剪定鋸

2015年1月27日 22時49分31秒 (Tue)

木の剪定にもいろいろあります。

リンゴやみかん、梨等、果樹の枝はやわらかく太さは直径20㎜前後です。
杉は、30~50㎜
孟宗竹 150㎜
笹竹や薔薇の枝は10㎜
木の種類や太さによって、一番適当な鋸を使用することが、鋸を長持ちさせるコツです。
しかし、造園業の方は違います。
一丁の鋸で10㎜の枝も20㎝の立木も、あるいは土の中の根っこ、ロープ、竹など何でも早く切ることを
鋸に求めています。薄い鋼の板に刃を付けた構造の鋸は、たまったものではありません。
鋸は、引いた時は折れないのですが、突っ込んだ時、ひねった時、捻じった時、瞬間的に何百キロの力がか
かり、曲りの限界を超えて折れてしまいます。
あるいは切れ味が落ちた鋸を力任せに引くと、刃が耐え切れなくなり欠けが生じます。
1本の刃が欠けると、その隣の刃が欠け、次々に欠けます。




欠けないようにするために
鉄のように甘くして、鉈のように厚くすれば良いのでは・・・ということになりますが
ゴロゴロして全く切れません。これでは仕事になりません。
それで、製造元は、少し甘くして少し厚くして・・・と考えるわけですが
使う人もいろいろです。
あまり力のない人
プロレスラーのような怪力の人
せっかちな人
落ち着いて静かに仕事する人
この人に合う鋸が、あの人には合わず苦情を言われたということになります。
鋸が高価で貴重な時代には、壊さないように折れないように気をつけて使いました。
大人は子供に鋸を使わせないようにしていました。
それだけ大事にしていました。
木は生きていますから、毎年枝を伸ばし葉を茂らせます。
あまり樹木で庭が荒れないうちに、毎年少しずつ手入れをしたいものです。

私は30年以上、古鋸の目立てをしてきましたが
折れていない曲がっていない鋸の刃を見たことがありません。
でも、鋸を買う人は、折れない曲がらない鋸を期待しています。
残念ながら不可能です。







(聞き書き)

猫と一緒に添削中

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