他言語について知りたい方へ

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あけましておめでとうございます(旧正月)
久しぶりの更新になりました、ゆーです。
実は私、去年の5月ぐらいからある病気に罹ってしまいました。
 
それは・・・
 
「他言語病」です。
 
 
■他言語病とは
日本語(母国語)や英語のカードには一切興味を示さず、ひたすらに他言語のカードを集めてデッキを組み、手札が読めない言語まみれになって気持ちよくなることを目指す病気です。その他にも黒枠病、Foil病などがあります。
 
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■MtGには何語があるの? 
今回は他言語にハマりはじめたという方や他言語には興味はないが知識として知っておきたい(未来の他言語厨)方へちょっとした情報提供の場といった形で他言語を紹介したいと思います。

・英語(EN)
最もポピュラー、世界共通言語なだけはありますね。
・日本語(JP)
母国語であるが故に英語よりも集めやすいです。漢字とひらがなの組み合わせが海外でも好まれ人気があります。
・中国語(簡体字CS)
良くも悪くも安いです。他言語界ではSimple Chineseを略してCSと呼んでいます。
・中国語(繁体字CT)
発行枚数は日本語より少ない。簡体字と混同されやすいですが、字体がやや異なっています。一応見るからに画数が多いという点で簡体字と見分けれるかと思います。他言語界ではTraditional Chineseを略してCTと呼ばれています。なおダークスティールからエルドラージ覚醒までのパックはありません。
・韓国語(KR)
あまり知られていませんが韓国語は世界一発行枚数が少なく、希少価値が高いです。日本国内でもコアなファンが多いですね。
・ロシア語(RU)
日本の他言語病患者の多くが愛してやまないのがこの言語です。流通量の少なさから値段が高かったのですが「タルキール覇王譚」辺りからは流通量が増え、目にすることも多くなりました。
・イタリア語(IT)
中国語に次いで安いイメージがある言語です。理由はイタリア以外ではイタリア語はあまり人気がないからなんです…。
・フランス語(FR)
イタリア語とほぼ同じ理由。欧州系はアルファベットを用いて英語っぽい単語も多いので他言語感を感じないのかあまり人気が出ません。後述のドイツ語を除いては。
・ドイツ語(DE)
日本の他言語病患者の中でもけっこう人気があるのがこの言語です。ロシア語の流入量が増えたため相対的に最近ではこちらの方がお高くなっているカードもあります。
・スペイン語(SP)
南米圏でも使用されるためある方ではあります。ただ欧州言語はアルファベットを用い、これも例外ではないためやはり人気という訳でもないです。
・ポルトガル語(PT)
アルファベット故同じです。

基本的にはこれらが挙げられますが、エキスパンションによっては特定の言語において存在しないものがあります(韓国語やロシア語、中国語CTは一時期印刷されていませんでした)。
アルファベット圏では漢字系が、漢字圏はアルファベット系他言語が人気かなと思います。(ロシア語とドイツ語は例外)
また唯一その1枚しかない他言語もあります。

・アラビア語
オデッセイのプレリリースで配布された「石舌のバジリスク」は唯一アラビア語版です。
・サンスクリット語
アポカリプスのプレリリースで配布された「菌類のシャンブラー」は唯一サンスクリット語版です。
・ファイレクシア語
ジャッジ褒賞として1度だけ配布された「大修道士、エリシュ・ノーン」は唯一ファイレクシア語版です。
 
言語の後ろの括弧はM15以降の新新枠の左下に書かれている言語略称。

これらの例外も含めてMtGには14言語が存在します。
では、次に他言語カードをどうやって集めていくかを紹介しましょう。
 

■他言語カードを見つけるには?

・お店で探し回る
お店に買取として入ってくる他言語カードが出ていることがあります。ロシア語とドイツ語以外は大体特価の値段が付けられているので、比較的買いやすいことが多いです。継続的に多言語を置いてくれる店は極めて稀なのでひいきにしたほうがいいかもしれませんね。
・GP会場で探す
GPに出店するお店は他言語ファイルを持って来ていたり、他言語カードをかなり安い値段をつけて売っています。思考停止で買うには絶好のタイミングです。
・GP会場で海外バイヤーとトレードを行う
国内GPには海外からも個人バイヤーがやって来て、ファイルを突き合わせてトレードすれば自分の不用カードが思わぬ掘り出し物に変わることもあります。自分から海外GPに出向くのも手です。
・ネットのカードショップを探す
今のところ国内で他言語を専門に扱っているインターネットショップはないですが、いくつかのサイトは他言語を扱っているので定期的に見て回ることをオススメします。また日本国内からの輸入を受け付けているネットショップもあるのでそこを利用するのも手です(チームMさんなど)。
・インターネットオークションを使う
個人のコネを用いて海外から輸入してオークションサイトに出品している方がいます。そういった方々の出品物をチェックして購入する手があります。問題としてはどの言語も若干割高感があるので、見極めて買う必要があるかもしれません。
・個人的にコネを持つ
これさえできればだいぶ楽に集めることができますが、一番難しいのはコネ作りです。インターネットが発展した現代ではメールなどを用いて作ることができますが、一番手っ取り早いのはGP会場のバイヤーとコネを作るのが双方ともに信頼しやすいです。どのようにしてコネを作るかはあなたのコミュニケーション次第です。またコネを持つ日本人とコネを作るのも次善の方法です。
 
 
■このカードは何語?
タルキール覇王譚以降はカードに何の言語かが書いてありますが、それ以前のカードは何語か書かれていないため分からないという方も多いかと思います。特に欧州言語は日本人の目で見分けるのはなかなか難しいので見分け表を作ってみました。

