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仮面ライダークウガ 2078最終章


第19話 亡霊たちの目覚め

「これはマズイな・・・・」

オフューカス・ゾディアーツは次々と倒されていく自身が生み出したホロスコープスを見ながらそう呟く。
そして最後に残っていたサジタリウス・ゾディアーツがディケイドによって倒されたのを見ると、どこかへと姿を消していった―――。



ディケイド達がホロスコープス達を全滅させた後、スカイライダーが京都を抱えながら姿を現す。

「彼女を頼む」
「え、でも君は・・・・?」
「俺にはまだ、やるべきことがある」

1番近くにいたオーズに京都を託しながらそう言うと、自動操縦でやって来たスカイターボに跨ると建物の方へと走っていった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「死ね、人斬りクウガァァァッ!!」

そう言いながら左腕のハサミを振りかざしていくスコーピオンの攻撃を、クウガはハサミに触れないように躱していく。

「いい加減にしろ剛ッ・・・!!こんなこと、霧子は望んじゃいない!!」
「そんな事は関係ない!!俺が望むのは・・・姉さんを殺した貴様の死だけだッ!!」
「剛・・・・!!」

ハサミに触れないように左腕を抑え込みながらスコーピオンに対してそう叫ぶクウガだったが、クウガの言葉を否定するかのようにスコーピオンは叫ぶ。
そんなスコーピオンを膝蹴りで後退させた後、回し蹴りで蹴り飛ばしながらそう呟く。
そんな時だった――。

「ぐッ!?」
「何ッ!?」

尚も向かってこようとするスコーピオンに対して身構えていたクウガだったが、突如横手の壁の一部が崩れるとそこから飛び出してきた腕によって突如隣の空間に引きづりこまれていた―――。



その頃、ディケイドたちの目の前の地面が盛り上がったかと思うとその中から複数の怪人たちが姿を現す。
その姿を、ダブルのソウルサイドのフィリップが瞬時に地球の本棚で検索して答えを出す。

『奴らは・・・・サボテグロンにピラザウルス。かつて仮面ライダー1号と2号が倒した改造人間たち・・・!!』
「1号・2号が戦ってた頃のショッカーの改造人間だと・・・!?」

次々と姿を現す改造人間がディケイドたちを囲んでいたのと同じ頃、スカイターボに乗ったスカイライダーの目の前にもショッカーの改造人間が姿を現していた。

「お前たちは・・・・・!?」
『こやつらは貴様と同じ出自で生まれながらも、失敗作として結論付けられた者たちのなれの果てよ』
「何っ!?」

目の前の改造人間達から突如サタンスクイドの音声が流れ始める。
しかし、その音声はスカイライダーの疑問に答えるのではなく他の者へ語るかのように流れていた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

突如壁をぶち抜きながら引っ張り込まれたクウガは頭を振りながら目の前を見ると、そこにはチェーンソーリザードが引き連れた改造人間たちが周囲を囲んでいた。

「こいつらは・・・・・・」
『こやつらは貴様と同じ出自で生まれながらも、失敗作として結論付けられた者たちのなれの果てよ』

クウガの問いに答えるかのように改造人間達に内蔵されていたのか、スピーカーのようなもので流されているかのような音質でサタンスクイドの声が流れる。

『そして、時を同じくして改造を受けた同胞によって葬り去られた怪人共の亡霊だ』
「・・・そうだ、俺はいつからか分かっていた。戦っても・・・戦っても・・・終わりなんて来ないということを・・・」

サタンスクイドの声に動きを止めながらそう答えているクウガに対し、チェーンソーリザードが右腕のチェーンソーをクウガめがけて振り下ろす。
が、クウガはその攻撃を片腕で受け止めながら言い放つ。

「だけど、それでも俺はまだ戦い続ける・・・。なぜだと思う・・・・」
『ククク・・・無秩序に争い続ける、それが人間が本来持っているプログラムだ。その本質からショッカーをはじめとする組織は生まれた。人間が存在する限り組織は何度でも蘇るのだ』
「確かに・・・・それは大きな矛盾なのかもしれない。数えきれない戦いの中でずっと悩んできた・・・・。だけど、何も変えられない運命(さだめ)だとしても、それでも明日はやってくる。その明日へと生きる人たちの未来だ。それを見るたびに俺は戦うことを誓ってきた。未来へと繋ぐ礎となる、それが俺の戦う理由だ・・・!!」

とびかかってくる怪人たちをさばきながら、クウガはそう言い放つ。その直後、クウガの背後の壁が轟音とともに崩れ落ちると、スコーピオンが姿を現す。

「剛・・・!!」
「どけぇ!!クウガ(こいつ)だけは俺の手で抹殺してやる!!」

クウガの周りにいた怪人たちを左腕のはさみで溶解させながらクウガへと迫っていく。
しかし、突如スコーピオンの背後で閃光とともに大きな爆発が発生した――。

「何が起きたんだ!?」
「あれは・・・!!」
「トカゲロン・・・あいつの仕業か・・・!!」

突如クウガがいた施設で爆発が起こったため、怪人たちを相手取っていたアギトが驚きの声を上げる。すると、ファイズが小高い丘の上にボールのようなものを持ったトカゲの怪人を発見する。それを見て、ディケイドが瞬時に怪人の名を口にする。
そのままトカゲロンは今度はスカイライダーめがけてボールを蹴り放つ。
いち早く察知したスカイライダーは重力低減装置を使い上空へと回避すると、そのままボールはスカイライダーの周りにいた怪人を巻き込んで大爆発を起こす。
じょくうへと逃れたスカイライダーは、今度はディケイドたちへと矛先を変えたトカゲロンを見て苦々しく呟く。

「今度はディケイドたちを狙って・・・・無差別に爆撃する気か!?」

スカイライダーの問いに答えるかのように、トカゲロンはディケイド達目がけてボールを蹴りこむと周りにいた怪人たちをも巻き込み大爆発を起こす。

「味方ごと攻撃するのかよ!?」
「いや、おそらくこの怪人たちは俺たちを一か所に纏めることが目的だったんだろう」

敵味方関係なしにボールを蹴りこむトカゲロンを見て、ブレイドが声を荒げるが隣でカブトが冷静に答える。
次々と爆発が発生する中、崩壊の始まった建物内部からライジングドラゴンフォームへとチェンジしたクウガが飛び出すと、トカゲロンは今度はクウガへと標的を変える。

「まずいぞ・・・クウガだと空中で身動きが取れないぞ・・・!?」

ディケイドが焦ったようにそう言っている最中、トカゲロンは空中のクウガめがけてボールを放つ。
あわやクウガに命中かと思われたとき、空中でウィザードISが自身の足でそれを受け止めるとトカゲロン目がけてオーバーヘッドキックの要領で蹴り返す。
寸分たがわずにトカゲロンへと命中したそれは、周りのボールが誘爆し木っ端微塵に吹き飛ぶ。

「ロスタイムだ、奴に引導を渡してやれ!!」
「クウガァァァァっ!!」
「・・・ああ!」

ウィザードの視線の先には下半身が吹き飛ばされながらもクウガめがけて向かってくるスコーピオンがいた。
ウィザードの言葉に応答した後、クウガRDはスコーピオンに向き合う。

そのとき、スコーピオンを体を複数の弾丸が貫いていた―――ー。

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