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仮面ライダークウガ 2078最終章


第15話 2つの希望

「来たなホッパー4号・・・・」

SHOCKERが拠点にしている地点にやって来た東京に対し老人が声をかける。

「わざわざ内蔵されている通信機能を使って呼び寄せた目的は何だ?」
「ホッパー4号、最後の通告だ。戻って我々のもとで働け」

あの女を返して欲しくばな、と東京に向けて女が言う。すると東京は吐き捨てるように言い放つ。

「悪いが俺はもうSHOCKER(そこ)に戻るつもりは毛頭ない・・・!!」
「あの女がどうなってもいいのか?」
「だったらお前たちを叩き潰して助け出す・・・!!」

東京の返事を聞いた若い男は、再度聞き直す。そして東京の返事を聞くと囲むかのように戦闘員やショッカーライダーの大群、バットにチェーンソーリザード、ランチャートータスとコブラに似た二組の怪人――コブラとスネークが姿を現す。
そして若い男と女、老人も怪人態へと姿を変える。
若い男は狼に似た姿をした怪人――ウルフへと、女は毒蛇に似た姿をした怪人――ヴァイパーへ、そして老人はサタンスクイドへと姿を変えた。

「やれ!裏切り者を始末しろ!!」

ウルフの指示に従い、東京へと戦闘員が襲い掛かる。東京はその攻撃をいなしながらベルトのトルネードを回転させるとスカイライダーの姿へと変身するとそのまま戦闘に入ったのだった―――。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「え?始めっから東京を始末するつもりじゃなかった!?」

シンジがそう声を上げると、笹沼が説明に入る。

「そりゃそうだろ。そもそもそんなに簡単に始末できるんだったら、小野寺はとっくに死んでるぜ?」
「まぁ、あんな簡単に負けてりゃな」
「思い出させないでくれ・・・・!!」

士がさりげなく言った言葉にさっきの戦闘であっさり負けたこと思い出したのか、ユウスケが再び意気消沈する。
そんなユウスケをスルーしてワタルが関に質問する。

「でもそうだとしたら目的は京都さんの救出ですよね。尚更なんで1人で・・・?」
「・・・今回の行動は上からの承認が取れてない。もし、責任を取ることになっても自分1人の首でどうにかできるようにしたんだろ」
「だからって1人で動くなんて無茶過ぎるだろ・・・!?」

説明を聞きながらカズマがそう呟いた中、ふと翔太朗があることに気付く。

「ところで操真どこ行った?」
「そういえばいないな・・・」
「晴人君なら、保志さんと一緒に行ったわ」

ショウイチがそう言った後、凛子がそう言ったのを聞いて夏海が慌てて尋ねる。

「ちょっ、何で止めなかったんですか!?」
「晴人君が言ってたのよね・・・。自分と何か似てるからどうしたって止まらないだろうって・・・・」
「似てるか・・・?雰囲気から見たら保志の方がはるかに真面目に見えるが・・・」

凛子がそう言った後疑問を口にしたショウイチだったが、ポツリと関が呟いた言葉に疑問を持つ。

「似てて当然かもな・・・・」
「どういうことだ・・・・?」
「以前あいつの身内の内容を見たことがあるんだが、あいつの母方の祖母に暦(こよみ)という女性がいる」
「暦・・・?」

関が言った名前に聞き覚えがあったのか、凛子がその名を呟く。そしてさらに関が続けて言う。

「保志(ほし)暦・・・。彼女の旧姓は操真(そうま)暦という」
「操真って・・・まさか・・・!?」
「彼女の両親の名は操真晴人と操真凛子。つまり雄介はウィザードの血をひく人間だ―――」

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警戒態勢を敷いていた戦闘員の1人だったが、ふと海面を見ると魔法陣が浮かび上がっているのに気づく。
次の瞬間、その魔法陣の中からストライクチェイサーに乗ったクウガMFとマシンウィンガーに乗ったウィザードFSが飛出してくる。
飛び出した勢いそのままで戦闘員を蹴散らすと、そのままバイクで走りさった―――。


SHOCKERの怪人たちに孤軍奮闘するスカイライダーだったが、やがて数に押され始めていた。そのまま戦闘員とショッカーライダーが襲い掛かろうとした時、複数の銃弾が怪人たちに命中する。

「何ッ!?」

倒れ込む戦闘員達を見たウルフが銃弾の飛んできた方向を見やると、マシンウィンガーに乗りながらウィザ―ソードガンを手にしたウィザードFSが突っ込んで来る。
それを見たアリエス・ゾディアーツがウィザード目がけてオーラを飛ばそうとした時、突如反対側にそびえたつ壁が轟音と共に崩れ落ちる。
立ち込める土煙の中からストライクゴウラムに乗ったクウガMFが現れる。
クウガMFの姿を確認したアリエス・ゾディアーツが今度はクウガ目がけてオーラを飛ばそうとするのを察知したウィザードFSは“コネクト”の指輪でウィザ―ソードガンをクウガに手渡す。
ウィザ―ソードガンを手にしたクウガMFは自身に放たれたオーラをジャンプして躱しながらP(ペガサス)F(フォーム)にチェンジし、手にしているウィザ―ソードガンをペガサスボウガンに錬成する。それと同時に体と武器に電流が走るとともにそれぞれに金の装飾が追加され、R(ライジング)P(ペガサス)に変化する。
そして空中で一回転しながらアリエス・ゾディアーツと共に近くにいた戦闘員とショッカーライダー達にライジングブラストペガサスを連射する。

「お前達・・・何故・・・!?」

体に刻印を浮かび上がらせながら爆発したアリエス・ゾディアーツたちを背にしながらストライクゴウラムに飛び乗ったクウガRPを見ながらスカイライダーがそう呟く。

「もし君がまた居なくなったら、今度もまた京都が泣くことになるだろ?」
「俺は詳しくは知らないが、まぁ似たような理由だ。あんたが誰かの希望なら、俺はそれを守るだけだ」

RPからRMになりながら、もとの姿に戻ったウィザ―ソードガンをウィザードに返しながらクウガがそう言うとウィザードも続けてそう言った。
それを聞いたスカイライダーは「・・・すまん」と返すと、再びSHOCKERの怪人たちに向きなおった―――。
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