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壁の先の恋


第52話

グリード隊の死闘




「ハミルトンの作戦は、我々の手が爆撃機に届かぬ位置で常に動き続けている。
これでは手が出せない・・・!」

「では、残る方法はただ一つ・・・」


敵のエース部隊を落とすしかない・・・!


戦況は不利に進んでいた。
連邦空軍は必死の抵抗を試みているが、エース部隊以外の空軍機にも
撃墜されてしまっている。今までに見ないくらい帝国空軍が強くなっている。
首都に侵攻してくるまでの期間にどのような補強を行ったのか、知りたくなるほど
であった。

首都が破壊されていく。
火の手が上がり、火災地区がどんどん増えていく。
首都内部にはもう殆ど市民はいないが、未だに残された市民は走って首都郊外を
目指していた。
戦争とは、無慈悲なもの。首都空爆に市民など関係なかった。

「まさかこんな形で会うとは・・・!」
グリード隊は4機、対する帝国のエース部隊は5機。
数で劣勢だが、グリード隊員全員は既に連邦空軍のどの部隊よりも高度な技術を
身に着けている。
皮肉なことだが、まだ新兵のハンスでさえ相当な腕前になっている。
ドッグファイト状態が続き、中々機銃の射程内に入っていかない。
カリウスは、紅い羽の機体を追っていた。

「カリウス君、私たちは敵同士よ。慈悲などいらない・・・!」
「お前たちは何のために・・・戦争を・・・!!」

戦争の理由を聞いても、どうしようもない。
カリウスは内心ではそう思いながらも、口は勝手に最後まで言葉を出し続けていた。
それを聞いて少しの間が空いたが、また言葉が返ってくる。

「連邦軍が抵抗すればするほど、戦争は長引くのよ。現状では我々が優位なのは
変わらない・・・おとなしく軍を退きなさい・・・!」

「誰が諦めるか!?」


カリウスの、オードリーに対する感情は他の兵士とは全く異なる。
初めての出会いが彼にとっては影響が大きい。動きに迷いはない。しかし、操縦桿の
親指が震えている。そこには射撃用のボタンがある。

「何!陸軍も入ってきやがった!司令部聞こえるか、ヒューズだ!」
エース部隊と交戦中なのにもかかわらず、ヒューズは地上の状況までも
ほぼ一瞬で把握し、伝えた。
空爆がある程度の段階を終えたことで、陸軍が侵攻してきたのだと思われる。
既に首都は高層ビルに甚大な被害が出ていて、市街地を予想して配置していた陸戦部隊が
多数崩壊状態となっている。

「聞こえている。首都空爆で陸戦部隊は壊滅状態だ。全く・・・空頼みか」
キルヒアイス少佐が怒りを表し、机に拳を叩きつけた。
そしてすぐに情報士官に向かって陸軍と回線をつなぐように司令した。

「大尉。地上部隊に攻撃は出来るか?」
「無理に決まっているだろ!こっちは腕の良いパイロットを相手にするだけで手一杯だ!」
「・・・だろうな、了解した」


・・・まずいな。

「敵機接近!10時方向高速でこちらへ向かってきます!!」
「弾幕を張れ」

連邦空軍も既に崩壊状態にある。
敵空軍の力が圧倒的で、次々と撃墜されていく。いつの間にか2分の1ほどの
航空戦力となっていて、損失は60%にも達していた。
このままでは空軍としての機能を失ってしまう。
その中でもまだ、グリード隊と首都防空任務についている精鋭部隊がかろうじて
戦いを続けていた。
彼らの死闘が続いている間は、どうにかして踏みとどまることが出来ている。

「第3高射砲損傷!」
「っ・・・!!」


その時、基地内に衝撃が走る。


・・・。

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Alliance of Valiant Arms

プロフィール

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ニックネーム
wizard<ウィザード>と言います(・∀・)
 意味:魔術師
性別
男
血液型
非公開
生年月日
西暦1994   (平成6)年
8月15日生まれ。
現住所
北海道札幌市のどこか!
職業
高校三年生。
好きな映画
トータル・フィアーズ
INDEPENDENCE DAY
逃亡者
ルパン三世カリオストロの城
DIE・HARD:2 and 4
劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」「ルギア爆誕」
etc...
紹介
始めまして。
このホームページの管理者のwizardです。
いつもご利用いただき誠にありがとうございます。
今度とも時間を作り、小説や日常的出来事などを更新して
いきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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