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壁の先の恋


第23話

強襲




突如基地内に警報が鳴り響く。
もうすぐ皆が夕食の時間だという頃、レーダーに反応してたいくつもの機影は
帝国軍のものだと判明し、スクランブル発進要請を出した。

「この時間に・・・!?」
「か、カリウス!」

カリウスは持っていたアイスココアの缶をハンスに渡し、大急ぎで庭から室内に向かって
飛び出した。声をかける余裕もなく、ハンスはその場でただ遠ざかる友人の背中を見た。
缶の中身は、既に入っていない。
彼が格納庫へと向かう途中、何度も地震に似た強い振動を感じた。

「くっ・・・!!」
外に出た時、既に近い上空に敵の航空部隊が見えた。

「なぜ識別信号の判別が遅れた!?」
「分かりません!現在すべてのネットワーク回線を調べています!」
「くっ・・・急がせろ!対空砲火用意!砲台も用意しろ!!」
ルーカス少佐は大声で迅速に指示を行った。
基地上空まで敵が迫ってきたところを見ると、もう間に合わない可能性もある。
この基地が潰されれば、残るは補給なしで孤立する陸軍のみ。望みは無かった。
だからこそ、この基地は敵に渡してはならない。

「くっそこれじゃ離陸が出来ん!!」
「グリード3、発進準備完了!」
「いや待て!敵の第一波が通り過ぎるまで待つんだ!!」
グリード隊の隊長ヒューズ大尉が全機に向かってそう指示する。しかし格納庫外にある
飛行機には次々と迎撃が加えられている。鉛玉がまるで雨のように降りかかってくる。
グリード隊の隊員も機体に引火する危険性を考えて、急いでコックピットから抜け出し
室内に退避した。
格納庫内で待機している機体は、わずかに4機。その中に、カリウスも含まれている。

「て、敵の無線が・・・!」

《格納庫は厚い。外にいるやつだけでもまずは破壊しろ》
《了解した。ブラボー3、攻撃に入る》

アンドレ―空軍基地の持てる兵力全てを投入しても、この数の敵は撃ち落とせそうにない。
対空機銃は次々と爆弾や機銃の掃射によって破壊されていく。遂には建物にも爆弾が
命中し、爆発による振動がコックピットにも伝わってきた。

「聞こえるか。ルーウェン大佐だ。敵の第一波が通り過ぎた。飛ぶなら今だ!」
「グリード1、離陸位置に入る。出られるものは俺に続け!!」

ヒューズ大尉の絶妙なタイミングで、彼はすぐに離陸態勢にまで持っていくことが
出来た。しかし、思った以上に第二波飛来までの時間が短く、敵は2編成で基地を
攻撃しにかかっている、と判断した。
戦闘機による爆撃が再開される。すると、グリード3の乗る機体に爆弾が着弾し、
滑走路途中で大きな爆発が起こった。機体は左へ大きく傾き、炎を上げながら停止する。

「す・・・ん、なん・・・けた!はや・・・こ、あが・・・れ!」
無線が途切れ途切れに聞こえる。まだ操縦士は生きている。聞こえづらい無線と
目の前の状況を見た時、カリウスは滑走路からの離陸が無理だと判断した。

「グリード5へ、離陸は滑走路ではなくこの道幅で行うしかありません!」
「何っ!?」


・・・。

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Alliance of Valiant Arms

プロフィール

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ニックネーム
wizard<ウィザード>と言います(・∀・)
 意味:魔術師
性別
男
血液型
非公開
生年月日
西暦1994   (平成6)年
8月15日生まれ。
現住所
北海道札幌市のどこか!
職業
高校三年生。
好きな映画
トータル・フィアーズ
INDEPENDENCE DAY
逃亡者
ルパン三世カリオストロの城
DIE・HARD:2 and 4
劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」「ルギア爆誕」
etc...
紹介
始めまして。
このホームページの管理者のwizardです。
いつもご利用いただき誠にありがとうございます。
今度とも時間を作り、小説や日常的出来事などを更新して
いきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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