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壁の先の恋


第35話

駐留




「どうした?そんな浮かない顔して」
朝、空軍整備兵と4名のパイロット、司令官であるルーウェンとルーカスだけが残された
アンドレ―空軍基地で、カリウスはハンスに話しかけられた。
彼もグリード隊に入ったばかりで、戦闘経歴も極端に浅い。
しかし、敵軍有利のこの状況を知れば、経験の浅い兵士といっても戦場に投入
しなければならない。

「いや・・・」
昨夜、紅い羽の機体が墜落して、その少女に今朝逃げられた、だなんて口が裂けても
言えなかった。彼女を逃がしたのは自分の失態。責任逃れしようという思いは少なからず
あったであろう。
とにかくも、荷物を自分の機体に積んで、離陸準備をした。
次にグリード隊が向かう拠点は、ここから北東に100kmほど離れた空軍基地。
名前を「ハワード」という。空軍創設者の一人であるハワード准将の名からつけられた。
飛行隊こそ少ないものの、北空防衛には必要不可欠なポイントに基地がある。

「整備長は来るんですか?」
「あぁ、そのつもりだ。安心しろ、またお前の機体の整備が出来るよう、お願いしてみるからよ」

心強い言葉をもらい、カリウスは離陸準備を整え、
破片に気を付けながら滑走路へ向かい、そして離陸していった。
大した補給もしていない状況で燃料も少ない。高速での移動は不可能だった。
高度を取り、下を見つつ操縦を続ける。長い間居続けたアルブ地方が、段々と遠ざかっていく。

既にこの戦争は4年も経過している。
長期的な戦争となってしまったが、未だに帝国は連邦量の全てを掌握するには
至っていない。戦争の時代が、陸から空へ移りつつある。
時代の波についていくために、大量生産が必要となっていた。それ以外に、連邦の必死の抵抗が
全てを長期化させ、戦線を拡大するに至っていた。
この戦争が消耗戦化するだろう、と推測する人もいる。
そんな情勢下に現れた、空軍という大きな存在。

こうして彼らは、ハワード空軍基地所属のグリード隊になった。
部隊名はそのまま残され、飛行隊の番号も変わらない。
そのままの形で別の基地へと異動し、今後も戦場の空を飛んでいくことになる。

「よくぞ来られた。ハワード基地所属、作戦担当司令官のジーク中佐だ」
基地に到着したグリード隊は、簡単な挨拶を済ませて、とにかく荷物を与えられた自室に
運び込んだ。

この基地は、連邦共和国の最北部に位置する。
気温が低く、暖房が備え付けられていた。カリウスにとっては、滅多に経験しない暖房を
ここにきて毎日経験することになった。


帝国軍がアルブ地方を完全掌握したのは、1877年10月のことである。


・・・。



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Alliance of Valiant Arms

プロフィール

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ニックネーム
wizard<ウィザード>と言います(・∀・)
 意味:魔術師
性別
男
血液型
非公開
生年月日
西暦1994   (平成6)年
8月15日生まれ。
現住所
北海道札幌市のどこか!
職業
高校三年生。
好きな映画
トータル・フィアーズ
INDEPENDENCE DAY
逃亡者
ルパン三世カリオストロの城
DIE・HARD:2 and 4
劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」「ルギア爆誕」
etc...
紹介
始めまして。
このホームページの管理者のwizardです。
いつもご利用いただき誠にありがとうございます。
今度とも時間を作り、小説や日常的出来事などを更新して
いきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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