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※画像サイズの都合2つに分けてあります。


■さいごに
MtGの楽しみ方は色々あります。勝つことも楽しみの1つですが、こういったコレクション方面での楽しみ方もあります。私自身、他言語病以外にも基本土地病とエラーカード病を発症しているので中々末期症状です。世の中には凄まじい人もいてフルFoil他言語エラーカードという条件でデッキを組んだ方もいるようです。そこにあるのは「このデッキを世界で唯一のものにしたい!」という願いです。「勝つ以外でNo.1になりたい!」という望みを叶えるにはこういった道を極めてみるのも1つの手かもしれませんよ。
 

Ku’z 3回生 ゆー


偽造カードに騙されないようにするには

どうもお久しぶりです。ゆーです。

今回はMtGで、特にモダン・レガシーをやる人は意識しておきたい「偽造カードの見分け方」です。

http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsea15/disqualification-in-round-3-2015-11-07
これは11月7-8日に行われたGPシアトル・タコマ(フォーマット:レガシー)で、偽造カードを用いて本戦に出場してDQ(失格)となったことについて述べられています。

この場合は自分で使うために偽造して、それが発覚しましたが自分が買った高額カードでそんなことになっては堪ったもんじゃありません。
ですので今回は偽造カードの見分け方を紹介したいと思います。


■偽造カードはどれだけ流通しているのか
まず見分け方の前にMtGの偽造カードはどれだけ存在しているかについて考えたいと思います。

http://mtg-jp.com/publicity/0010839/#
この記事は2014年に中国の偽造印刷会社を差し止めたものです。諸説ありますが54000枚を$800で印刷していた模様です。
他にもカナダのMOX偽造団やアメリカ国内やスペインなどでも偽造カード製作が存在しますし、日本国内では一時期愛知県産Black Lotusがヤフオクで出回り話題になったりしていたりと少なくないものだと思います。

■見分け方
M15以降のレア以上のカードには基本的に偽造対策用のホログラムがついているので安心かと思われますが、偽造カードの大半は昔のカード(と言っても直近ではヴェールのリリアナやモダマスのタルモゴイフが偽造されている)ですので、ホログラムがあまり力を発揮しません。ですので知識で判断するしかないのです。

・強い光でカードを透かす
これが一番ポピュラーでかつ簡単な見分け方です。
スマホのフラッシュ用のライトなどでカードを透かします。この時本物は光が透過し、青い紙(MtGは偽造防止のため3層構造の印紙の真ん中に青色の紙が挟んである)の存在も確認できます。しかし偽造品の多くは光が透過しません。
ですが前述の中国産の偽造カードは非常に巧妙で光を透かした挙句青い紙も挟んであったりします。
ですのでこれだけを基準に判断するのはやめた方がいいでしょう。

・フォントの違いに注目する
晴れる屋TCに行ったことがある方は分かるかもしれませんが(ショーケース内に実物が展示されている)、フォントが違っていたり字間が本物より開いていたりします。またエキスパンションシンボルが存在しないものも確認されています。

・曲げてみる
こちらの方法はカードを痛めてしまう可能性があるので注意が必要です。実際に試してカードが傷んでも私たちは責任を負えません。
また店舗やトレードで行うのは絶対に避けましょう。あくまで自分の持ってるカードが偽造でないか、というのを確かめる程度でやってください。
パックに入っている広告カードと一緒に行うとよく分かるのですが、偽造でないカードは上と下を合わせるようにして曲げても折れ跡などはつきません。しかし広告カードや偽造カードは曲げるとそのまま折れることが大半です。
ただし、正規のカードの上に違うカードを接着している場合は曲げても折れません。ただその場合は光を透過しようとしてもできないことが多いのでそちらも併用してください。

・ブラックライトをあてる
偽造カードはブラックライトをあてても光りません。それを利用して判別します。
しかし例外があって日焼けていたり汚れていたりするとあまり光りません。またアルターネイト4thは印刷の都合ブラックライトでは光りません。(と言っても高額と呼べるカードが土地税、森の知恵ぐらいですが)
知識として知っておけば「これはアルターネイトだから光らない」という嘘にも騙されずにすみます。

・紙・インクの質
カット面が荒かったり、妙に光沢が強い・弱い、インクの臭いが極端にキツいなどがあげられます。
ただこれにも例外があってミラージュの一部のカードや中国語の第4版、最近では日本語版のテーロスは公式品ではあるのですが印刷会社が普段とは違っているため、紙やインクが違っています。

・表面と裏面の印刷のズレを確かめる。
これもカードやエキスパンションの時代によっては必ずしもそうとは言えないのですが、MtGのカードは基本的に裏表が共通しており、表面が上にズレてるのに裏面は下にズレてるということは起こりえません。もしズレるのであれば同じ方向にズレます。(古いエキスパンションの場合は印刷技術の都合起こりえることがあります)
ではなぜ違う方向にズレるかというと違うカードが貼り合わされているからです。
またこれに関連してCEフェイク(IEフェイク)についても触れておきます。
CEというのは「コレクターズ・エディション」(または「インターナショナル・エディション」)の略称です。
詳細はWikiで(http://mtgwiki.com/wiki/コレクターズ・エディション)、これらのカードはただのアルファのコレクション用でプレイ用ではありません。そのため区別できるようにカードの角はカットされずに直角で表は黒枠ですが裏は金枠で、さらに「Collector's Edition」(またはInternational Edition)と書かれています。
しかしこのCE、角があっても表は黒枠。しかも収録カードにはP9が含まれているためすぐに偽造に使われることに・・・
やり方を大雑把にいうとCEと他のカードを引っペがして、CEの表と他のカードの裏面を接着して角をカットします。
ただこれだけでP9を偽造できてしまいます。
見分けるにはこの項目で紹介している「印刷向きのズレ」や糊の臭い、カット面の雑さや方向に注目するしかありません。それ以外の項目はクリアしてしまうのです。

