウスケはそう声を上げるが、クウガの肩アーマーは鋭い形状のものへと、アーマーは銀の縁取りの赤いものへと、アーマー以外の体の部分も赤く額の角も4本へと変化し胸部中央にコアモノリスと呼ばれる四角形状の器官が現れる。
強化形態になったクウガにアマダムは向かっていくが、クウガはその勢いを利用して投げ技を使って投げ飛ばす。
すぐさま起き上がったアマダムはパンチを放つが、少しかがんでその攻撃を躱したクウガはアマダムを持ち上げるとまた投げ飛ばす。
投げ飛ばされたアマダムは起き上がるとクウガに対し蹴りを放つがその攻撃をクウガは回避する。再び蹴りを放とうとするアマダムだったが、クウガはその足を掴むと捻りを加えて地面に叩きつける。

起き上がったアマダムをクウガは掴みむとまた投げ飛ばす。さらにクウガは巴投げでアマダムを投げ飛ばす。
再度向かってくるアマダムに対し、勢いを利用して2回連続して投げ飛ばす。
クウガはアマダムの足を掴んで持ち上げるとそのまま後方へ投げ飛ばす。

クウガは倒れこんだアマダムを持ち上げるとそのまま逆方向へと投げ飛ばした。
クウガは足元の地面に現れたクウガのシンボルマークであるリント文字を模したエネルギーを右足に溜めると、フラフラになりながら起き上がったアマダム目がけて飛び蹴りを放った。

「バッ、馬鹿な・・・!?全ての仮面ライダーのクロス・オブ・ファイアを手に入れたこの私が・・・こんな所で・・・!?」

クウガの飛び蹴りを浴びたアマダムは最後にそう声を上げると、倒れこむと同時に爆発を起こした。
爆炎の中から奪われていた仮面ライダーの力がこの場にいた全員に戻っていった。
アマダムが倒れると同時に強化形態が解除されたクウガは、この場に今だ留まっている力があることに気付いたクウガは、額のシングルポイントから左手にエネルギーを纏わせると何もない空中に向けてそのエネルギー光線を放つと空間に穴が開く。
そしてその穴に留まっているライダーの力は1つ残らず飛び込んでいった。

「スッゲェ・・・・」

カズマが思わずそんな声を漏らす。カズマだけでなく、この場にいた全員が圧倒的なクウガの力に息をのんでいた―――。


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