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壁の先の恋


第12話

fighter combat plane




レッドアラート。
敵機の接近を示す警報の一つだ。
今アンドレ―空軍基地、そして隣接する航空士官学校には緊張が高まっている。
普段士官学校で教育を担当している兵士や教官たちも、今は総出で基地に戻り、
情報収集と事態の収束に全力を尽くしていた。
スクランブル発進が実際に当基地で行われたのは、これが初めてである。
アンドレ―空軍基地が現在の連邦軍の最前線であることに変わりはない。今までは
この基地より更に西側にあった基地が最前線となって、そこに陸兵隊も駐留していたが、今は
フレスベルド帝国軍により占領されている。

なので、次はこの基地ではないか、と先刻から噂されていた。
それが事実となったのかもしれない。

「おぅ、ひよっこ!今日は俺たちが前へ出る。お前は後ろからついてくるだけでいい。分かったな?」
それは無線通信でカリウスに送られたものだった。
カリウスはそれに返答し、若干速度を遅めて彼らの後ろを飛行した。


グリード隊。
エルムート連邦軍第7航空師団第21航空飛行隊グリード。
アンドレ―空軍基地所属で、連邦軍最前線で勤務する飛行部隊。
隊員はすべて士官学校卒業後の士官、もしくは教官で構成されている。
今日は5機編隊を作っていた。

「こちらグリード隊、隊長のヒューズ大尉だ。敵機をレーダーで確認、そちらでも確認できるか」
「見えています。方位180、西側からね」
「数はこちらと同じ6機。これより交戦空域に突入する。全機、後れを取るなよ」

威勢の良い声が無線で伝わってきた。
自分の乗る戦闘機のレーダーにも、赤い三角形で敵の位置が見えている。
確かに6機いる。向こうも恐らくこちらには気付いているはずだ。
ヒューズ大尉は高度を上げ始めた。敵と同高度に合わせるのが目的のようだった。
カリウスもそれについていく。
地球の重力に逆らう力を感じながら、速度を増して敵機へ近付くこの感触。
いつもは訓練で出来るだけ楽に考えようとしていたが、今は違った。

この時代の戦闘機。
レシプロ戦闘機の武装は機銃と爆薬しかない。よって、強襲作戦は大体空爆のみ
戦闘機が必要とされる。地上にいる敵は空の敵を攻撃しづらい。
更に空爆を行うことで一気に戦況を変えることも可能だ。

空戦になることなど、開戦後4年間そう数は多くなかった。


「敵機を視認。散開!ひよっこ、お前は俺の真後ろを飛べ!」

カリウスは意識を集中させた。とにかく今はヒューズ大尉の後ろについていくことが
大事だった。そうしている間に、敵機との距離はますます迫ってきた。

「なぁに心配するな。訓練通り飛べば上手くやれる。それ。歓迎のご挨拶だ!!」

その時の隊長の言葉が、とても頼りに思えた。
まだ距離もあるというのに、ヒューズ大尉は敵機を視認した状態で機銃を掃射した。
なんとその弾丸が敵機の右翼に直撃し、煙を上げた。
会敵して間もないというのに、早くも1機に大きなダメージを与えた。
レシプロ戦闘機は主翼にダメージを受けると、機首のコントロールが難しくなる。よって、
生還率は低かった。


こうして、空戦が始まった。


・・・。

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Alliance of Valiant Arms

プロフィール

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ニックネーム
wizard<ウィザード>と言います(・∀・)
 意味:魔術師
性別
男
血液型
非公開
生年月日
西暦1994   (平成6)年
8月15日生まれ。
現住所
北海道札幌市のどこか!
職業
高校三年生。
好きな映画
トータル・フィアーズ
INDEPENDENCE DAY
逃亡者
ルパン三世カリオストロの城
DIE・HARD:2 and 4
劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」「ルギア爆誕」
etc...
紹介
始めまして。
このホームページの管理者のwizardです。
いつもご利用いただき誠にありがとうございます。
今度とも時間を作り、小説や日常的出来事などを更新して
いきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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