・傷の跡に着目する
条件は限られますが、「同一の人物から、複数枚同じカード」を購入する時に参考してくれえばいいかと思います。
デュアルランドやP9などの古いカードは往々にして多少なりとも傷があります。しかしそれらのカードの同じ位置に同じ傷ができるなどありえないことなのです。
なぜこんなことになるのかというと、偽造カードの製作者がどこかから画像を拝借して同じ画像で量産したからです。
ですので4枚買った同じデュアラン全てに同じ位置に同じ傷がある、ということです。


今回紹介したことはほんの一部ですが、高額カードを買うときなどは是非参考にしてみてください。
また買うときもあまり通販やヤフオクのようなところは使わないことがベターです。特にネットオークションは明確な信用もなければ自分の目で詳細に確認することも困難です。店舗で買うのは確かに少し高く感じることもあるかもしれませんが信用代と思えば安いものかもしれません。
いずれにせよMtGを引退する理由が、「大枚はたいて買ったカードがニセモノだったから」ではあまりに悲しいことかと思います。



Ku'z2回生 ゆー

2015年8月5日 17時18分20秒 (Wed)

レガシーのお話

こんにちは、近大MTGサークルKu’zの四回生じゅんちゃんです。
主に関西圏のレガシーでコンボを使って遊んでます。
先々週BMOレガシーにオム二テルを持って出場したところ、なんとかトップ8に名を刻むことが出来ました。その時に感じた今のレガシー環境について思ったことをいろいろ書いてみたいと思います。

・現レガシーは青と赤?
まず僕はレガシーの醍醐味はコンボだと思っています。そのコンボと戦えるよう他のデッキは対策を講じ、その中でもコンボと有利に戦える青いコントロールやクロックパーミッションはジャンク系のデッキに不利で、でもジャンクはコンボに不利で・・・と、こんなサイクルがレガシーで綺麗な環境じゃないかと思っています。しかし現レガシーではオム二テルという一つのコンボデッキが飛びぬけて強いイメージがあります。メインからカウンターを採用しているため他のコンボにも強く、青くないデッキにはかなり有利に戦えます。オム二テルはほとんどが青いカードで構築してあるため、赤霊破・紅蓮破が非常に有効です。赤霊破・紅蓮破は他にもディグ、ジェイス、相殺、デルバー、ネメシス、ウィルといったレガシー環境で多く採用されているカードに有効であるため赤いデッキはこれらの二枚を確実に採用します。そのため強い青のカードと、強い青に最も有効な対抗手段を持つ赤のカードが使える青赤のデッキが現状トップメタに存在しやすいと考えます。これはBUGが最近勝ちあがれない理由でもあるでしょう。

・「時を超えた探索」の存在
今回の大会でも「時を超えた探索」は活躍してくれました。1つはBUGデルバー相手の「思考囲い」と「Hymn to Tourach」の連打後の「時を超えた探索」でパーツを揃え直して勝った試合、もう1つは「虚空の杯」を置かれた後、打ち消された1マナドローカードをコストに「時を超えた探索」して勝った試合です。「時を超えた探索」はオム二テルをトップメタまで押し上げ、最近はやりのグリクシスデルバーの根幹で奇跡デッキをより強化した現レガシー環境の象徴ともいえる強いカードです。少し上にも書きましたがBUGカラーのデッキが勝ちきれない理由の一つにこのカードの存在があるとおもいます。BUG側がハンデスしても墓地のカードをコストとして手札量が回復するからです。「死儀礼のシャーマン」で少し発動を遅らせることが出来ますがほとんど焼け石に水です。またドロー能力でも無いため、ドローを阻害する能力にも引っかかりません。「時を超えた探索」は有効な対策も現状少なく、禁止になるか有効な対策カードが現れるまでしばらく暴れ続けるでしょう。


・メタゲーム
GP京都の頃はリアニメイトというコンボデッキを使ってました。GPが終わってからオム二テルを使い始めたんですが、デッキを代えて感じたことを最後に書きます。リアニメイトを使ってた頃は慣れてあらゆるデッキに対する動きを覚えたつもりだったんですが、GP京都は1−3ドロップという非常に無念な結果で終えました。しかしオム二テルを使い始めてからは負け越すことがほぼ無くなり、身を持ってトップメタの強さを実感しました。また、リアニメイトを使ってた頃は綺麗なレシピばかりこだわっていたんですが、環境に強い構築にすることのほうが大事だとも感じました。
僕がBMOのSEで対戦したカナディアン・スレッショルド(以下カナスレと省略します。)のレシピがすごくいい例だと思います。その中で僕は「思考掃き」と「行き詰まり」に注目しました。

まず「思考掃き」、カナスレにとってはゲーム速度を速めるカードでしょう。カナスレの代表的なクリーチャーである「敏捷なマングース」、「タルモゴイフ」のサイズを上げるのに役立ちます。また「秘密を掘り下げる者」の変身誘発で確認したデッキトップを気に入らなければ墓地へ落とすこともできます。この動きでカナスレ側はゲーム速度を上げつつ手札の枚数を減らすこともありません。特にオム二テルは打消しを構えつつ早くにゲームを決めてくる相手が苦手なので環境に適しているとも思えます。

次に「行き詰まり」、このカードが戦場に出ている間にプレイヤーが呪文を唱えると能力が誘発し、「行き詰まり」が生贄に捧げられ呪文を唱えたプレイヤーの対戦相手は三枚カードを引くことが出来ます。カナスレ側はクリーチャーを数体並べた後「行き詰まり」を戦場に置くことが出来れば、相手ライフにプレッシャーをかけつつ相手側が動こうとするものなら引いた三枚のカードで対抗することが出来ます。また「時を超えた探索」と違い、「行き詰まり」は墓地のカード枚数を減らすことがないので墓地のカードを参照するカナスレには「行き詰まり」のほうが噛み合っているでしょう。(加えてエンチャントが墓地に置かれることでタルモゴイフのサイズも上げてくれます。)通常のカナスレが細い勝ち筋で戦うのに対して、こちらは「行き詰まり」のおかげで息切れの心配が減りますね。

このように固定された構築で使いまわすのではなく、勝つためには環境に対して強い構築にしてデッキに変革をもたらすことも1プレイヤーとしての強さだと感じました。

2014年11月18日 18時22分38秒 (Tue)

レガシーの主流なサイドカードについて −アーティファクト編−

レガシーの主流なサイドカードについて −アーティファクト編−画像 レガシーという環境は、スタンダードより、モダンよりもサイドボードと、サイド後のゲームが重要だと感じている。
その理由は複数ある。まず、スタンよりもモダンよりも凶悪なコンボデッキが環境に複数あり、それらの対策をサイド後にしっかりしないとマッチを取るのが難しいから、というのが一つ。カードプールの広さから、特定のアーキタイプ・色に対する強力なカード(例:青を殺す《窒息》や、白ウィニーを滅ぼす《虐殺》、ビートダウンを封殺する《謙虚》など)が多いというのもある。さらにそれらの対策カードをサイドに1、2枚置いておけば、《渦巻く知識》《思案》といった優良なドローや《緑の太陽の頂点》《悟りの教示者》《燃え立つ願い》といったサーチで高確率で引き込めるからだ。
【カナディアン・スレッショルド】が【白青石鍛冶】に対し、サイドインした1枚だけの《古の遺恨》を《渦巻く知識》で引き込み、相手の勝ち筋の一つである石鍛冶を無力化し勝利、といった光景もままある。(そして落ちた《古の遺恨》ごと、石鍛冶側がサイドインした《安らかなる眠り》で追放され、【カナディアン・スレッショルド】の《タルモゴイフ》も《敏捷なマングース》も無力化され負けることも当然ある)


そのレガシーで重要なサイドカードの中でも多く使われてるものを、使うデッキ、どのようなデッキに効くかといった解説と共に紹介していきたい。
今回は、幅広いデッキで使われる、無色のアーティファクトや、マナを使わずに唱えれる、デッキの色を問わず使えるサイドカードを紹介していく。


○は何としても入れるべきカード、△は抜きたいカードがあれば入れるべきカード。
また、【青白石鍛冶】はエスパーカラーのエスパーデスブレード、ジェスカイカラーのパトリオットも含めた表記。



―アーティファクト、及び色を選ばず唱えれる呪文―
1、《真髄の針》

多くのデッキのサイドに1枚は置いておかれる超便利なアーティファクト。対策できるカードは非常に多岐に渡り、サイドに一枚枠が余れば何も考えずに入れておいて良いレベル。
ほぼ全てのデッキのサイドに検討できる。特にアーティファクトシナジーがある【テゼレッター】やほぼノンクリーチャーでPWへの対処が難しい【奇跡】では目立って採用されるが、下記の通り《死儀礼のシャーマン》か《石鍛冶の神秘家》か《霊気の薬瓶》かPWを見たらサイドインできる1枚であり、どのようなデッキでもサイドに置いておくと便利。
また、メインでアーティファクトを使わないデッキで使うと、相手がアーティファクト破壊をサイドインしてくることが無いので、信頼度は上がるだろう。


―効くデッキ一覧―

【青白石鍛冶】《石鍛冶の神秘家》の能力自体、もしくは石鍛冶が持ってきた《梅沢の十手》などの装備品を装備できなくする
【ペインター】勝ち筋である《丸砥石》の起動を封じる。とはいえ、《絵描きの召使い》が出てしまうと《赤霊破》《紅蓮破》であっさり破壊されやすいので、コンボパーツを探す《師範の占い独楽》を封じるのもアリ。
【スニークショー】《騙し討ち》と《グリセルブランド》。
【ベルチャー】勝ち筋である《ゴブリンの放火砲》。
【奇跡】勝ち筋の一つ《精神を刻む者、ジェイス》を封じ、デッキの根幹であり、通常のアーティファクト破壊では対処が難しい《師範の占い独楽》を封じる
【デス&タックス】《石鍛冶の神秘家》とその装備品、《ルーンの母》《霊気の薬瓶》《コロンドールのマンガラ》など多数的がある
【親和】強力な打点を生み出す《頭蓋囲い》を封じ大きく打点を削げる。《ボーラスの工作員、テゼレット》や《電結の荒廃者》、しばしば搭載される《飛行機械の鋳造所》と《弱者の剣》のコンボも《飛行機械の鋳造所》を指定すれば防げる。
【ジャンド】《死儀礼のシャーマン》と《ヴェールのリリアナ》を封じれる。《突然の衰微》があるので過信はできない


【ゴブリン】《霊気の薬瓶》《群集の親分、クレンコ》などが的だが、効くこともあれば効かないこともある。
【マーフォーク】《霊気の薬瓶》と《変わり谷》《梅沢の十手》が的だが、同じく効かないことも
【エルフ】《死儀礼のシャーマン》《ワイアウッドの共生虫》《クウィリーオン・レインジャー》などを止めれるが、主軸である《遺産のドルイド》+《垣間見る自然》も《自然の秩序》も止まらない
【BUG続唱】《死儀礼のシャーマン》は止めれるが、うーん。【ジャンド】と違い《突然の衰微》を引き込むドローが豊富なのもあり対処もされやすい。






2、《仕組まれた爆薬》

やや変わった広範囲リセット。一番有効に効くのは《未練ある魂》《若き紅蓮術師》などがばらまいたトークンをわずか2マナのインスタントタイミングの起動で一掃する瞬間。そのほか、裏返った《秘密を掘り下げる者》も0マナである。基本的に]=0〜2で唱える運用だが、どうしても壊したいエンチャントやアーティファクト、《真の名の宿敵》など用に、]=3で唱えたい盤面もあるので、できれば3色デッキでの使用が好ましい。また、自分の展開したパーマネントをふっ飛ばさない為に自分から余り展開しない【奇跡】【青白石鍛冶】などで使用される。枠的には、汎用性がある対ビート・特に対トークンという役割。
前述したとおり、自分から余り展開しない【白青石鍛冶】や【白青奇跡】、除去が《突然の衰微》《見栄え損ない》などしか除去がなく、除去が薄い為横に並べられるとつらい【チームアメリカ】などが主に使用する。

―効くデッキ一覧―

【URデルバー】《秘密を掘り下げるもの》の裏面と《若き紅蓮術師》のトークンをまとめて]=0で吹き飛ばせる。
【エルフ】並んだエルフをぶっ飛ばせる。Xは1が基本か。《ワイアウッドの共生虫》で被害を軽減されるのは注意
【マーフォーク】X=2でロードの壊滅を狙える。変わり谷は壊せないので注意
【ゴブリン】マナ域はばらけ気味だが、展開するので2体でも破壊できれば十分。また《群集の親分、クレンコ》が大量に生んできたトークンをインスタントタイミングでリセットできるのは大きい
【親和】並んだ0マナアーティファクト生物も、場合によっては《頭蓋囲い》を破壊するもよし
【デッドガイエイル】《未練ある魂》のスピリットトークンが的
【デス&タックス】並べてくるので2、3枚破壊が期待できる。爆薬の効果を無効化してくる《ファイレクシアの破棄者》や《ちらつき鬼火》にスタックして起動できるように常に2マナ構えておきたい
【ドレッジ】《黄泉からの橋》で並ぶゾンビトークンを一層できる
【青白石鍛冶】《石鍛冶の神秘家》と《梅沢の十手》を破壊できる]=2、対処が難しい《真の名の宿敵》をX=3で潰せる。


【ジャンド】万能破壊なのでまぁ入れれないことも無い。が、そこまで並べてこないのでマナを費やして1:1交換で終わりやすい。X=2で《タルモゴイフ》と《闇の腹心》や《タルモゴイフ》と《森の知恵》辺りを破壊できれば理想だが。最近では《ゴブリンの熟練扇動者》でトークンも使うが、扇動者本体を仕留めないとあまり意味がないのでX=0はやりたくない。
【カナディアンスレッショルド】厄介な《敏捷なマングース》を仕留めれるが、相手の盤面にパーマネントが並ぶことはあまりないので、墓地対策や相手のクロックを対策した方が効率的
【奇跡】相手がほぼパーマネントを並べてこないので微妙に思えるが、X=1で置いておけば独楽のタップで戻る能力を牽制、先にX=2で置くことで《相殺》を対処、何より奇跡の少ない勝ち筋の一つ、《天使への願い》の天使トークンを一掃できるので、悪くは無い。消極的なプランなのでもっと有効に効くサイドカードが欲しいが。






3、《大祖始の遺産》/《トーモッドの墓所》/《虚無の呪文爆弾》/《墓堀りの檻》
これらはまとめて墓地のカードを追放・利用を封じるなどをする墓地対策アーティファクトだが、それぞれ役割が大きく違うので、個別に解説していく

《大祖始の遺産》は一つ目のタップ能力では、相手が追放するカードを選ぶので、【リアニメイト】にも【ドレッジ】にも《死儀礼のシャーマン》や《瞬唱の魔導師》《罰する火》といった多くの墓地利用には効きづらいが、《敏捷なマングース》や《宝船の巡航》《墓忍び》などの墓地の枚数が重要なカードには有効。地味な能力とされていたが、《宝船の巡航》の流行を受けこちらの能力に焦点が当たることも増えた。
特筆すべきは二つ目の、自身を追放することで発動するお互いの墓地を追放する能力。これにより【ドレッジ】【リアニメイト】、《瞬唱の魔導師》《死儀礼のシャーマン》などの墓地利用は勿論、お互いの墓地を参照する《タルモゴイフ》を無力化できる。しかも1ドローしながら。墓地利用アーティファクトで《タルモゴイフ》を無力化できるのはこれだけで、それが目当てで《剣を鋤に》《突然の衰微》などの採用ができず、《タルモゴイフ》の処理が難しいデッキによく採用される。逆に利点が欠点と直結しており、自身の墓地も追放する為、自分が《宝船の巡航》などを4枚採用している場合は採用が見送られるだろう。

《トーモッドの墓所》はシンプルにして代表的な墓地対策アーティファクト。最大の長所は0マナなので全く展開の阻害をしない点。使い切りで対象も一人なので、恒常的に墓地を利用する《死儀礼のシャーマン》《タルモゴイフ》《宝船の巡航》には効き難いが、逆に自分が《タルモゴイフ》《死儀礼のシャーマン》を使うデッキで【ドレッジ】や【リアニメイト】をメタっておきたい時には便利。

《虚無の呪文爆弾》は《トーモッドの墓所》とほぼ同じだが、設置に1マナかかる点、黒マナを払えばドローできるのが相違点。個人的には黒マナが出るデッキならこちらの方が良いかな、と思う。

《墓堀りの檻》は前述した墓地対策アーティファクトと違い、墓地を追放せず、墓地からの呪文や、墓地からクリーチャーが出ることを封じる。また、墓地対策のみではなく、ライブラリーからクリーチャーが出ることも封じる。
《タルモゴイフ》《死儀礼のシャーマン》は一切打撃を受けないが、《瞬唱の魔導師》を無力化、【ドレッジ】の《イチョリッド》も《戦慄の復活》も《陰謀団式療法》も封じ、【リアニメイト】も完封できる。また、《緑の太陽の頂点》《自然の秩序》も封じれるので【エルフ】にも効くのが他の墓地対策には無い魅力だ。
また、起動型能力の前者3つと異なり、常在型能力であるのも地味に大きなポイント。《無のロッド》《真髄の針》などで封じられない利点もあるが、逆に【ドレッジ】が唱えてきた《自然の要求》などで破壊されるとき、対応してとりあえず相手の墓地を空にしておく、ということができない。


まとめると、それぞれ【ドレッジ】【リアニメイト】の二大墓地利用デッキに有効なのは勿論、
《大祖師の遺産》は【ジャンド】【カナディアンスレッショルド】など《タルモゴイフ》にも効き
《墓堀りの檻》は【エルフ】にも効くのが強み
《トーモッドの墓所》《虚無の呪文爆弾》は自分の墓地は使いたいデッキで、といった感じだろうか



4、《外科的摘出》
こちらはアーティファクトではなくファイレクシアマナにより色を問わずデッキで使えるカード。やってることは《根絶》である。
3で紹介した墓地対策カードの1枚でもあるのだが、大きく使い勝手は違う。

墓地対策として見ると、対象として追放できるのは一枚だけであり、《瞬唱の魔導師》や《罰する火》、【ドレッジ】の《戦慄の復活》や【リアニメイト】のコンボは阻害できるが、長期的には【ドレッジ】にも効果は薄く、《宝船の巡航》も《タルモゴイフ》も《死儀礼のシャーマン》も《敏捷なマングース》も困らないので、ややピンポイントすぎる。
だが、墓地対策はこのカードの持つ側面の一つにすぎず、大きな利点は相手のコンボパーツを抜くこと、自分にとって致命的なカードを抜くことができる点にある。ついでに、相手の手札を見て、時にはハンデスもでき、さらに相手のライブラリーを見てサイドイン・サイドアウトしたカードを把握することまでできるのは大きな恩恵である。
また、対象を取る為、相手の場に《死儀礼のシャーマン》が立っている時に《タルモゴイフ》を《外科的摘出》で狙っても、対応して《死儀礼のシャーマン》で《タルモゴイフ》を追放され対象不適正となり無効化されるので、注意。


―効くデッキ一覧―

【リアニメイト】言わずもがな。初手からの《水連の花びら》《沼》《納墓》《再活性》という先手1t目リアニメイトコースすら防げる。それ以外でも相手は《再活性》や《死体発掘》を無駄に唱えたことになりアドバンテージを失うので、《外科的摘出》の0マナインスタントという奇襲性が大きく役立つ
【カナディアンスレッショルド】相手の《Tropical Island》を《不毛の大地》で破壊し、摘出すれば相手はデッキにある3種類のクロックの内《タルモゴイフ》と《敏捷なマングース》を出せなくなるのは有名なテクニック。《Tropical Island》が狙えずとも、クロックの内どれか一つを摘出できれば効果は大きいだろう。
【ドレッジ】上では効果は薄いと書いたが、他の墓地対策カードに比べて、という意味であり、墓地対策としての活躍はできる。相手が序盤に落とした《ゴルガリの墓トロール》などの発掘持ちを摘出してドレッジの回転スピードを落としたり、《戦慄の復活》によるリアニメイトに対応して摘出したり、《黄泉からの橋》や《イチョリッド》といった打点源を摘出したりすれば効果は十分にある。
【ジャンド】主なクロック源である《タルモゴイフ》やボードコントロールとフィニッシャーを兼ねる《罰する火》を摘出すれば効果は大きい。前述した悲劇が起きないように相手の《死儀礼のシャーマン》に注意して摘出しよう。
【スニークショー】4つのコンボパーツの内一つを打ち消すなりハンデスするなり、《実物提示教育》の後に出てきた《引き裂かれし永劫、エムラクール》をバウンスしてやりすごすなりした後に摘出すれば効果は大きい
【Ant】《冥府の教示者》や《陰謀団の儀式》を摘出しておくとコンボに繋がりにくくなる。《炎の中の過去》による再利用を防げるのも良い。
【ペインター】《絵描きの召使い》か《丸砥石》のどちらかをどうにか落として摘出すれば勝ちは見えたようなもの。《ゴブリンの溶接工》の能力にスタックしてアドバンテージを稼ぐことも可能。
【青白石鍛冶】カナスレ同様クロック源が少ないので、一度打ち消したりハンデスで落とした《真の名の宿敵》や《石鍛冶の神秘家》を摘出しておくと効果が大きい。また、《瞬唱の魔導師》をバニラにできる。逆に、打消しやハンデスが無いデッキでサイドインするのはやや無謀か


【奇跡】上手く使えば《精神を刻むもの、ジェイス》や《天使への願い》など相手の勝ち筋を引っこ抜けるが、打消しかハンデスがないとほぼ不可能。《瞬唱の魔導師》を見ていたらサイドインして良いだろう
【BUG続唱】《タルモゴイフ》が摘出されると大きく打点は下がるが、【カナディアンスレッショルド】などと違い打点源は他にも多数あるので致命的ではない。
【エルフ】コンボデッキではあるが、勝ち筋が多く、《垣間見る自然》を摘出しても《自然の秩序》から《孔蹄のビヒモス》が飛び出してきたり、《自然の秩序》を摘出しても《ガイアの揺籃の地》から素出しや《緑の太陽の頂点》X=8で普通に《孔蹄のビヒモス》が出てくるなんてことはあるし、《孔蹄のビヒモス》を摘出しても普通に殴り切られたり《死儀礼のシャーマン》が1ターンに何度も能力を起動してライフを削りきられることもあるのでそこまで安心できない。



5、《無のロッド》
《真髄の針》の対象が全てのアーティファクトになったようなカード。《石鍛冶の神秘家》の装備品や《師範の占い独楽》《霊気の薬瓶》を封じれるのは真髄の針同様だが、特に《石鍛冶の神秘家》を連打され、1枚目の装備品は無力化したが2枚目の装備品が対処できないといったことが無いのが大きな点。どちらかというと《真髄の針》が優先されがちだが…
自分はアーティファクトの起動型能力を使わない【リアニメイト】【青赤デルバー】【BUG続唱】【エルフ】などでしばしば採用される。【リアニメイト】など墓地利用をするデッキでは《大祖始の遺産》などの墓地対策アーティファクトを意識してサイドインすることも。

―効くデッキ一覧―

【青白石鍛冶】無のロッドが効く相手筆頭。《殴打頭蓋》はセルフバウンス、装備こそできないものの生体武器としてガンガン殴ってくるので注意。
【奇跡】デッキの根幹《師範の占い独楽》を封じれる。
【デス&タックス】《石鍛冶の神秘家》の装備品に加え、《霊気の薬瓶》も封じれるので効き目は大きい
【親和】アーティファクトデッキ故に、《オパールのモックス》《バネ葉の太鼓》《頭蓋囲い》《電結の荒廃者》など効くカードが多い。しばしば搭載される《飛行機械の鋳造所》と《弱者の剣》のコンボも封じれる。
【MUD】上に同じくアーティファクトデッキなので、マナ加速である《金属細工師》《厳かなモノリス》、コンボパーツである《カルドーサの鍛冶場主》やアド源かつコンボパーツである《威圧の杖》も、《稲妻のすね当て》や《ニンの杖》のティム能力も無効化でき効き目は大きい。が、普通に《雲上の座》でランプして《ワームとぐろエンジン》《隔離するタイタン》を連打されることもあるので油断はできない。




6、《呪われたトーテム像》
《無のロッド》がクリーチャーの起動型能力を封じるようになった。《石鍛冶の神秘家》や《死儀礼のシャーマン》《渋面の溶岩使い》《グリセルブランド》が無力化できる主な対象。マナ能力も封じれるので【エルフ】にも効果は大きい。
逆に自分がクリーチャーの起動型能力を使うデッキでは採用が厳しいので、採用できるデッキは【カナディアンスレッショルド】【マーフォーク】など限定的。


【スニークショー】グリセルブランドが封じるだけでかなり大きい。
【青白石鍛冶】石鍛冶からの《殴打頭蓋》が封じれる。また、石鍛冶経由で装備品を出せなくなり《梅沢の十手》や《火と氷の剣》が打ち消せるようになる。
【エルフ】マナエルフは勿論、《遺産のドルイド》《クウィリーオン・レインジャー》《ワイアウッドの共生虫》《死儀礼のシャーマン》を封じれる。単純に並べての《ガイアの揺籃の地》からの《自然の秩序》などは封じることはできないが、相手の展開スピードは大きく落ちるだろう


【ジャンド】《死儀礼のシャーマン》は封じれるが、的がそれしかない上に《突然の衰微》などで対処されやすい。《漁る軟泥》を見ていたら効果は大きくなるのでサイドインしよう
【BUG続唱】上に同じ。ドロースペルで《突然の衰微》が引き込まれやすいので更に微妙。
【ゴブリン】《宝石の手の焼却者》のサイクリング、《包囲攻撃の司令官》《群集の親分、クレンコ》を封じることはできるが、他にはせいぜいピン刺しの《ゴブリンの名手》《火花鍛冶》辺りを封じれるかどうか。単純にビートダウンしてくることもままあるので過信はできない
【デス&タックス】《石鍛冶の神秘家》からの《殴打頭蓋》は封じれる他、対処の難しい《ルーンの母》、《コロンドールのマンガラ》を封じれるが、根っこの部分であるビートダウンへの対策にはならない。《ルーンの母》が嫌ならどうぞ、といった感じだろうか


7、《精神壊しの罠》
ザ・ストーム殺し。罠コストで0マナで唱えることができるので、色を選ばず非常に高い奇襲性でストーム呪文を打消せる。かなり限定的だが、【Ant】や【ドラゴンストーム】に対するキラーカードであり、それらのコンボを見てるだけしかできない【ゴブリン】【エルフ】などでしばしば採用される。

―効くデッキ一覧―

【Ant】言わずもがな。このコンボの為に《精神壊しの罠》は印刷されたと言っても過言ではないだろう。1枚しかない《苦悶の触手》を打ち消せば勝ったも同然である。
【ベルチャー】2,3回のマナ加速呪文から《ゴブリンの放火砲》を出してくるので打ち消せる。サブプランとして主流な《巣穴の総出》もキッチリストップ
【ドラゴンストーム】Antに同じく。


【エルフ】《垣間見る自然》《遺産のドルイド》《イラクサの歩哨》のチェインコンボが始まった時に0マナで唱えれる。手遅れになることもあるが運が良ければチェインを止めれるだろう。《自然の秩序》やエルフビートには一切効果が無いので腐る時は徹底的に腐るのでそこまで効きはしない。
【親和】1ターン目や《物読み》でドローした後なんかは1tに3回呪文を唱えるので打ち消せる。最も、タイミングが限定的すぎるのでよっぽど腐るカードを抜きたいときくらいしかサイドインしなくて良いだろう。




当然全てのデッキで全てのデッキと戦ったことがある訳でもないので、いやこのサイド効かないだろというツッコミがあれば是非書いて頂きたい。
今回色を問わないサイドカードについて書いたので、次回のコラムでは色ごとのサイドカードについて紹介する。

2014年11月8日 21時57分05秒 (Sat)

レガシーという環境

今回のコラムは初更新ということで、レガシー初心者、未経験者に向けて書きたいと思います。
といっても筆者自身Mtgを初めて3年、レガシーも昨年より参入した、20年の歴史を持つMtgからすると青二才なので「何言ってるんだコイツ」と思うこともあるかもしれません。ご指摘、質問などあればビシバシご意見下さい

まずレガシーをやってない方はレガシーと聞いた時、「<<Force of will>>が必須の魔境」「1t目に<<引き裂かれし永劫、エムラクール>>が出てくる」なんて思うことが多いそうですが、そんなことはありません。【カナディアン・スレッショルド】がスタンダードの【赤単スライ】に負けるなんてのは良くある話で、カードパワーがバケモノじみた別ゲーをやってる訳ではなく、スタンダードと別のメタゲームを別のプールでやっているだけなのです。
また、カードプールが広いからデッキの種類が多すぎるなんて思うこともあるようですが、デッキの種類が多いのも事実ですがそれを何種類に大まかに分類できるのもまた事実です。
スタンダードでは、速い赤単や白単のビートと、それに強いミッドレンジ、そのミッドレンジに強い重コントロールといったメタ構造が良くできあがりますが、そのようなメタ構造がレガシーにもあるだけです。

私見では、レガシーのデッキは主に3つ、
@テンポ・クロックパーミ
A非テンポビートダウン
Bコンボ
に分けられます。
@に分類されるのが【カナディアンスレッショルド】、【チームアメリカ】【パトリオット】【URデルバー】等所謂「Delver系」と言われる、青を絡む多色デッキで、<<秘密を掘り下げる者>>、<<石鍛冶の神秘家>>、<<タルモゴイフ>>、<<真の名の宿敵>>などの協力な打点源を、<<Force of will>>、<<目くらまし>>などの打消しで守ったり相手を妨害し、更にそれらのクリーチャーとインスタントを<<渦巻く知識>>、<<思案>>、最近では<<宝船の巡航>>などで効率よく引き込むデッキです。レガシーの象徴とも言えるデッキタイプです。
<<Force of will>>は勿論、<<目くらまし>>や<<もみ消し>>などを採用している性質上、Bのコンボに対して強力です。

Aに分類されるのが【ゴブリン】、【MUD】、【デス&タックス】、【デッドガイエイル】、【ジャンド】などのForce of willなどを使わない、基本的に青を含まないアグロデッキです。<<Force of will>>は超強力カード、という印象がレガシーをやっていない人にはあるようですが、実際には1t目にキルしてくる可能性があるコンボ対策として採用されている面が強く、手札を2枚も失い相手は1枚しか失っていない所謂「アド損」カードなんです。その「アド損」はこれらのforce of willを採用していないビートと対戦した時に大きく現れます。@のクロックパーミを使っているプレイヤーとAに分類される【デス&タックス】という白ウィニーが戦った場合、クロックパーミは打消しを使わされたり、横にずらずらと並んだ<<スレイベンの守護者、サリア>>や<<ファイレクシアの破棄者>><<ちらつき鬼火>>といった一見大したことなさそうな生物たちにライフレースで押し負けたりするのです。
ですが、<<Force of will>>は勿論、【ゴブリン】【MUD】といった手札破壊すら採用できないデッキはコンボデッキが苦手です

Bに分類されるのが【アドストーム】【スニークショー】【エルフ】【リアニメイト】【ベルチャー】といった、そのまんま、特定のカードを揃えて一瞬で盤面を無視して勝利するコンボデッキです。盤面もライフもすっとばして一瞬で勝利する様から@,Aと違う「アンフェア」デッキと呼ばれることもあります。
それぞれ「<<むかつき>>から手札を揃えてマナ加速呪文を連打してからの<<苦悶の触手>>をストーム10」、「<<実物提示教育>>からの<<グリセルブランド>>や<<引き裂かれし永劫、エムラクール>>」など勝ち筋とするコンボはそれぞれ違いますが、基本的には「相手の盤面にクリーチャーが並ぼうとどれだけ手札を引かれようと関係なく勝てるが、<<思考囲い>>などの手札破壊でコンボパーツを捨てられたり、<<Fore of will>>でコンボを止められると勝てなくなる」デッキで、おおざっぱに言うと@のクロックパーミに弱くAのビートダウンに強いと言えるでしょう。

上記3つに分類されない、【奇跡コントロール】、【バーン】、【BUGカスケード】などもありますが、大まかにレガシーのデッキは上記3つに分類でき、それらで@はBに強く、Aは@に強く、BはAに強いといったメタが構築されていると言えるでしょう。

各デッキ、「ビートが苦手なのでサイドから除去を」「対コンボ用に追加の打消しを」「相手がコンボらしいので早めに≪不毛の大地≫で相手の土地を縛る」などそれぞれその点を意識しあってサイドボードを組み、プレイしあっています。レガシーに参入したい、参入したての人はこれらを念頭に置いてデッキやサイドボードを見直すと良いかもしれません。


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